【ORAS】ローブシン(物理特殊両受け)についての育成論
2016/07/01
《ローブシン》
性格:しんちょう。
特性:こんじょう。
努力値配分:HP252、攻撃6、特防252。
技:ドレインパンチ、マッハパンチ、れいとうパンチ、ビルドアップ。
持ち物:オボンのみ。
役割:物理受け、特殊受け。
《概要》
ローブシンはかくとう単タイプのポケモンです。単一タイプなので耐性が多いということはありません。種族値は物理面に偏った数値をしています。HPが105、攻撃が140、防御が95です。残りの数値は低いと言わざるを得なく、特攻55、特防65、素早さ45となっています。
特性はこんじょう、ちからづく、てつのこぶしと三つあり、そのどれもが戦闘に役立つものです。この育成論では状態異常の時に攻撃力があがる根性を採用します。技に関しては物理攻撃技が豊富です。補助技も使えますが、基本的には味方をサポートするというタイプのポケモンではありません。
また、ローブシンは全ての特性が戦闘向きなため、育成型が豊富です。そのため型を見破られにくく、相手が読みを外すと一気に有利に立つことができます。
《技》
威力75のかくとう技です。威力は今ひとつですが、ダメージを与えられる回復手段として優秀です。じこさいせいなどの純粋な回復技がないので、回復はこの技に一任します。
威力40の先制かくとう技です。どんな場面でも使うことができ、採用しておいて損はありません。
威力75のこおり技で、主にドラゴンタイプのポケモンを仮想敵としています。
この育成論のキーになる技です。攻撃と防御を上げることができるため、特殊耐久面に重心を置いて育成したローブシンの物理耐久を底上げすることができます。理論上はこの技のおかげで物理、特殊、両方面での受けが可能となります。また、当然のことながら攻撃アップも嬉しい効果と言えます。
《性格》
ベースは特殊受けとして育成するため、特防に補正がかかるしんちょうを採用します。
《持ち物》
オボンのみを持たせます。たべのこしという選択もありますが、一度の回復量を優先し、オボンのみを採用します。
《特性》
こんじょうです。状態異常の時に攻撃が上がるという特性です。攻撃アップを目論むというより、状態異常技を打たれにくくする、いざ打たれてもデメリットだけではない、という意味での採用です。
《努力値配分》
HP252:耐久型としての育成なのでHPは極振りです。
攻撃6:余りになりますが、少しでもダメージ量を増やすため攻撃に振ります。
特防252:特殊耐久ベースなので特防極振りです。
《ダメージ》
被ダメージは、まず物理面は攻撃特化メガガルーラのすてみタックルで81~95.7%、攻撃特化ファイアローのブレイブバードで82~97.1%、攻撃特化メガバシャーモのとびひざげりで69.8~82.5のダメージとなります。特殊面は特攻特化トゲキッスのエアスラッシュで59.4~70.7%、ひでり状態の特攻準特化メガリザードンYのだいもんじで72.1~85.3%、特攻特化ウォッシュロトムのハイドロポンプで39.6~47.1%のダメージです。
与ダメージはドレインパンチでHP振りメガガルーラに対し54.7~65%、HP振りメガバンギラスに対して81.1~94.6%のダメージとなります。マッハパンチで同じ相手に対し29.2~34.9%、42.5~52.1%のダメージとなります。れいとうパンチは無振りガブリアスに対して87.4~104.9%、HP振りサンダーに対して44.6~52.7%のダメージを与えることができます。
《運用方法》
特殊耐久型として育成したため、特殊受けとして運用しますが、純粋な特殊受けポケモンとは多少異なります。そもそも特防種族値が65しかなく、タイプもかくとう単タイプなので耐性もほぼありません。他の強力な特殊受けポケモンとは比べものにならないほどダメージが通りやすいです。
そのため、ビルドアップを積み、攻撃、防御を上げる前提で運用します。特防を重視して育成した理由は特殊攻撃をある程度耐えられるようにするためです。ビルドアップを一度使うことができれば物理耐久はかなりのものとなり、二度使用できれば相当硬いポケモンとなります。加えて攻撃が上がった状態のドレインパンチとマッハパンチが打てるので、相手にとっては脅威となります。
使用のポイントはローブシンをどの相手と対面させるかです。ローブシンに致命的なダメージを与えることにできないポケモン、あるいは状態異常に強い面を利用してサポート型のポケモンと対面させられるように戦況を読んでいきましょう。また、リフレクターやひかりのかべで場を整えることができればよりローブシンがビルドアップを使いやすくなります。
この育成論は少々奇をてらっていますが、はまれば非常に強く、気持ちのいいものです。使い方次第では全抜きも狙えるので使っていて楽しめる育成論です。