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【ORAS】グライオン(受けループ)についての育成論

   

【受けループ】無限グライオン【現環境調整】

【性格】わんぱく
【特性】ポイズンヒール
【努力値配分】HP:212/攻撃:4/防御:116/特攻:0/特防:68/素早:108
【覚えさせる技】じしん/まもる/みがわり/ハサミギロチン
【実数値】177-116-176-x-104-129
【持ち物】どくどくだま
【ルール】シングルバトル/見せ合い63
【役割】物理/受け

グライオンを選択する利点

物理に対して高い耐久力を誇り、格闘技に耐性があり地面技の主流であるじしんを流せる飛行タイプ。さらに雷技が無効な地面タイプでもあるため、飛行タイプへの選択肢である岩技が弱点ではないといった受け性能の高い相性を持ちます。弱点の氷技は4倍となるので注意が必要です。

特性のポイズンヒールを生かすためにどくどくだまを持つことで毎ターン最大HPの1/8の回復効果を得られ、他の状態異常も防げる点も評価できます。みがわりとまもるを交互に使用することでほぼ無限に受けることができます。ただし、読まれてしまう可能性も高いので同じ行動を繰り返すのは避けたほうがいいでしょう。相手のポケモンを見て適切な技を選択することが大切です。

環境での有用性

現環境に多いギルガルド ヒードラン メガバシャーモ など、他にも多くの物理タイプに対して役割を持つことができます。利点で説明したみがわりとまもるのサイクルをすることで対応できる幅が広がります。

他のポケモンで鬼火を入れることでメガガルーラを受けることも可能です。倒すことが難しい高耐久のポケモンはハサミギロチンで突破できる可能性があります。

技構成

「じしん」:優秀なタイプ一致遂行技。
「まもる」:相手の出方をうかがうなど、初手から使っていける補助技。
「みがわり」:まもると同様に、無限グライオンに必須の補助技。
「ハサミギロチン」:確率技ではあるが、ナットレイやスイクンなど高耐久ポケモンを処理可能にするなど、幅広げることができる。

技について特記することは少ないですが、構成としてハサミギロチンではなく、どくどくも選択肢に入ります。どくどくを選択した場合のメリットは、同じく高耐久ポケモンに有効な点と、クレッフィなどの他ポケモンとのサイクルがしやすい点があります。

デメリットとしては挑発された場合止まってしまう、サポートで鬼火をする構成の場合は運用しずらい点があります。現環境でもメガガルーラなどの高威力な物理タイプの採用率は高く、鬼火でのサポートが有効なことが多いためどくどくではなくハサミギロチンを推奨します。

努力値配分

H212/A4/B116/D68/S108

H212は「ポイズンヒール」回復の効率が最もいい、1ターンの回復量22にするためです。併せて「みがわり」のHP消費量が44となるため最適であると言えます。D68にすることで身代わりを貫通するメガサーナイトのハイパーボイスをC特化でも乱数1発6.3%に抑えることができます。

S108は準速75族のメガヘラクロスを抜くことができ、最速60族のギルガルド、209メガガルーラも抜くことを狙った数値です。Bは多めに振ることで物理受けの役割をこなします。性格補正を考えて11n調整し116です。Aは4振りでもH212に振ったヒードランをじしんで確1で倒すことが可能です。

ダメージ計算

被ダメージ

メガガルーラ A特化すてみタックル 114~135 (64.3%~76.2%) 
   A特化れいとうパンチ 192~228 (108.45%~128.7%)
 メガクチート  A特化じゃれつく 100~118(56.4%~66.6 %)
 ガブリアス  A特化鉢巻げきりん 117~138(66.1%~77.9%)
 ファイアロー  A特化鉢巻ブレイブバード 84~100(47.4%~56.4%)
 メガサーナイト  C特化ハイパーボイス 138~163(77.9%~92%)
 メガゲンガー  C特化シャドーボール 97~115(54.8%~64.9%)
 スイクン  無振りれいとうビーム 136~160(76.8%~90.3%)
 ポリゴン2  C4れいとうビーム 152~180(85%~101.6%)
 ヒードラン  C255マグマストーム 91~108(51.4%~61%)

与ダメージ

じしん

ヒードラン H212 208~252(107.7%~130.5%)
メガゲンガー  B4 132~156(97.7%~115.5%) 
 メガクチート H252 92~110(58%~70%)
 メガガルーラ H4 55~66(25.9%~31.1%)
メガバシャーモ H92 134~158(71.6%~84.4%)
メガサーナイト H252 78~93(44.5%~53.1%)

運用方法

無限グライオン自体はかなりメジャーであり、単調な戦術は読まれやすいので注意が必要です。この努力値配分の特徴として、現環境に対応した広めの受けが可能な配分となっています。運用方法としては、鬼火を入れるポケモンを主軸にし、グライオンと特殊受けポケモンでループをする戦略をとります。

特に数の多いクレセドラン系統と当たる場合、グライオンでヒードランと対面することで対戦を有利に運ぶことができます。前述したように鬼火を入れることでメガガルーラ、ガブリアスなども受けることができるので非常に優秀な物理受けポケモンとなっています。

まとめ

いかがでしょうか。特に目新しい所はないかもしれませんが、まだグライオンを使ったことがない方や現環境での運用を検討している方の参考になれば幸いです。

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