【ORAS】ギャラドス(物理受け型)についての育成論
2016/10/27
今回はシングルバトルにおける「ギャラドス」の育成論です。
【ギャラドス】
タイプ:みず・ひこう
性格:わんぱく(ぼうぎょ↑ とっこう↓)
特性:いかく
持ち物:ゴツゴツメット
初代ポケットモンスター 赤・緑で初登場し、進化前のコイキングは殆ど攻撃技を覚えないことで有名ではないでしょうか。さて今回は下記の通りメガシンカりゅうのまいギャラドスではなくゴツゴツメットを持たせた物理受けギャラドスの紹介です。
ギャラドスは「ねむる」以外の回復技がない為、クレセリアやカバルドンと比べて体力を消耗しやすく、ぼうぎょ種族値が79しかないので物理受けとしては使えないと思っている人も少なくはないと思います。
しかし特性「いかく」はギャラドスだけではなく控えのポケモンに対して負担を軽減させることができ、変化技「ちょうはつ」は起点を作らせずひこうタイプのポケモンですから、地面の一貫を切ることも出来ます。
またギャラドスはパーティーの構成次第ではメガなのかゴツメなのか区別がつけづらく、相手を惑わすことが出来るのも魅力的な点です。では具体的な育成論を見てきましょう。
性格について
ぼうぎょ種族値が79と低い為また物理受けで特殊技を使わないので性格はわんぱくです。
特性について
ギャラドスはクレセリアやメガヤドランといった物理受けと比べた時ぼうぎょ種族値が低いのですが特性「いかく」によって物理受け足りうる耐久を得ることが出来ます。
また「いかく」で下がった攻撃ランクはギャラドスが場から消えても効果が残り続けるので、後続のポケモンへの負担を軽減させ場合によっては「つるぎのまい」や「ちょうのまい」といった積み技を積む機会が作れます。
持ち物について
やはり物理受けポケモンの定番の持ち物といったら「ゴツゴツメット」でしょう。メガガルーラ対策には欠かせない持ち物であり、一見地味な効果に見えますが相手をじわじわと削ることの出来る優れたアイテムです。メガガルーラのいわなだれで怯んだら運負けです。
努力値について
努力値 HP212-A0-B252-x-D0-S44
実数値 HP197-A145-B144-x-D120-107
すばやさはS4振りクレセリア抜きや、申し訳程度にすばさやに振ったマリルリ対策をかねて44振り。ぼうぎょ種族値が79ととても低い数値なのでBは252極振り、残りHPという調整です。
今回の技構成
たきのぼりはタイプ一致で打てる威力80の攻撃技で20%の確率で怯みも狙える強力な技です。マンムーやファイアロー、ウルガモス等に刺さります。似たような技にアクアテールがありますが命中率が9割なので安定して当たる「たきのぼり」の方がよいでしょう。
たきのぼりを採用しなかった場合は「じしん」でタイプ一致で打てる訳ではないのですが、威力が100と高くヒードランやギルガルド、メガクチート、メガルカリオといったはがねタイプのポケモンに抜群がとれます。
ガブリアスや霊獣ランドロス、ボーマンダといった氷4倍弱点ポケモンに刺さる技です。命中率が95%なので偶に外れるのが弱み。余談ですが五世代以前から連れてきたポケモンはレート環境では使用できず、威力120でこおり技が打てるゆきなだれギャラドスを使えないのが残念です。
この技こそを使えることこそがゴツメギャラドスの最も強いところではないでしょうか。マリリルやメガクチート、メガボーマンダの起点になることを防ぎ、クレセリアの「みかづきのまい」やポリゴン2の「トリックルーム」といった変化技を打たせない為の技です。
ゴツゴツメットギャラドスといえば「でんじは」か「どくどく」で悩むところですが、ギャラドスが苦手としているでんきタイプのポケモンには「でんじは」は効果がないことから交代先に負担のかかりやすいどくどくの採用です。
またクレセリアやカバルドンといった耐久型ポケモンへの対策を兼ねています。
運用方法
主な役割対象はメガガルーラやガブリアスファイアローバシャーモ霊獣ランドロスといった物理ポケモンです。特にギャラドスはみずひこうタイプなのでほのお技とかくとう技を半減で受けることが出来、バシャーモにはめっぽう強い物理受けです。
加えてみずタイプのポケモンですからヒードランやウルガモスにも比較的に強く、どくどくを搭載してることによって耐久型ポケモン相手にも活躍してくれます。反対に苦手なポケモンはやはりでんきタイプです。化身ボルトロスや水ロトムの前では為す術なく4倍弱点のでんき技をうたれ即瀕死状態になってしまいます。
ですから相性補完を考えてナットレイやモロバレルといったくさタイプやでんき技無効のランターンやライボルトといったポケモンと組み合わせて使うとその強さは倍増します。
また対ファイアローについてですが「ハチマキ」や「つるぎのまい」といったアタッカー型のファイアローならば勝てるのですが「おにび」を持ったいわゆるおだやかHDアローやゴツゴツメットを持ったファイアローには基本的に勝てないので注意が必要です。