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【ORAS】メガミミロップについての育成論

      2016/03/07

今回はシングルバトルにおけるメガミミロップの育成論です。

メガミミロップはORASから新たに登場したメガシンカポケモンですが、ミミロップというポケモン自体はDPから登場したノーマル単タイプのポケモンです。その可愛らしい見た目からファンの多いポケモンですが、素早さが高めであるという点を除けば種族値は平凡で、ライバルも多いタイプであったことから、XYまでは対戦においてはマイナーなポケモンという位置付けでした。

しかし、ORASよりメガ進化が与えられたことで評価は一変し、ガチ環境でも十分戦うことができる性能を手にしました。それでは、具体的なメガミミロップの強みについて紹介します。

まずは、種族値の上昇どのメガシンカポケモンにも共通する種族値の上昇ですが、メガミミロップにおいて目に付くのは、Aが76→136に、Sが105→135に、それぞれ上昇したという点です。まずAについてですが、種族値が60も上昇したことで、一気にアタッカーとして活躍できる数値になりました。

次にSですが、元から高めであった105という種族値から135にまで上昇しました。この135という種族値は、全ポケモン中でもトップクラスで、素早さの指標とされることが多いメガゲンガーのS(種族値130)を上回っています。この高いSにより、先制技やこだわりスカーフ持ちのポケモンを除けば、ほぼ全てのポケモンに先手を取ることができます。

更にメガミミロップは、通常のミミロップにかくとうタイプが追加されたことで、ノーマル・かくとうというタイプになり、かくとう技として「とびひざげり」も習得しました。かくとうタイプは、ORASシングル環境において猛威を振るっている、メガガルーラの唯一の弱点となるタイプです。

素早さもメガガルーラより速いので、先手を取ってとびひざげりが当たれば一撃で倒すこともできます。対メガガルーラ以外でも、高火力のとびひざげりは相手に負担を与えやすいので、これを習得したことで優秀なアタッカーとしての地位を確立したと言えるでしょう。

更にメガミミロップになることで特性に「きもったま」となりノーマル技、かくとう技がゴーストタイプにも通るようになり、非常に広い攻撃範囲を手に入れることができました。

具体的には、ノーマル技とかくとう技だけで、特性「ふしぎなまもり」であるヌケニン以外のすべてのポケモンに等倍以上で攻撃をすることができます。攻撃を無効化されることがほとんどなく、等倍以上でダメージを与えられることが多いので、耐久数値が高いポケモンでなければ、メガミミロップを後出しから受けることは難しいと言えます。

メガミミロップはその高い素早さと、広い攻撃範囲が強力なメガシンカポケモンです。シングルバトルにおける3強としても知られる、ガブリアス、ガルーラ、ゲンガーに対面で強いという貴重なポケモンなので、活躍の機会も多いでしょう。

ミミロップ:うさぎポケモン

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タイプ:ノーマル/ノーマル・かくとう(メガシンカ)
性格:ようき
特性:メロメロボディ/きもったま(メガシンカ)
持ち物:ミミロップナイト

ミミロップの種族値

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
65 76 84 54 96 105

メガミミロップ

メガミミロップの種族値

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
65 136 94 54 96 136
性格について

ミミロップからメガシンカ後に、相手のメガゲンガーを抜くことができるのでSに補正のかかる「ようき」で確定です。

メガゲンガーよりS種族値が5高いので、最速にすることでメガゲンガーを意識したS調整の拘りスカーフ持ちポケモンも抜くことができます。

どうぐについて

メガミミロップで戦うのがメインなので、ミミロップナイトで確定です。

努力値について

高速物理アタッカーとして使用したいため、努力値はASに全て振り切ります。Aは、メガ進化ポケモン全体で見ると高い数値とは言えないので、できるだけ高めるという意味で252振り。

Sは最速にすることで相手のメガミミロップ、メガライボルトと同速になるのでチャンスを残す意味でも下げたくありません。余りはHPに4振り。

総合的な耐久を少し上げることができる他、HPが奇数になるので、とびひざげりを2回外しても生き残ることができます。

今回の技構成

タイプ 技名 威力 命中率
ノーマル おんがえし 100
かくとう とびひざげり 130 90
ノーマル ねこだまし 40 100
こおり れいとうパンチ 75 100

おんがえし
なつき度が最大のとき、威力が最高になるタイプ一致のメインウェポン。ゲンガーを倒すために必須の技であり、フェアリー、飛行などに対しても安定した打点となるため、使用機会は多いです。

ノーマルタイプという性質上、相手の弱点を付くことはできませんが、後述の第二のメインウェポンである「とびひざげり」がリスキーな技であるため、威力・命中率共に安定しているこの技があると頼もしいです。

とびひざげり

メガシンカによって格闘タイプが加わるので、こちらもメインウェポンとなります。特に対戦で良く見るポケモンの中では、メガガルーラ、ポリゴン2、ナットレイ、ギルガルド、マンムー、メガヤミラミ、サザンドラ、ヒードランなどに対して大ダメージが期待できます。

単純に最も威力が高い技ということもあり、使用機会は多いです。しかし、技を外すと、自分のHPの半分のダメージを受けるリスクがとても大きく、守るやキングシールドでも透かされてしまうので、この技を連発しなければいけなくなる状態を作ることは避けたいです。

ねこだまし

必ず先制し相手を怯ませる。しかし、場に出て最初のターンしか使用できない技ですが、メガミミロップにとって非常に便利な技です。「メガシンカを選択したターンのSは、メガシンカ前のSのままである」という仕様によるSの低さを、この技によって誤魔化し、安全にメガシンカすることができます。

その他にも、きあいのタスキ、頑丈、マルチスケイルを潰したり、次以降に使用する攻撃技の威力を疑似的に上げる、相手にとって有利なトリックルーム・追い風・壁・天候などのターンを消費させる、先制技を透かしてとどめを刺せるなど、使用できるターンにおいてアドバンテージを得やすい技です。

しかし、この技を使用したタイミングで高耐久ポケモンや高火力先制技持ちを出されてしまうとこちらが不利になってしまうケースも多いので、安易に打つことは避けたいです。

れいとうパンチ

1割の確率で相手を「こおり」状態にできる技でおんがえしととびひざげりでは1発で落とすことができないガブリアス、メガボーマンダ、カイリュー、ランドロス、グライオンなどに4倍弱点を突くことのできる技です。これらのポケモンは使用率が高いので、対面で大きな負担をかけることができるこの技は有用です。以上4つの攻撃技によって、非常に広い攻撃範囲を持つことができます。

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