【ORAS】ウルガモス(ちょうのまい型)についての育成論
2016/10/26
今回はシングルバトルにおける「ウルガモス」の育成論です。
【ウルガモス】
タイプ:ほのお・むし
性格:ひかえめ(↑とっこう ↓こうげき)
特性:むしのしらせ
持ち物:きあいのタスキ
ウルガモスはBWの第五世代において猛威を振るいましたが、第六世代初期においてはハチマキファイアローのブレイブバードで上から抜群技をうたれゲッコウガのハイドロポンプで瀕死となり、メガガルーラのふいうちで何度も倒れ徐々にその数を減らしていきました。しかし今では不死鳥の様に舞い上がり対面構築と呼ばれるパーティーの一員となり目覚めしい活躍をしています。それでは具体的な育成論を見てきましょう。
性格について
ウルガモスはすばやさ種族値が100あり、メガガルーラやメガサーナイト、エンテイやリザードンといったポケモンがひしめき合うラインに位置していますが、メガガルーラは「ねこだまし」や「ふいうち」を持っており耐久力もあるのでそもそも勝てないこと、またリザードンやエンテイ等には有効打がないことから火力を優先し性格はひかえめです。
特性について
ウルガモスは二つ特性を持っており、特性ほのおのからだは接触技を受けた際30%の確率で相手のポケモンをやけど状態にしメガガルーラやガブリアス、キノガッサといった物理ポケモン相手に可能性が残せる強い特性です。
そしてもう一つの特性「むしのしらせ」はHPが1/3以下の時、むしタイプの技の威力が1.5倍になります。「ほのおのからだ」も魅力的な特性ですが、今回のウルガモスに持たせる持ち物は「きあいのタスキ」なので「むしのしらせ」の方が相性が良いでしょう。
持ち物について
ウルガモスの持ち物といえば状態異常を治す「ラムのみ」や火力を底上げする「いのちのたま」が有名ですが、ウルガモスは物理耐久面が弱く、ガブリアスのいわ技やファイアローのブレイブバードで瀕死状態になりやすいです。そこで登場するのが「きあいのタスキ」です。どんな技でも一度は耐えることが出来るので対面性能が飛躍的に上がります。
努力値について
努力値 HP4-x-B0-C252-D0-S252
実数値 HP161-x-B85-C205-D125-S152
ゴツメウルガモスやスカーフウルガモスであれば耐久調整をしますが、今回はタスキウルガモスの育成論で如何なる技でも一度は耐えますので努力値が振りやすく単純なCS252の極振り、残りH4振りといった調整です。
今回の技構成
ウルガモスは覚えるほのお技が非常に多くあります。「かえんほうしゃ」の代わりに「オーバーヒート」でもありです。威力面に優れH252振りギルガルドを確定一発で落とせる火力が出ますが特攻のランクが二段階下がってしまいます。
「だいもんじ」も「オーバーヒート」同様威力が高いですが命中率の面で信頼出来ません。「かえんほうしゃ」は安定した技ではありますが上記の二つ程威力は出ず突破力に欠けます。それぞれの技は強さは一長一短です。悩んだ方はとりあえず「かえんほうしゃ」を採用するのが良いと思います。
上記に書いたように「きあいのタスキ」と「むしのしらせ」は相性がよく、特性が「むしのしらせ」なら、むしタイプの技を採用しない理由がありません。クレセリア、オニゴーリ、サザンドラといったポケモンへの有効打になります。
サイコキネシスは主にメガバシャーモ対策です。フレアドライブの反動込みでメガバシャーモを落とすことが出来ます。
メガバシャーモを意識しないのならサイコキネシスではなく「めざめるパワー(いわ)」の採用もありです。こちらはファイアローやリザードン、また申し訳程度にヒートロトムやエンテイに刺さります。
パーティーの構成によって相手が選出してくるポケモンは変わりますので自分のパーティーにあった技を選びましょう。
ウルガモスといったらやはりこの技です。すばやさととっこうと特防を一度に一段階づつ上げる変化技は大きな強みになり
抜き性能を格段に上げます。また「きあいのタスキ」で一度は必ず技を耐えることが出来ますから「ちょうのまい」を積める機会が多くあるのも良い点です。
運用方法
ウルガモスは対面構築と呼ばれるパーティーに入ることが非常に多いです。対面構築とはサイクル戦を好まず短期での闘いで決着をつける戦法を採った構築のことでガルーラ、ガブリアス、ゲンガー、ボルトロス、スイクンという並びのことですね。
この最後の枠に入るほのおポケモンとしてウルガモスは評価されています。具体的な役割対象はやはりナットレイやギルガルド、メガクチートといったはがねポケモン、クレセリアやサザンドラといったむしわざに弱いポケモンでしょうか。
また「むしのさざめき」はみがわりを貫通するのでオニゴーリやレパルダスの対策にもなります。
「きあいのタスキ」を持っているので先制技持ちのポケモンが少ないパーティーを相手にした時は積極的に「ちょうのまい」を積んで全抜きを狙っていきましょう。通る技が全くないヒードランやマリルリ、タスキを貫通してくるメガガルーラ等には弱いので注意が必要です。