【ORAS】チラチーノ(スキルリンク型)についての育成論
2016/10/10
今回はシングルバトルにおける「チラチーノ」の育成論です。
【チラチーノ】
種族値:H75 A95 B60 C65 D60 S115
特性:スキルリンク
チラチーノはブラックホワイトで登場したノーマル単タイプのポケモンです。可愛らしい見た目をしているので、好きな方も多いでしょう。
種族値を見るとSが115と高い点が最大の強みで、Aも95と平均以上の数値を持っている点が優秀です。
耐久に関しては低めとなっていますが、致命的に低いわけではなく、Sの速さを活かして被弾を避けるプレイングをしやすいので、それほど問題ないと言えます。
ノーマル単タイプでSが115のポケモンはチラチーノの他にもエテボース、ペルシアンが存在しており、この2匹との差別化が求められますが、チラチーノは独自の強みとして連続技が最大回数当たるという特性「スキルリンク」と、それに対応した豊富な連続技を持っています。
特性「スキルリンク」によって本来威力が不安定な「スイープビンタ」「ロックブラスト」「タネマシンガン」が確定で5回当たるようになるので、実質的に威力125の大技となります。
また、連続技は1発毎に攻撃判定があるため、「きあいのタスキ」を貫通できる他、普通の技より急所に当たりやすく、「おうじゃのしるし」を持たせた場合に怯み判定を増やすことができるなど多くのメリットがあります。
エテボースも特性「スキルリンク」を持っていますが、それを活かせるような高火力の連続技は覚えないため、連続技主体の型を使うのであればチラチーノに軍配が上がります。この強みを活かして、高速物理アタッカーとして運用することができます。
特性
スキルリンク(連続技が必ず最大回数当たる)
前述した強力な特性です。「テクニシャン」では威力が安定しないため、この特性で確定となります。
性格
ようき(S↑ C↓)
高いSを活かした物理アタッカーとして運用したいので「ようき」とします。「いじっぱり」の場合最速ガブリアスなどに抜かれてしまうので、非常に動きにくくなってしまいます。
持ち物
おうじゃのしるし(持たせると攻撃した際に1割の確率で相手を怯ませる)
特性「スキルリンク」との相性が良い持ち物。これを持たせて連続技を使用して5回当てた場合には40%の確率で相手を怯ませることができます。Sが高いため先手を取りやすいという点とも相性が良いです。
技構成
効果:連続攻撃技。
特性「スキルリンク」の効果が適用されるタイプ一致の攻撃技です。命中はやや不安ですが、等倍範囲が広く、タイプ一致補正を含めると実質的な威力は185となるので非常に強力です。
しかし、接触攻撃技であるためゴツゴツメット持ちのポケモンに当ててしまうと攻撃するだけでこちらの体力がかなり削れてしまうので、相手の選出ポケモンが判別できていない対戦序盤にはできるだけ使わないようにしたいです。
効果:連続攻撃技
特性「スキルリンク」の効果が適用されるサブウェポンです。非接触技であるため気軽に打ちやすく、サンダー、ギャラドス、バルジーナなどゴツゴツメット持ちが多い飛行タイプの弱点を突くことができるので、使用機会が多いです。
メガリザードンYやウルガモスに対しては4倍弱点を突くことができるので、対面で勝つことができます。
効果:連続攻撃技
こちらも特性「スキルリンク」の効果が適用されるサブウェポンです。チラチーノが覚える連続技の中で唯一命中が100となっており、水ロトム、バンギラス、カバルドン、マンムー、スイクンなど使用率の高いポケモンの弱点を突けるので、非常に優秀です。「ロックブラスト」と同様に非接触技であるため、ゴツゴツメット持ちを恐れずに使うことができます。
効果:相手が道具を持っている場合にダメージが1.5倍となり、その道具を使えなくする。
連続技3つが全て半減されてしまうはがねタイプに等倍で通り、ゴツゴツメットも落とすことができる優秀なサブウェポンです。ゴツゴツメット持ちポケモンはチラチーノに繰り出されやすいので、序盤にこの技で使えなくしておけば、接触技の「スイープビンタ」も使いやすくなります。
努力値配分
H4 A252 S252
高速物理アタッカーとして運用したいので、ASに全振りします。余りの4は総合的な耐久を少し高めるため、Hに振ります。耐久に厚く振っても高火力技を耐えることは難しいので、長所を伸ばすのが最適と言えます。
運用方法
チラチーノはノーマル単タイプで耐性が少なく、耐久数値も低めであるため、後出しをすることはできるだけ避けたいです。先発、死に出し、後攻「ボルトチェンジ」「とんぼがえり」などで安全に場に繰り出していきましょう。
場に出すことができれば、高いSからの連続技と怯みによって相手に負担をかけていくことができます。苦手なポケモンとしてはギルガルド、メガクチートなどのはがねタイプ、高火力先制技で削ってくるファイアロー、メガガルーラ、キノガッサなどが挙げられます。
これらのポケモンは元々対策必須なので、パーティ全体でしっかりと相性補完をすることでカバーしたいです。
チラチーノと相性の良いポケモンは「メガバシャーモ」です。
強力なメガシンカポケモンであるため汎用性が高く、チラチーノが苦手なはがねタイプやメガガルーラに強いので、強力な並びを作ることができます。しかし、この2体ではファイアローに隙を見せてしまうので、水ロトム、ボルトロス、サンダーなどのでんきタイプも加えると良いでしょう。