ポケネタ速報

【ORAS】トゲキッス(ローテーション・スイッチトリパ型))についての育成論

      2016/05/23

トゲキッスについて

種族値:H85-A50-B95-C120-D115-S80(545)

高い特殊耐久と並以上の物理耐久に高い特殊攻撃力、そして何より特性てんのめぐみによって悪夢のようにひるみ続けた経験、誰しもあることと思います。

第六世代にて『ノーマル/ひこう』から『フェアリー/ひこう』にタイプが変化し、しんそく型およびゴースト耐性をなくした代わりに格闘1/4をはじめ広い耐性を獲得しました。今回はローテーション、しかもスイッチトリルパーティでの運用になるため、珍しくスカーフを巻いていないトゲキッスの考察になります。

スイッチトリパって?

中速域のポケモンで固め、速いパーティにはトリルを打ち、遅いパーティには打たずに戦うパーティです。トゲキッスは80というメジャーポケよりも若干遅いS種族値を持ち、スカーフを巻くことで補うのが一般的です。

しかし、スイッチトリパでは先制しやすい環境作りをトリルが担うため、癖はありますが追い風パのようにスカーフを外すことが可能になるのです。

性格・特性

基本的にトリル下で怯みを狙っていくため、特性は「てんのめぐみ」固定です。性格はトリル下で少しでも速く、また少しでも打点を上げるためC↑S↓の『れいせい』で決まりです。

個体値・努力値

個体値:H31、A-、B31、C31、D31、S0

スイッチトリルには相手が高速パや追い風パのときのみトリルを使う型もあるようですが、今回は積極的にトリルを打つことを想定し最遅調整です。物理技は使わないためAは不問、その他は最高数値で固定です。

努力値:H244、A0、B0、C228、D36、S0

Cをメガバシャ確1メガゲン確2圏内まで振り、残りは耐久に回しました。みがわりを使う場合はH228まで減らせば4n+1になります。

[物理]
A252(182)ガブリアス珠エッジ確2(62.8%~74.3%)
特化(112)マリルリじゃれつく(52.3%~61.7%)+アクジェ(23.5%~28.2%)確定耐え
特化(161)パルシェンつぶて確3(34.5%~40.8%)

[特殊]
C252(222)メガゲンガーヘドばく超低乱1(84.8%~100.5%)
C252(211)メガリザYオバヒ低乱1(87.9%~103.6%)

持ち物候補

オススメ:たべのこし
その他候補:こだわりメガネ、メトロノーム、とつげきチョッキ

たべのこしは高耐久+怯みと相性がよく、想像よりもしぶとく場に残り続けます。この型ではせっかく『打ち分けのできるキッス』というアドバンテージを持てるため、メガネは少しもったいない気がします。

メトロノームは面白い持ち物なのですが、いかんせん浪漫砲の域を出ない感じです。チョッキについては下の技構成に記述します。

技構成

確定技:エアスラッシュ、マジカルシャイン

エアスラッシュで6割怯みを狙いながら削っていくのが基本の立ち回りですが、フェアリー4倍のサザンドラやズルズキンなどにはマジカルシャインが刺さります。飛行が一貫せず、フェアリー4倍+フェアリー等倍以上+フェアリー等倍以上のパーティ(例えばサザンドラ+テラキオン+キリキザンなど)に対面した際はマジカルシャインを打つことも視野に入れましょう。

選択技:はどうだん、だいもんじ、いやしのすず、はねやすめ、わるだくみ、みがわり、トリック

ローテーションならではのいやしのすず、高い耐久力を活かして居座るためのはねやすめ、技威力の不足を補うわるだくみ、どれも非常に有用です。また、択の多さが勝敗を左右するローテーションにおいて、アンコールはシングルとは違う形でも強さを発揮します。

メガネを採用した場合はスカーフほど安定はしませんがトリックも選択肢に入ってきます。チョッキ採用の場合ははどうだん、だいもんじが4倍で入る可能性が高くオススメです。運用が複雑になりすぎるため、今回はでんじはを候補から外しました。

エアスラッシュ

H4(136)メガゲンガー確2(50.7%~60.2%)
H4(156)メガバシャーモ確1(101.2%~120.5%)

マジカルシャイン

H4(146)メガライボルト確2(50%~59.5%)

相方候補

◎クレセリア
トリル始動の最安定ポケ。クレセリアが苦手とし、全体的に一貫しやすい悪をキッスが受けることができる。キッスがチョッキ型以外の場合はだいたい鋼で止まるため、鋼と好相性の三体目(格闘、地面、炎など)を入れましょう。

 - ポケモン育成論