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【ORAS】ビビヨン(睡眠蝶舞型)についての育成論

      2016/03/12

第六世代で登場した「むし」「ひこう」タイプのポケモンです。耐性は弱点が多く、半減する事が出来るタイプが少なく優秀とは言い難いです。種族値を見るとHCSがそこそこで、他は50台と打たれ弱さが目立ってしまいます。しかし、それを補う優秀な特性「ふくがん」を持っています。「ふくがん」とは技の命中率を1.3倍にするという特性で、ビビヨンが多く覚える優秀ですが命中率に不安がある技を安定して使用していけます。

例えは「ねむりごな」は元々の命中率は75と命中率に不安を覚えますが、ビビヨンなら97に上がり、とても高確率で相手を眠らせる技になります。同じ事を初代からいる「バタフリー」も行えるのですが、ビビヨンはバタフリーに比べSが19も高く、またHも20多いため、安全に運用していけます。攻撃面ではCが90とそこそこ高いので、蝶系のポケモン特有の変化技「ちょうのまい」を複数回使用すれば高速アタッカーとして活躍が出来ます。

ただし覚える技がサブ技も含め「めざめるパワー」以外、鋼タイプには半減されてしまうので、注意が必要です。また、耐久もかなり低い方なので、物理アタッカーと対面すると高確率で一撃で倒されてしまいます。その為「きあいのたすき」を持たせ、一撃だけ絶えて「ねむりごな」で眠らせて、「ちょうのまい」を行いステータスを底上げして攻撃するという戦法を取るしかありません。

しかし一度型にはまってしまえば、驚異の爆発力を発揮してくれます。運が良ければ全抜きも夢ではない爆発力を持つ、ビビヨンを1度使ってみてはいかかでしょうか。

紹介するポケモンについて

名前 ビビヨン りんぷんポケモン
タイプ むし ひこう
性格 ひかえめ 特攻↑、攻撃↓
特性 ふくがん  
持ち物 きあいのたすき  
耐性
無効 じめん
半減 むし
抜群 ひこう、ほのお、でんき、こおり
四倍 いわ
4分の1 かくとう、くさ
種族値
HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
80 52 50 90 50 89

性格について

持っているポケモンが少ない、優秀で面白い特性を多く持っています。今回はシングル戦いで考えているので、「ふくがん」を使用します。

持ち物について

持ち物は安定して舞うことの出来る「きあいのたすき」と、「みがわり」と組み合わせて無限を狙う「たべのこし」の二択になります。今回は他のポケモンのサポート無く、単体で起用できる様にしたいので「きあいのたすき」を持たせます。

努力値について

努力値ですが、C252、S200、H52の配分です。Cは最高火力を出すために252ぶっぱします。Sは性格補正無しで、一回舞うことが出来れば、最速130群(メガゲンガーなど)まで抜く事が出来るように振ります。そして少しでも長く居座れるようにHに残った努力値を振ります。

技構成について

タイプ 技名 威力 命中 PP
むし ちょうのまい 20
くさ ねむりごな 75(97) 15
ひこう ぼうふう 110 70(91) 10
フェアリー ドレインキッス 50 100 10
ちょうのまい

自分の「とくこう」「とくぼう」「すばやさ」が1ランク上がる、種族値が少し残念なビビヨン必須の変化技です。一回舞うことで、種族値がH80A52B50C135D75S133となり、パートナーポケモンの最終進化の種族値相当になります。相手が眠っている間に使用していきますが、確実に相手が交代するとわかる場合などにも使用します。

基本的には1回使用できれば十分ですが、余裕があれば2、3回使用出来ればタイプ相性を無視してゴリ押しする事が可能になります。ただし防御力は上がらないので、強力な先制技を持つ物理アタッカーには注意してください。

ねむりごな

相手を2~4ターンの間「ねむり」状態にする技です。技を使用したターンもカウントされるので、実質1~3ターンの間になる点と、「くさタイプ」のポケモンと「ぼうじん」持ちのポケモンには効果がない事に注意してください。基本的にはねむりごなが効くポケモン相手に、初手で使用していく形になります。

ぼうふう

30%の確率で、相手を2~5の間「こんらん」状態にする攻撃技です。天候に命中率が左右される珍しい技で、「あめ」の時は必ず命中し、「ひざしがつよい」の時は命中率が50に下がってしまいます。また相手が「そらをとぶ」「とびはねる」「フリーフォール」を使っている時でも命中するという特性もあります。

高火力かつ優秀な状態異常「こんらん」を相手に与えるビビヨンのメインウェポンになります。ビビヨンの特性である「ふくがん」を込めても命中率に若干の不安が残る点に注意してください。基本的には、相手を眠らせ、舞い、ゆめくいをして体力を回復した後に使用します。「ドレインキッス」ではダメージを見込めず、「ぼうふう」で一撃で相手を倒すことが出来る場合はこちらの使用を優先します。

ゆめくい

相手が眠っている場合のみ、ダメージを与える攻撃技です。そして相手に与えたダメージの半分の量、自分のHPが回復することが出来ます。ビビヨンが覚える数少ない回復技の1つです。あまり火力は見込めませんが、攻撃範囲と威力が優秀な技になります。基本的には、1回舞った後に使用してダメージを与え、相手の先制技で倒されない程度にHPを回復する事に使用します。

同じく回復技の「ドレインキッス」と比べると、相手の状態に依存せずいつでも使用できる事と回復量で負けていますが、威力では大幅に勝っています。相手の状態に依存する事が嫌な場合は、ドレインキッスを選択しますが、威力が見込めずドラゴンを相手取る時以外は使用しません。

ダメージ参考

与ダメ
相手ポケモン⇒蝶舞0/蝶舞1/蝶舞2/蝶舞3

ぼうふう

ガブリアス  2発/2発/1発/1発
 メガガルーラ  2~3発/2発/1~2発/1発
 メガゲンガー  2発/1~2発/1発/1発
 ロトム(ウォッシュ)  3~4発/2~3発/2発/2発
 H振りボルトロス  4発/3発/2発/2発
 H振りマンム  2発/2発/1発/1発
 H振りギルガルド  5~6発/4発/3発/2~3発
 メガクチート  3発/2発/2発/2発

ゆめくい

ガブリアス 3~4発/2~3発/2発/2発
 メガガルーラ 4発/3発/2発/2発
 メガゲンガー 2発/1発/1発/1発
 ロトム(ウォッシュ) 3発/2発/2発/1~2発
 H振りボルトロス 3~4発/3発/2発/2発
 H振りマンム 3発/2発/2発/2発
 メガクチート 5発/3~4発/3発/2発

被ダメ

性格補正A振りメガガルーラ(すてみタックル) 1発
性格補正A振りファイアロー(ブレイブバード) 1発
性格補正A振りガブリアス(げきりん) 1発
性格補正A振りメガボーマンダ(すてみタックル) 1発
性格補正A振りメガバシャーモ(とびひざげり) 1発
性格補正A振りメガクチート(アイアンヘッド) 1発
性格補正A振り物理ギルガルド(アイアンヘッド) 1発
性格補正A振りマンムー(こおりのつぶて) 1発

相手ポケモン(技)⇒蝶舞0/蝶舞1/蝶舞2/蝶舞3

C振りメガフシギバナ(ヘドロばくだん) 2発/2~3発/3発/3~4発
C振りボルトロス(10万ボルト) 1発/1発/2発/2発
性格補正C振り特殊ギルガルド(ラスターカノン) 2発/2発/3発/3~4発
性格補正C振りメガゲンガー(シャドーボール) 1~2発/2発/2~3発/3発
性格補正C148振りウォッシュロトム(10万ボルト) 1発/1~2発/2発/2発
C4振りクレセリア(サイコキネシス) 2~3発/3~4発/4~5発/5~6発

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