ポケネタ速報

【ORAS】ダークライ(特殊アタッカー型)についての育成論

      2016/11/18

今回はシングルバトルにおける「ダークライ」の育成論です。

【ダークライ】

タイプ:あく
種族値:H70 A90 B90 C135 D90 S125
特性:ナイトメア

ダークライは、ダイヤモンドパールで登場した「あく単タイプ」の幻ポケモンです。フリーバトルでこのポケモンに苦しめられた経験のあるという方も多いのではないでしょうか。幻のポケモンであるためレーティングバトルには参加することができませんが、参加可能なフリーバトル、フレンドバトルの環境では圧倒的な強さを誇っている凶悪なポケモンです。

ダークライの強みは、なんといっても高いSからの催眠技「ダークホール」です。「キノコのほうし」のようにタイプで無効化することのできない催眠技なので対策が難しく、特性「ナイトメア」によって相手を眠らせるだけで定数ダメージを与えることができるので、非常に強力です。

種族値を見ると、C135、S125と2箇所がかなり高くなっているため、これを活かして高速特殊アタッカーとして運用することができます。Aも90と高めですが、Cと比べると低い上に優秀な物理技はあまり覚えないので、基本的には使わないでしょう。

耐久についてはHPが70とそれほど高くありませんが、BDは90と高めなので平均以上の耐久を持っていると言えます。幻ポケモンに相応しく優秀な要素を多く持ったダークライは、制限なしルールの環境においても大いに活躍することができます。

特性

ナイトメア(眠り状態の相手のHPを毎ターン1/8減らす)

催眠技「ダークホール」との相性が良い強力な特性。この特性によって定数ダメージを与えることによって、ダークライ自身の高い攻撃性能にさらに磨きがかかります。

性格

おくびょう(S↑ A↓)

高速特殊アタッカーして運用したいのと、できるだけ先手を取って「ダークホール」を打ちたいので「おくびょう」とします。「ひかえめ」ではラティオスやメガ進化前のゲンガーなどに抜かれてしまうので、扱いにくくなってしまいます。

持ち物

こうかくレンズ(命中率を1.1倍にする)

命中が80とやや不安な「ダークホール」の命中をカバーすることができる持ち物。これを持たせると命中が88%となるので、外しのリスクがある程度下がります。

努力値配分

H108 C148 S252

努力値は3か所に振り分けます。まず、HPは定数ダメージが最小となる16n-1調整の実数値159になるまで上げて耐久を確保します。メインのSは全振りし、その余りをアタッカーとしての性能を意識してCに振ります。

技構成

ダークホール
タイプ:あく 命中:80
効果:相手を眠り状態にする。

ダークライの代名詞である非常に凶悪な催眠技。「キノコのほうし」のようにタイプで無効化されることがなく、「さいみんじゅつ」より命中が20も高いため、催眠技の中でも屈指の性能を誇る技と言えます。特性「ナイトメア」との相性も抜群で、先手を取って眠らせるだけで1/8のダメージを与えることができるので、容易に相手を消耗させることができます。

あくのはどう
タイプ:あく 威力:80 命中:100
効果:2割の確率で相手を怯ませる。

タイプ一致のメインウェポン。XYから鋼タイプに対して等倍で通るようになった上、無効タイプが存在しないため、非常に一貫性の高い攻撃技です。2割で発動する怯みの追加効果もダークライの高いSと相性が良いです。

れいとうビーム
タイプ:こおり 威力:90 命中:100
効果:1割の確率で相手を氷状態にする。

「あくのはどう」では押し切ることが難しいガブリアス、メガボーマンダ、カイリューなどのドラゴンタイプに対して有効なサブウェポンです。相性補完としても優秀で、悪技が半減されてしまうフェアリー、格闘、悪タイプに等倍で通りますが、マリルリ、ルカリオ、クチートなど複合タイプによっては両方半減されてしまうので注意が必要です。

わるだくみ
タイプ:あく
効果:Cを2段階上げる。

全抜きエースとしての役割を果たすことが可能となる強力な積み技。「ダークホール」によって自分で起点を作ることができ、1度積めば一貫性の高い「あくのはどう」で負担をかけることが可能になるので、ダークライと相性の良い積み技です。

運用方法

弱点を突かれない相手との対面を作り、「ダークホール」からの「わるだくみ」で全抜きを狙うという運用が強力です。ダークライを使う上で重要なことは「ダークホール」に頼りすぎないということです。この技は非常に強力ですが、外すこともあり、最速で起きられてしまうとほとんどリターンが得られないというデメリットもあります。

したがって、最速起きされてもそれほど問題はない有利対面を作ることで、「ダークホール」の強みを最大限に活かすことができます。ダークライはタイプ相性の関係上、メガクチート、メガヘラクロス、バシャーモ、マリルリ、メガルカリオ、ニンフィア、ゼルネアスなど弱点を突かれてしまう上にメインウェポンが通らない相手は非常に苦手なので、このような相手と対面したときは交代安定です。

「ダークホール」を打ってから交代するという立ち回りもなしではありませんが、外す可能性もありますし、「ラムのみ」「こだわりスカーフ」持ちなどで対策されていることもあるので、ややリスクの高い行動です。苦手な相手に対しては一撃で落とされることも少なくないので、できる限り慎重なプレイングを意識しましょう。

ダークライと相性の良いポケモンは「ホウオウ」です。

ダークライが苦手なフェアリー、格闘に強いので、ダークライが起点にできる対面を作りやすいです。2体とも伝説・幻ポケモンの並びになるので、一般ポケモンを種族値で圧倒することが可能です。

 - ポケモン育成論