【ORAS】メガカメックス(特殊アタッカー型)についての育成論
2016/10/29
今回はシングルバトルにおける「メガカメックス」の育成論です。
【メガカメックス】
タイプ:みず
性格:ひかえめ
特性:メガ進化前げきりゅう メガ進化後 メガランチャー
持ち物:カメックスナイト
一世代の御三家として登場したカメックスはポケットモンスター青のシンボルにもなり、アニメにも登場していますから馴染みのある人も多いのではないでしょうか。さてメガリザードンYは特種ポケモンの中でも火力が随一であり、メガリザードンXは「りゅうのまい」と「かたいつめ」で物理受けを突破していく破壊力を誇り、メガフシギバナは受けループの草枠として見る機会が多くあります。
しかしメガカメックスはシングル対戦環境においては同じ一世代の御三家と比べて明らかに個体を見る機会が少ないです。
メガガルーラやメガゲンガーと比べた時勿論その性能は劣ってはしまいますが、メガカメックスのその豊富な技構成は対策できる範囲が広くとても器用なポケモンです。個性のあるポケモンをパーティーに入れたいと考えている方がいたら是非メガカメックスを使ってあげてください。では具体的な育成論を見ていきましょう。
性格について
ひかえめ(とくこう↑ こうげき↓)
メガカメックスが主に搭載する技は特殊技なのでとくこうを上げこうげきを下げました。ただ下記に書いてある通りアクアジェットはこうげき依存の物理技ですから、場合によってはすばやさを下げてもよいかもしれません。
特性について
カメックスはメガ進化後に特性がメガランチャーとなります。ロケット・ランチャーは波動系の技『あくのはどう』『はどうだん』『みずのはどう』『りゅうのはどう』の技の威力が1.5倍になる特性です。またメガ進化前の特性は、可能性が低いですがメガ進化せずに選出する時のことを考えて「げきりゅう」の採用です。
持ち物について
メガカメックスの育成論なので持ち物はカメックスナイトで決まりです。
努力値について
努力値HP252-A0-B0-C252-D0-S4
実数値HP186-A92-B120-C150-D125-S99(メガ前)
HP186-A110-B140-C205-S135-S99(メガ後)
メガゲンガーのへどろばくだん確定2耐えまでDに振る調整などがありますが、追加効果のどく状態を引いたり「さいみんじゅつ」が飛んできたり、最初から「みちずれ」されたりと調整が活きる機会が少ないと思いますので今回は分かりやすHC極振りの努力値振りです。それから技構成の部分で触れますが、特種技だけではなく物理技も使うので個体値は6Vが望ましいです。
今回の技構成
この技がなかったら恐らくメガカメックスは数あるメガシンカポケモンでも下位を争うポケモンになっていたと思います。
ガブリアスや霊獣ランドロス、メガボーマンダ、カイリューの弱点をつけ、相手のポケモンを氷漬けにして運勝ちを狙うことも出来る非常に使い勝手の良い技です。ガブリアスが多い環境で弱いはずがありません。
メガガルーラ、ナットレイ、ポリゴン2、サザンドラ、キリキザンといったあく・かくとう・ノーマルに対しての打点です。かくとう技は対策できる範囲を広げ痒いところに手が届きます。同じ特種かくとう技にきあいだまがありますが、命中率が7割なのでよく技が外れ泣いて負けていくプレイヤーを私は多く見てきました。しかしメガカメックスにおいては問題ありません。特性メガランチャーできあいだまと同じ威力でかくとう技が打てます。
すばやさに努力値を振っていれば最大威力150の「しおふき」の搭載も考えられますが、今回は耐久振りのHCベースなのでメガランチャーで威力のますみずのはどうの搭載です。また「みずのはどう」は20%の確率で相手のポケモンを混乱させる追加効果があります。困った時は混乱に頼りましょう。
すばやさが遅いのを補う先制技です。具体的には、「はどうだん」では落ちないメガガルーラやタスキガブリアス、タスキキノガッサといったタスキを持ったポケモンに強くなれることが挙げられます。ただ恐るべき程火力の面においては頼りないのには注意です。これくらい落ちるだろうと思っていても落ちないことがよくあります。
運用方法
合計種族値630という優れた種族値は高い耐久力を誇り、広い技範囲は対面性能を上げます。すばやさが足りていないので抜き性能はありませんが安定した活躍が期待できます。余程苦手なポケモンが多くない限り選出すればそれなりの仕事はしてくれると思うので積極的に選出してきましょう。
相性補完をとるためには苦手なボルトロスや水ロトムに役割の持てるナットレイと組ませるのがおすすめです。メガガルーラが有利対面だと勘違いしてナットレイ読みで「ほのおのパンチ」をうってきたら笑いながら「はどうだん」を粉々にしてやりましょう。
また今回の育成論では上記の4つの技を採用していますが、他にも「あくのはどう」や「しおふき」といった強力な技もあるのでパーティーと相談して技構成を変えるのもよいと思います。