【ORAS】アーボック(麻痺撒き型)についての育成論
2016/11/12
アーボックは、第1世代で登場した、どく単タイプのポケモンです。元々くさ、かくとう、どく、むしというタイプを半減する、優秀などく単タイプを持っています。
さらにXYから追加されたフェアリータイプも半減するという強化を受けた、非常に優秀な耐性を持っています。ですが種族値を見ると合計で438とかなり低くなっています。しかも一番高い種族値Aでも85しかなく、アタッカーとして活用していく事はかなり難しいです。
しかしアーボックはそれを補うように、「じめん」タイプに「まひ」を入れられる優秀なサポート技「へびにらみ」や、対面した相手のAを一段階下げる特性「いかく」、さらに豊富な積み技や超火力物理どく技の「ダストシュート」を覚えるなど、種族値以外はとても優秀なポケモンになっています。どうしても基本スペックが低いため、どれか一つだけを取ると劣化になってしまう事が多いですが、色々組み合わせて器用に立ち回っていけば相手をかなり掻き乱すことが出来ます。
なので今回は相手のプランを崩していく事を目的とした型の育成をしていきます。まず特性を選んでいきます。三種類の特性はどれも優秀なため、型によって選択していきますが、今回は出来るだけ長く居座る為に相手の確定数をずらす「いかく」を選びます。
次は技の選定です。今回必ず入れたい物は「へびにらみ」です。性格補正火力特化のガブリアスの攻撃にも耐える事が出来るくらいには意外と固く、最低でも1体には「まひ」を喰らわせることが出来ます。そして通常の型だとAの低さを補うのに覚えさせるのは「とぐろまき」です。この積み技はABと命中率を1段階上げるというもので、アーボックのメインウエポン「ダストシュート」の命中率が不安な部分をカバーしてくれつつ、威力と耐久も上げていくという優秀な技になります。しかし今回の型はあまり居座る事はしないので、採用はしません。
今回は相手を掻き回したいので「いばる」を採用していきます。まず1ターン目に「へびにらみ」で麻痺にし、2ターン目に先に行動し「いばる」を叩き込みます。これにより相手は63.5%の確率で動くことが出来ません。あとは手持ちの他のポケモンと交代するという戦法を取ります。この戦法によって最低でも1体のポケモンに「まひ」2体のポケモンに「いかく」を入れる事が出来きます。
しかし、補助技の割合が多いのでこだわり系のアイテムを押し付けられたり、「ちょうはつ」を受けてしまうと機能が停止してしまうので注意してください。上手く立ち回ってまさに「へび」のように相手を掻き乱すアーボックを1度使用してみては如何でしょうか?
アーボック:コブラポケモン
性格:わんぱく
特性:いかく
持ち物:くろいヘドロ
アーボックの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
60 | 85 | 69 | 65 | 79 | 80 |
今回は防御力があがり、特功がさがるわんぱくな性格にします。他の選択しとして、特防があがるしんちょうでも問題ありません。
持ち物にはくろいへどろを持たせてください。アーボックは「どく」タイプなので、このアイテムを持っていると毎ターンHPを1/16回復する事が出来ます。
これによって相手からの確定値が変わってくるので、より多くのポケモンに「まひ」と「こんらん」を与えることが出来ます。
振り分けはH252 B252 D4になります。
最低でも1撃は攻撃を耐えないと仕事をしないので、Hに振れるだけ努力値を振ります。そしてこの環境では物理アタッカーが多いので物理受け寄りにしてます。
自分のパーティーに合わせてDに多く振り特殊受けにも寄せられますが、威嚇をうまく生かすには物理受けにするべきだと思いました。
今回の技構成
タイプ | 技名 | 威力 | 命中率 |
---|---|---|---|
ノーマル | へびにらみ | ー | 100 |
ノーマル | いばる | ー | 90 |
どく | ダストシュート | 120 | 80 |
あく | ふいうち | 100 | 100 |
へびにらみ
100%の命中率であいてを「まひ」状態にすることが出来る変化技になります。
「でんじは」とは違い「じめん」タイプにも効果があるので、「じめん」タイプの高速アタッカーである「ガブリアス」も機能停止させる事も出来ます。
ただし「でんき」タイプには効果が無いので、注意してください。
いばる
相手を1~4ターンの間「こんらん」状態にする変化技です。しかし相手の「こうげき」ランクを2段階上げてしますので注意してください。
ただし「へびにらみ」で「まひ」をさせ、この技で「こんらん」まで入れると相手が「まひ」で動けない、もしくは「こんらん」で自分を攻撃してします可能性を合わせると半分以上の確率でこちらにダメージを与えてくる事はありません。
ダストシュート
タイプ一致高火力技です。すこし命中率に不安がありますが、あまり自分で攻撃していく事は少ないはずなので気にすることはありません。
ふいうち
あと一押し必要な時に使用します。高火力先制技なので、Aが低めなアーボックでもある程度の火力が出ます。
ただし相手が使う技が攻撃技ではない場合や、優先度などの関係ですでに攻撃を終えていた場合は失敗するので注意してください。
またアーボックが誘う「エスパー」タイプや、「ゴースト」タイプのポケモンに抜群がとれるので意外と重宝します。
ダメージ参考
攻撃に関してはあまり気にしなくても問題ありません。
ダストシュート
B4ガブリアス ⇒ 乱数6発
B4メガボーマンダ ⇒ 乱数3発
ボルトロス ⇒ 確定2発
B4メガガルーラ ⇒ 乱数3発
メガバシャーモ ⇒ 乱数2発
H252マリルリ ⇒ 確定2発
ゲッコウガ ⇒ 確定2発
ふいうち
B4ガブリアス ⇒ 乱数6発
B4メガボーマンダ ⇒ 乱数7発
ボルトロス ⇒ 乱数4発
B4メガガルーラ ⇒ 乱数6発
メガゲンガー ⇒ 乱数2発
H252ギルガルド(盾) ⇒ 乱数3発
H252クレセリア ⇒ 確定5発