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【ORAS】ジャローダ(特殊アタッカー型)についての育成論

      2016/06/01

高速特殊アタッカー、ジャローダ育成論

《最速特攻準特化型》
 性格:おくびょう。
 特性:あまのじゃく。
 努力値配分:HP6、特攻252、素早さ252。
 技:リーフストーム、りゅうのはどう、めざめるパワー(地)、へびにらみ。
 持ち物:きあいのタスキ。
 役割:特殊アタッカー。

《概要》

ジャローダは御三家と呼ばれる各シリーズで最初にもらえるポケモンの一匹です。タイプはくさ単タイプとなっています。種族値はそれほど高いとは言えません。素早さが113となっていますが、100超えはこれだけです。残りはHP75、攻撃75、防御95、特攻75、特防95、と平均的、見方によっては75が三つもあることから平均よりも低いという印象さえ受けます。

特性は御三家お決まりのしんりょく、そしてあまのじゃくの二つです。この育成論では能力の変化が逆転するあまのじゃくを採用します。覚える技に関しては補助技が豊富です。状態変化技や壁技、回復技など多くの補助技が使えます。一方で攻撃技は乏しいです。使用可能なタイプも狭く、攻撃範囲は狭いと評価します。

《技》

リーフストーム

威力130のくさ技です。メインウェポンでありながら、特性により積み技にもなります。本来ならば使用後特攻が2段階下がりますが、特性のおかげで逆に2段階上がるという恐ろしい効果を発揮します。ジャローダは特攻種族値が低いため、リーフストームを一度使うところから本来のアタッカー運用が始まると考えてもいいほどです。

りゅうのはどう

威力85のドラゴン技で、サブウェポンです。理由があってこの技を採用したというより、覚える技が少なくこの技しかないので仕方なく採用した、という選択です。

めざめるパワー(地)

威力60のじめん技です。めざめるパワーのタイプはほのお、いわなどとの選択ですが素早さを最速にするためじめんを採用しました。

へびにらみ

相手をまひにする補助技です。でんじはと異なり、じめんに通ることが強みです。後続を補佐するときなどに使います。

《性格》

おくびょうを採用します。高い素早さを活かすための選択です。

《持ち物》

きあいのタスキを持たせます。耐久に努力値を振らないこと、それほど耐久種族値が高くないこと、ほのお技、ひこう技、こおり技など弱点となるタイプに強力なアタッカーがいることや、これらのタイプの技がサブウェポンで搭載される場合が多いことなどから、行動回数を稼ぐことができるきあいのタスキで安定した動きが取れます。

《特性》

あまのじゃくです。能力の変化が逆転するというこの育成論のキーとなる部分です。メインウェポンであるリーフストームとの相性が抜群です。それ以外にも相手の攻撃技による追加効果や補助技で能力が下げられなくなり、非常に優れた特性と言えます。

《努力値配分》

HP6:余りは耐久に振っておきます。

特攻252:特殊アタッカーですから極振りします。種族値が75しかないため、調整する余裕はありません。

素早さ252:最速にするため極振りです。ジャローダは先手を取られると脆いため、できるだけ多くのポケモンから先手を取れるようにします。

《ダメージ》

被ダメージについては考察しません。きあいのタスキが発動することが前提のためです。仮にきあいのタスキ圏内に入らなくても、ジャローダの耐久力で相手の攻撃を2発以上耐えることは難しいです。

与ダメージについてはリーフストームで無振りメガガルーラに43.3~51.6%、HP振りスイクンに66.6~79.2%のダメージを与えることができます。りゅうのはどうでは無振りメガボーマンダに44.7~52.9%のダメージです。めざめるパワー(地)では無振りヒードランに対し55.4~67.4%のダメージです。

リーフストームを使うことでこの与ダメージの目安がだいたい倍になります。

《運用方法》

高速特殊アタッカーとして運用していきます。高い素早さからリーフストームを放ち、2段階上がった特攻を活かして相手に圧をかけていきます。等倍以上ならリーフストームだけで押していき、上手くはまれば全抜きも狙えるポテンシャルを秘めています。

しかし、注意点も非常に多いです。まず、使用技の範囲が狭く相手にできない、すべきではないポケモンが多いことです。そして、自身より速い相手には弱いこと、くさタイプの技が比較的不遇で通りづらい上、サブウェポンに恵まれていないことなどが挙げられます。さらに、リーフストームを一度使って特攻を上げておかないとアタッカーとして通用しないほど特攻が低いことにも注意が必要で、とにかくリーフストームを打たなければなりません

ジャローダは得意不得意がはっきりしています。決して単体で押し切るポケモンではありません。そのため、退く場面では迷わず退かなければなりませんし、活躍させるための環境作りやパーティ構成が重要になってきます。ですが、しっかりと場を整えてあげれば、確かな戦果を上げてくれるポケモンです。

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