【ORAS】ギルガルド(物理アタッカー型)についての育成論
2016/02/03
種族値の暴力!ギルガルド育成論
性格:いじっぱり
特性:バトルスイッチ
努力値配分:HP252、攻撃252、素早さ6
技:かげうち、アイアンヘッド、せいなるつるぎ、つるぎのまい
持ち物:いのちのたま
《概要》
ギルガルドははがね、ゴーストという補完関係に優れた二つのタイプを持つポケモンです。このタイプを持つポケモンはギルガルドとその進化前しかいないので、実質固有のタイプと言えます。種族値は優秀の一言に尽きます。条件次第では攻撃、特攻種族値150という全ポケモン中トップクラスの攻撃力を、そして防御、特防種族値150という耐久力を持つことができます。150という数値を攻撃、防御、特攻、特防、の四つの場所で使えるわけですから驚異的です。
特性はバトルスイッチというギルガルド唯一のものです。この特性のおかげで攻防の種族値を入れ替えることができます。技に関しては使える種類が特別多いということはありませんが、範囲面では優秀です。また、攻撃と特攻の種族値が非常に高くなるため、物理特殊どちらのアタッカーとしても育成することができ、どちらで育成しても非常に強力なことから相手に型を絞らせないという利点があります。
現在のバトル環境において、使用率は最上位レベルのポケモンです。
《技》
タイプ一致の先制技です。威力に優れる技ではありませんが、何かと便利で使い勝手のいい技です。鈍足のギルガルドですが、この技のおかげで一対一の戦闘を有利に運ぶことができます。
タイプ一致のはがね技です。威力は80と控えめですが、種族値が高いのでそれなりの威力は見込めます。しかし、素早さが低いので追加効果の怯みには期待できません。
サブウエポンとしてタイプ面で優れています。主にかげうちが無効化されるノーマルタイプや半減されるあくタイプ、アイアンヘッドが半減されるはがねタイプへ打っていきます。また、機会は多くないものの、相手が使うちいさくなる等の能力変化を無視できる点も役に立つ時があります。
決定力向上のため使用します。種族値と特性のおかげで使うチャンスには比較的恵まれています。一度使用できれば、その火力は受けきることが困難になります。二回使うことができれば、ほぼ化け物となります。ただ、だからこそ相手もかなり警戒してくる技なので補助技などで対策されないよう注意が必要です。安易な使用はせずに、使ってもいい場面かどうかの判断が大切です。
《性格》
いじっぱりです。攻撃に補正をかけるための選択です。場合によっては素早さを最も遅くするゆうかんという選択肢もあるのですが、純粋なアタッカーとしての育成論なので、不要な特攻が下がるいじっぱりを採用します。
《持ち物》
いのちのたまを持たせます。持ち物に関しては臨機応変に対応することができます。他の候補としてはじゃくてんほけんやラムのみなどもいいでしょう。ただ、シンプルな火力アップアイテムということでいのちのたまが最良の選択です。
《特性》
バトルスイッチというギルガルド独自の特性です。通常のシールドフォルムから攻撃技を選択した時にブレードフォルムにチェンジします。この際、防御特防の150という種族値が攻撃特攻50の種族値と入れ替わります。この特性を上手く利用することがギルガルド使用の一つのポイントです。
《努力値振り》
高速アタッカーではないため、努力値はHPに振ります。このおかげでシールドフォルム時の耐久力が上がり、受けきることのできる技が一気に増えます。
ここは全振りです。物理アタッカーですから調整する必要はありません。
種族値が60なので振る必要があるかはわかりませんが、同じ型のギルガルド対策程度の6振りです。
《運用方法》
一般的なアタッカー運用です。ゴースト技とかくとう技を半減以下にできるポケモンがいないため、技の通りはいいです。また、先制技があるのでフィニッシャーとしても使えます。タイプと素の種族値が優秀なため、他のアタッカーとは違い、後出しができる場合も多いです。
投入場面にはあまりこだわる必要がありません。どの場面で投入してもしっかりと活躍することができます。先発で投入すればつるぎのまいからのアタッカーとして、最終局面で投入すればかげうちを利用した仕上げ要員として機能します。ただし、先制技は持っているものの、素早さが低いためかげうちを使わない限り多くの場面で先に攻撃を受けること、それでいて自分より遅い相手にはブレードフォルムで攻撃を受けてしまうので、判断を間違えないように運用しましょう。さらに、おにびやでんじは等の状態異常には十分注意が必要です。あっさり機能停止してしまいます。
強力なアタッカーであることは間違いありませんが、高速ではないのでギルガルドだけで戦うというよりはパーティ編成をしっかり練った上で運用していきたいポケモンです。スペック面では文句なしにトップクラスのポケモンなので、活躍する機会は多いです。