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【ORAS】バルジーナ(物理受け)についての育成論

      2016/03/23

第五世代で登場した「あく」「ひこう」タイプのポケモンです。弱点が4つと多いが、半減が3つ、無効2つという優秀な耐性を持っています。そして「はねやすめ」を使用することにより、疑似的に弱点である「いわ」「でんき」「こおり」を等倍にすることが出来ます。

種族値的にはHBDが高く反面、ACは低い極端な配分になっています。今回は物理受けとして育成しますが、元々Dも高いため、Hに振っただけでも特殊アタッカーが相手でも受けに行くことが出来るほどの性能を持ちます。持ち物ですが、今回は物理受けの育成をしますので「ゴツゴツメット」を持たせます。素の状態で物理攻撃の中で非接触技が多い「じめん」タイプを無効にできるため、「ゴツゴツメット」が他の物理受けポケモンよりも有効的に使用していくことが出来ます。

また、「たべのこし」でもいいですが「てっぺき」を積んでいく方なので、後半はたべのこし程度の回復量ならば腐ってしますので、より攻撃的な「ゴツゴツメット」をお勧めします。また特性は天気のスリップダメージを受けず、「キノコのほうし」や「ねむりごな」等を無効にしてくれる「ぼうじん」を選択します。

もう一つの特性である「はとむね」は防御のランクを下げられるのを防ぎますが、対戦で防御を下げられる事はほぼないため選択肢から外れます。また「くだけるよろい」は接触技を受けるたびにBが下がってしまうので、Sが上がるメリットよりデメリットが大きく、バルジーナには適しません。

種族値の時に軽く触れましたが、バルジーナ火力が漏れません。その為攻撃に使用するのは「どくどく」「イカサマ」を使用していきます。特に相手のAを使用して攻撃する「イカサマ」は相性がいいです。そのため耐久に特化しているのですが、火力も維持することが出来ます。また第六世代から「はがね」タイプに「あく」タイプの攻撃が等倍になったことも追い風です。

上記のように技によって攻撃力を補完できるバルジーナですが、攻撃技が「あく」タイプに偏ってしまっているので、「はねやすめ」を使用しても抜群をとられてしまう「かくとう」タイプや、「メガクチート」や「マリルリ」など特性によって火力を出しているフェアリータイプのポケモンと対面してしまったらなす術がないので注意してください。様々な攻撃を耐えしのぎ、意外な高火力をたたき出すバルジーナを1度使ってみてはいかかでしょうか。

紹介するポケモンについて

名前 バルジーナ ほねわしポケモン
タイプ あく ひこう
性格 わんぱく 防御↑、特攻↓
特性 ぼうじん  
持ち物 ゴツゴツメット  
耐性
抜群 でんき、こおり、フェアリー、いわ
半減 ゴースト、あく、くさ
無効 じめん、エスパー
種族値
HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
110 65 105 55 95 80

性格について

攻撃は基本的に相手のAを参考にして攻撃する「イカサマ」を使用するので、防御力が上がり、SとDが下がらなければ問題が無いので、「わんぱく」か「ずぶとい」どちらでも問題ないです。

持ち物について

接触技を使用してくる物理アタッカーに負担を掛けたいので「ゴツゴツメット」で確定です。

努力値について

努力値ですが、H236,B204,S68
S4振りのクレセリアを確実に抜くためにSに68振ります。そして残った努力値は物理受けとして最も無駄がない様にH236B204と調節して振っていきます。これによって、補正入りA特化ガブリアスのげきりんを確定3発で受けることが出き、「羽やすめ」で回復が間に合うようになります。

今回の技構成について

タイプ 技名 威力 命中 PP
あく イカサマ 95 100 15
ひこう はねやすめ 15
どく どくどく 90 10
ノーマル てっぺき 15
イカサマ

自分の「こうげき」ではなく、相手の「こうげき」の能力値でダメージ計算をする技です。相手の能力に依存するので、物理アタッカー相手にはタイプ一致142という強力な技になります。しかし反面特殊アタッカーには火力があまり出ないので、注意してください。

基本的には相手が「もうどく」状態になっていて、「てっぺき」を積んであり、HPを回復しなくても確実に次の攻撃を耐えられる場合に使用します。また、上記の条件が整っていなくても相手を確実に倒すことが出来る場合も使用していきます。

はねやすめ

HPが最大HPの半分回復します。追加の効果として、そのターンは「ひこう」タイプを失います。基本的には「どくどく」か「てっぺき」を使用した後に使用して、長く居座ることに使用します。ただHPを回復するだけではなく、「バンギラス」の「ストーンエッジ」、「メガカメックス」の「れいとうビーム」など、バルジーナよりSが低いポケモンが使用する、飛行弱点を突いてくる技を等倍で受けるように使用します。

どくどく

相手を「もうどく」状態にする。「もうどく」状態は通常の「どく」状態と違い、受けるダメージが1/16から1ターンごとにダメージが1/16づつ増えていきます。無効にされない相手や受けポケモンにかなりの負担を強いる事が出来ます。ただしどく、はがねタイプには無効、「ポイズンヒール」持ちの相手はHPを回復するので注意してください。

てっぺき

自分のBのランクを2ランク上昇させる変化技です。過去作であるBW2の教え技でのみ習得できます。取得させるのは手間がかかりますが、一度使用するだけでも受けられる回数がかなり変わってきます。基本的には、確実に3回受けることが出来る相手や、バルジーナをみて引くことが読める相手と対面した時に使用します。

ダメージ参考

与ダメ

イカサマ

ガブリアス 2~3発
HA振りメガガルーラ 2~3発
メガゲンガー 2発
HB振りロトム(ウォッシュ) 3~4発
H振りボルトロス 3~4発
HB振りマンムー 2発
メガクチート 4発
H振りクレセリア 3~4発
ファイアロー 3発

被ダメ

相手ポケモン(技)⇒鉄壁0/鉄壁1/鉄壁2/鉄壁3

性格補正A振りメガガルーラ(すてみタックル) 2発/3~4発/5~6発/6~7発
性格補正A振り鉢巻ファイアロー(ブレイブバード) 3発/4~5発/6~7発/8~9発
性格補正A振りガブリアス₍げきりん) 3発/5~6発/7~8発/9~10発
性格補正A振りメガボーマンダ₍すてみタックル) 2発/4発/5~6発/6~7発
性格補正A振りメガバシャーモ₍とびひざげり) 2~3発/4~5発/6~7発/7~8発
性格補正A振りメガクチート(じゃれつく) 1~2発/2発/3発/4発
性格補正A振り物理ギルガルド(せいなるつるぎ) 4~5発
性格補正A振りマンムー(つらら落とし) 2発/3~4発/5~6発/6~7発
性格補正A振りバンギラス(ストーンエッジ) 2発/3発/4~5発/5~6発
C振りメガフシギバナ(ヘドロばくだん) 3~4発
C振りボルトロス(10万ボルト) 2発
性格補正C振り特殊ギルガルド(ラスターカノン) 3発
性格補正C振りメガゲンガー(ヘドロばくだん) 2発
性格補正C148振りウォッシュロトム(10万ボルト) 2発
C4振りクレセリア(れいとうビーム) 3発

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