【ORAS】ニンフィア(フェアリースキンこわりメガネ型)についての育成論
2016/08/06
【ニンフィア】
技構成:ハイパーボイス/サイコショック/めざめるパワー(炎)/はかいこうせん
個体値:31-x-31-30-31-30(めざ炎理想個体)
努力値:140-x-92-248-4-24
実数値:188-63-97-177-151-83
ニンフィアというポケモン
ニンフィアというポケモンは種族値でみるとHCDの種族値が高いです。そのためニンフィアは主に、特殊アタッカー型と特殊受け型の二つに分けられます。ニンフィアの特殊耐久は素晴らしく、Dに努力値を振らなくても無補正CS252ゲンガータイプ一致ヘドロばくだんを耐えます。
そして返しのサイコショック(orサイコキネシス)で倒せます。つまり一見ニンフィアとゲンガーではゲンガーの方が有利に見えますが、対面からならニンフィアが勝ちます。レーティングでのニンフィアはシーズン15において、瞑想を使う型が43.4%いるため、レーティング環境のニンフィアの半分は瞑想型だと思って良いでしょう。
つまり、初動が遅く後半に強いタイプです。持ち物の割合を見ると、こだわりメガネが1位で38.8%、カゴの実が24.1%のため、メガネ型が4割、眠る型が2.5割といったところでしょうか。性格は81.8%がひかえめです。従ってレーティング環境にいるニンフィアは、メガネ型と瞑想型に大きく分類され、瞑想型の中には眠るを搭載している型が2.5割存在し、性格は基本的にひかえめということになります。
性格
性格はA下降補正C上昇補正のひかえめです。レーティング環境に存在するニンフィアはほぼ全てひかえめと考えてよいでしょう。理由としては、ニンフィアは種族値的に耐久がそこそこあり、Cの種族値は110とやや物足りないのでひかえめにして火力をあげ、耐久面は種族値と努力値で補うという選択になるからです。
特性
特性はメロメロボディとフェアリースキンですが、レーティング環境に存在するニンフィアの特性は99.9%フェアリースキンです。理由は火力をあげるためです。ハイパーボイスが99.8%のニンフィアに搭載されていることもフェアリースキンの影響です。ニンフィアにフェアリースキンという特性がなく、メロメロボディだけだったらここまで注目されることは確実になかったといえるでしょう。
努力値
努力値に関しては細かい調整がしてあるため後でダメージ計算とともに説明します。
持ち物
この型のニンフィアの持ち物はこだわりメガネです。のちにその火力を説明します。
技構成
ニンフィアの言わずと知れたメインウェポン。本来はノーマルタイプの技ですが、特性“フェアリースキン”によってノーマル技をフェアリー技としてうつことができます。メガネニンフィアのハイパーボイスを等倍で2回受けれるポケモンはそう多くありません。従ってニンフィアが有利対面を作ることができれば1体+αの働きをするでしょう。
サイコショックはこちらのCステータスと相手のBステータスでダメージを計算する技です。従ってニンフィアに対してでてくる特殊受けに対して刺さります。また、フェアリー技が通りづらい毒ポケモンに対して、抜群をとれることからハイパーボイスをメインウェポンとするニンフィアと非常に相性がいい技といえます。
ハイパーボイスとサイコショックと半減で受けてしまう鋼に対する回答です。相手のパーティにナットレイやギルガルドがいる場合、ニンフィアメタで出てくる可能性が高いので、そういうパーティに対しては、相手の選出ポケモンがわかるまでは安易にハイパーボイスを打たずにハイパーボイスを打てる対面で交換読みをしてめざめるパワーを当てるといったプレイングも必要になります。例えば、そこで相手が交換してこなかったら、相手はナットレイやギルガルドを選出していない可能性が高いのでその後ニンフィアが非常に動きやすくなります。
メガネニンフィアのもう一つの技はシャドーボール(採用率29.1%)等になることが多いのですが、あえてはかいこうせんを採用しています。理由はまず、採用率が低いため読まれづらいです。というか読まれません。ニンフィアがはかいこうせんを搭載しているテイで動くことはその分HPの管理を厳しくしないといけないので普通、はかいこうせんはないものと思って動きます。それがポケモンの勝ち方だからです。はかいこうせんはノーマル技のため、フェアリースキンの恩恵を受けることができます。そのため火力はすさまじいです。
ダメージ計算
→対H252無補正ウルガモス
70~83ダメージ確定3発
攻撃面に関してのダメージ計算はこれ1つで事足ります。ニンフィアに対してはとにかくウルガモスが後出しで来ます。なぜなら、ウルガモスはニンフィアのメインウェポンのハイパーボイスを半減で受けることができ、もともとDの高いウルガモスはそのままニンフィアを起点にできると考えられるからです。
しかし、こだわりメガネのニンフィアの火力を見てみるとウルガモスが確定3発になります。つまり、ウルガモスを後出ししたターン、ウルガモスが蝶の舞を使ったターン、ウルガモスが攻撃するターンの3ターンでウルガモスは落ちます。ウルガモスが1回蝶の舞を積んだところでニンフィアを1発で落とすことはできません。つまり、この型のニンフィアに対して飛んでくるウルガモスはカモです。
確実に倒せます。本当によくウルガモスが飛んでくるのでこの知識は必要不可欠です。ちなみに後出しで飛んでくるクチートに対しても確定2発をとれるので、素早さが負けてない限りは一方的にニンフィアが仕事を遂行します。はかいこうせんは等倍で入るならほぼすべてのポケモンが確定1発になると覚えておけばよいでしょう。
180~213 乱数1発(75%)
後出しで飛んできたクチート意識です。A特化メガクチートに対しては若干不利ですが、前述のとおり素早さが勝ってれば一方的に仕事ができ、ニンフィアに勝てるように素早さを振っているクチートはA特化ではない場合もあるので私なら後出しのクチートは私なら交換せずにハイパーボイスを打ちます。
178~210 乱数1発(68.8%)
Bの種族値が低いニンフィアも少しBに振ればメガボーマンダの捨て身を耐える可能性が出てきます。私ならメガボーマンダ対面は後ろに物理受けがいない場合に限りハイパーボイスを打ちます。理由は、まず、相手が交換読みをして、竜の舞をする可能性があるからです。ニンフィアとボーマンダの対面はボーマンダが有利なのでこのようなことが起こりえます。また、最近は耐久に振っているボーマンダも多いため、Aに努力値を252も振れてないボーマンダが多いためです。
162~192 乱数1発(12.5%)
この対面はハイパーボイスをうっていいでしょう。A特化でもほぼ耐えます。A特化でない場合もあるのでつっぱるのが正解です。もちろんハイパーボイスで確定1発です。
161~192 乱数1発(12.5%)
ガブリアス対面も突っ張っていいです。ニンフィアを確定1発にできるのは意地鉢巻きガブリアスのみです。それ以外は耐えて、ハイパーボイスで落とせるので突っ張っていいでしょう。
164~194 乱数1発(25%)
そもそもゲンガーのほとんどは臆病なため、ゲンガーの攻撃は1発は耐えると思っていいです。また、返しのハイパーボイスで落とせます。
相性のいいポケモン
このニンフィアはクレセリアとの相性は抜群です。
物理に弱いニンフィアのカバーとしても、疲弊したニンフィアを三日月の舞で復活させる役割としても非常に優秀です。トリックルームで使うのもよいです。また、ニンフィアに飛んできやすい毒や鋼を無効、半減できるヒードランもおすすめです。ヒードランはニンフィアの苦手なナットレイ等にも刺さります。
以上でメガネニンフィアの考察を終わります。感覚をつかむと非常に使いやすいポケモンなのでぜひ使ってみてください。