【ORAS】サンダー(特殊受け型)についての育成論
今回はシングルバトルにおける「サンダー」の育成論です。
【サンダー】
タイプ:でんき・ひこう
性格:おだやか
特性:プレッシャー
持ち物:オボンのみorたべのこしorラムのみ
サンダーは第一世代からポケモンに登場しているひこう・でんきタイプのポケモンです。
フリーザーやファイヤーと比べてシングルバトル環境において遭遇することが多く非常に強いポケモンです。
第六世代のレート環境初期において、バシャーモ・サンダー・ナットレイ通称バシャナットサンダーの並びで活躍を見せたサンダーですが、当時は性格はずぶといでHBに努力値を振りオボンのみかゴツゴツメットを持たせる型が主流でした。
しかしレート環境の変化に伴いサンダーの型も多様化していったのです。その中の一つが今回紹介するおだやかHDサンダーです。
特防面に厚く努力値を振ることによって主に特種受けとしての運用となりメガゲンガーやサザンドララティオスといったポケモンに強い型となります。
またでんきタイプのポケモンなので物理ポケモンのマリルリやファイアローといった辺りのポケモンの対策になるのも魅力的です。では具体的な育成論を見ていきましょう。
性格について
特種受けとしての育成論でまた採用する技は特殊攻撃技なので性格はおだやか一択です。
特性について
サンダーには「せいでんき」という強力な特性がありますが今回のサンダーは技構成に「でんじは」を搭載するので特性はプレッシャーの採用となります。
一見地味な特性ですが受け型のポケモンということだけあって技の被弾回数がその分多くなりプレッシャーの特性がじわじわとボディブローの様に効いていきます。
持ち物について
持ち物についてはいくつかの候補があります。
オボンのみとたべのこしは耐久力の向上が狙え受け出し性能が上がります。パーティーにマリルリやボルトロスを入れておりオボンのみは余ってないという方はたべのこしを採用するとよいでしょう。逆もまた然りです。
最後にラムのみですが技の被弾回数が多ければその分状態異常を引く可能性も高くなります。またゲンガーのさいみんじゅつやファイアローのおにび、クレッフィのいばるなどの対策ともなりこれもまたおだやかHDサンダーと相性の良いアイテムです。
努力値について
特種受けポケモンなのでHPととくぼう面に厚く努力値を振ります。
H252 B28 C28 D164 S36
とくぼう方面はたま化身ボルトロスの10まんボルト確定2耐えまで振り
素早さはいじっぱりキノガッサやようきバンギラス抜きを目安とします。
技構成
受けポケモンなので言わずもがなです。はねやすめとプレッシャーの相性は非常に良く、回復しているだけ相手のポケモンが追い詰められていきます。
相手のポケモンの足を奪う強力な技です。しびれ状態のポケモンは素早さが1/4となり、1/4の確率でしびれて動けなくなります。でんじはをうった後ははねやすめを打ち続け相手がしびれるまで待つことでHPを確保した状態で相手のポケモンを突破することが出来ます。
ナットレイやハッサムジャローダといったポケモンに対しての多きな打点となります。
またギルガルドやクチートに対しても10まんボルトよりも火力が出ます。命中率が95%ということで偶に技が外れることがあります、技が当たるようにお祈りしましょう。
タイプ一致で打てる安定した特殊攻撃技です。
似たような技にほうでんがありますが、でんじはを採用するので3割の追加効果に甘えず威力を優先しました。
運用方法
主に特種ポケモンに対して繰り出していくポケモンで上記にも書きましたがでんじはを打ち相手のポケモンの足を奪いしびれるまではねやすめを打ち続け、しびれたところをねっぷうもしくは10まんボルトで相手のポケモンのHPを削っていくのが基本的な立ち回りとなります。
HBずぶといサンダーと比べてとくぼう面の耐久に自信のあるポケモンなのでメガゲンガーやサザンドラには強くなっていますが、防御には努力値をあまり振っておらずめざめるパワーこおりもないので霊獣ランドロスやガブリアスカイリュー等にはその分弱くなっているので注意です。
なので物理ポケモンは他の取り巻きでカバーしましょう。またひこうタイプのポケモンは地面技の一貫を切る役目も担っておりレート環境トップに君臨するガブリアスのじしんがききません。なのでパーティーにマリルリやクチートがといったドラゴン技を無効にするフェアリータイプを入れることでこだわり系統のアイテムを持っているガブリアスや他のドラゴンタイプのポケモンに対して有利に立ち回ることが可能となります。
またHDおだやかサンダーは特種ポケモン相手には強いのですがどくどくを採用している特種ポケモンに弱いのが玉に瑕です。
具体的にはヒードランやギルガルド化身ボルトロスは型によってはどくどくを採用しています。
昨今のヒードランはおにび採用の型が多いのですがボルトロスのどくどくは増えている傾向にあるので注意です。