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【ORAS】メガサーナイトについての育成論

   

今回はシングルバトルにおける「メガサーナイト」の育成論です。

【サーナイト】

タイプ:エスパー・フェアリー
種族値:H68 A65 B65 C125 D115 S80
特性:シンクロ、トレース、テレパシー

【メガサーナイト】

タイプ:エスパー・フェアリー
種族値:H68 A85 B65 C165 D135 S100
特性:フェアリースキン

サーナイトは、ルビーサファイアで登場した「エスパー・フェアリータイプ」のポケモンです。美しい容姿をしていることから高い人気を誇っており、シナリオにおいてはリメイク前のルビーサファイアではミツル、XYではチャンピオンのカルネが切り札として使用していたポケモンなので、馴染みのある方も多いでしょう。

種族値を見ると、HABが低めですが、Sが80と平均程度あり、Cが125、Dが115と特殊方面の種族値が優れていることが分かります。
これを踏まえると、物理ポケモンはやや苦手なものの、特殊ポケモンとの打ち合いに強く、耐久型ポケモンの多くを抜けるSがあるため、役割関係を間違えなければ十分活躍できる種族値を持っていると言えるでしょう。

BW2までは耐性が少ない「エスパー単タイプ」であったため、種族値が比較的優秀でありながらあまり活躍することができていませんでしたが、XYから「エスパー・フェアリータイプ」に変更されたことで大きく強化されることとなります。

このタイプ変更によってドラゴン技を無効にできるようになった他、弱点だった悪技・虫技も等倍に抑えられるようになるなど非常に優れた耐性を手に入れました。そして最大の強化点として、メガシンカも獲得しました。

メガサーナイトの種族値はBが上昇しなかったため対物理ポケモン性能には変わりがありませんが、Cが165、Dが135と2箇所がトップクラスの数値にまで上昇した点が特徴的です。この高いCとDの種族値によって、弱点を突かれない特殊ポケモンとの打ち合いには非常に強いです。

Sが100にまで上昇したのも評価点であり、多くの中速ポケモンに先手を取れるようになります。多くの強みを持っているため様々な型が考えられるメガサーナイトですが、今回は汎用性を重視し、多くの系統の相手に対して戦えるメガサーナイトの基本型とも言える構成についてご紹介します。

特性

メガ進化前:トレース(相手と同じ特性になる)
メガ進化後:フェアリースキン(ノーマル技がフェアリータイプになり、威力が1.3倍になる)

メガ進化前の特性は、発動機会の多い「トレース」が主流です。「いかく」「ダウンロード」などの特性を奪えれば、メガ進化後にも役立ちます。メガ進化後の特性は「フェアリースキン」となります。この特性によって、非常に高い火力の一致フェアリー技を扱うことができます。

性格

ひかえめ(C↑ A↓)

特殊アタッカーとして使用したいため、「ひかえめ」とします。高火力こそがメガサーナイト最大の強みであるため、それを最大限に活かせる性格にすることで最も性能を活かすことができます。

持ち物

サーナイトナイト
メガサーナイト型なので、これで確定です。

技構成

ハイパーボイス
タイプ:ノーマル 威力:90 命中:100
効果:通常攻撃技

ノーマルタイプの技ですが、特性によりタイプ一致のフェアリー技となります。威力が1.3倍になり、タイプ一致補正もかかるため、デメリットのない技としては破格の火力を誇ります。音技であるため身代わりを貫通できるという点も優秀で、文句なしの性能を持ったメインウェポンです。

サイコショック
タイプ:エスパー 威力:80 命中:100
効果:相手のDではなくBを利用してダメージ計算される。

こちらもタイプ一致の技です。特殊技でありながら相手のBを利用してダメージ計算するという珍しい技で、ラッキー、ウルガモス、ニンフィアなどの特殊耐久が高く、物理耐久が低めなポケモンに刺さります。フェアリー技が半減される毒タイプの弱点を突くことができ、炎タイプにも等倍で通るので、相性補完としても優秀な技です。

きあいだま
タイプ:かくとう 威力:120 命中:70
効果:1割の確率で相手のDを1段階下げる。

タイプ一致技が両方半減されてしまう鋼タイプの弱点を突くことができるサブウェポン。代表的な鋼ポケモンであるナットレイ、ヒードラン両方の弱点を突くことができるため、この技があることによって崩し性能が非常に高くなります。
しかし、ハッサム、ギルガルド、クチート等この技が有効打にならない鋼タイプも存在する点と、命中が70と低い点には注意が必要です。

みがわり
タイプ:ノーマル
効果:HPを1/4減らして身代わりを作る

先手で使用することで状態異常技を回避できる他、低火力ポケモンとの対面で使用することで身代わりを残すことができるなど、汎用性の高い変化技です。身代わりを残すことができれば、高火力物理ポケモンを後出しされても攻撃技を打つ機会が得られるので、大きなアドバンテージに繋がります。

努力値配分

H108 C228 S172

配分意図
H:A特化ガブリアスの「じしん」を高乱数耐え、無振りスイクンの「ねっとう」を身代わりが確定耐え
C:余りを全振り
S:最速ヒードラン抜き

メジャーポケモンに指標を合わせて耐久とSを調整しつつ、火力をできるだけ高めることを意識した配分です。

運用方法

特殊ポケモンに繰り出し、高火力の攻撃技で相手に負担を掛けていくという動きが基本となります。主な役割対象は、クレセリア、スイクン、サザンドラ、ロトム系統、サンダー、ボルトロスなどです。

弱点を突かれない特殊ポケモンには大抵強く出ることができるので、上手くそれらとの対面を作りつつ、「ハイパーボイス」などの攻撃技で相手を削っていきましょう。逆に苦手な相手としては、Sが抜かれているもしくは弱点を突けない物理ポケモン、ギルガルド、ゲンガー、両刀ゲッコウガなどが挙げられます。

これらの相手に対応できるように、パーティ全体でしっかりと相性補完をすることが必要です。メガサーナイトと相性が良いポケモンは「霊獣ランドロス」です。

特性「いかく」によってメガサーナイトが苦手な物理ポケモンに強く、メガサーナイトでは処理が不安な鋼タイプに対して刺さる地面技をタイプ一致で使うことができるので、非常に強力な並びとなります。

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