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【ORAS】ゼルネアス(ダブルバトル型)についての育成論

      2016/11/18

今回はGSダブルバトルにおける「ゼルネアス」の育成論です。

【ゼルネアス】

タイプ:フェアリー
種族値;H126 A131 B95 C131 D98 S99
特性:フェアリーオーラ

ゼルネアスは、XYで登場した「フェアリー単タイプ」の伝説ポケモンです。種族値を見ると、HPが126、ACが131と非常に高くなっており、その他のB、D、Sについても平均程度の数値になっています。BとDについては伝説ポケモンが解禁されるGSルールの環境ではやや低い数値となっていますが、HPが非常に高いおかげで補うことができているので問題ないと言えるでしょう。

Sについては激戦区の100を1だけ下回っているということで欠点のように思えますが、Sを補うことが可能な積み技として「ジオコントロール」があります。これは「2ターンかけてC、D、Sを2段階上げる」という非常に強力な積み技で、「パワフルハーブ」によって溜めターンを短縮することができるので、1ターンで全抜き性能を確保することができます。

また中途半端に思える99というSもゲンシカイオーガ、ゲンシグラードン、メガ進化前のレックウザを抜いているという点で優秀であり、GSダブルバトルの環境では全く問題なく使える数値と言えるでしょう。タイプ一致であるフェアリータイプの攻撃技は範囲が優秀であるという点も、アタッカーとして相性の良い要素です。

多くの強みを持っているゼルネアスは伝説ポケモンを2体までしかパーティに入れることができないGSダブルルールでも採用する価値が高い優秀なポケモンと言えます。

特性

フェアリーオーラ(場に出ている全てのポケモンのフェアリータイプの技の威力が1.33倍になる)

元々高い火力をさらに引き上げることができる優秀な特性です。フェアリータイプの攻撃技は一貫性が高いため、非常に強力です。

性格

おくびょう(S↑ A↓)

ゲンシグラードン、ゲンシカイオーガより速いS種族値を活かすため、「おくびょう」とします。特にゲンシカイオーガに対して先手で「ジオコントロール」を積むことで特殊技のダメージを軽減できるので、立ち回りが安定します。

持ち物

パワフルハーブ(1ターン溜める必要がある技を溜めずに使用できる。使うとなくなる)

「ジオコントロール」の溜めターンを短縮し、1ターンで積み切ることが可能になる持ち物。この持ち物がなければ、溜めターンに大きな隙を見せてしまう「ジオコントロール」は使えないといっても過言ではないので、確定とします。

努力値配分

B4 C252 S252

特殊アタッカーとして運用したいので、CSに全振りします。余りの4は、「ジオコントロール」で補うことができないBに振ります。

技構成

ジオコントロール
タイプ:フェアリー
効果:1ターン溜めて、2ターン目にC、D、Sを2段階上げる。

ゼルネアスの代名詞である強力な積み技。「パワフルハーブ」を持たせることによって1ターンで発動することができるので、特殊ポケモンとの対面では積みやすく、一気に全抜きできる性能を獲得することができます。この技を積むことが出来れば、半減でも止めることが難しいほどの火力となります。

ムーンフォース
タイプ:フェアリー 威力:95 命中:100
効果:3割の確率で相手のCを1段階下げる。

タイプ一致のメインウェポン。威力・命中共に安定しており、相手のCを下げる追加効果の発動確率も高めなので、文句なしの性能を持っている技と言えます。ダブルバトルにおいては単体を攻撃できる技なので、「ワイドガード」で無効化されることもなく、安定して使うことができます。

マジカルシャイン
タイプ:フェアリー 威力:80 命中:100
効果:通常攻撃技。相手全体を攻撃できる。

威力は「ムーンフォース」より低いものの、相手全体を攻撃できる技。単体を狙うよりも相手全体を大きく削りたいという場面では非常に役立ちます。タイプ一致のフェアリー技だけで攻撃範囲は十分なので、不一致のサブウェポンより優先度の高い技と言えます。しかし、「ワイドガード」で無効化されてしまうという点には注意が必要です。

まもる
タイプ:ノーマル
効果:そのターンに受ける技から身を守る。

強力な伝説ポケモンとしてマークが厳しいゼルネアスにとって非常に相性の良い技。ゼルネアスに「ジオコントロール」を積まれると相手としては止めることが非常に難しくなるので、積まれる前もしくは攻撃される前に倒したいと考えることが多く、この技によって相手からの攻撃を防ぐことで長く場に残ることができます。「ジオコントロール」を積む前後どちらでも役に立つので、非常に優秀な技です。

運用方法

ゼルネアスを使う上では「ジオコントロール」を積むタイミングをどのようにして作るかということが重要になります。「ジオコントロール」は先手で積むことができれば特殊技の威力を軽減できるというメリットがあるので、主に特殊ポケモン中心の対面で積むのが安定します。

物理ポケモンがいる場合には、「いかりのこな」「このゆびとまれ」「ねこだまし」などでゼルネアスに対する攻撃を防いだり、ドーブルの「ダークホール」で眠らせてしまうのが有効です。ダブルバトルにおいては味方のポケモンのサポートを受けることができるので、上手く利用して積みの起点を作っていきましょう。

ジオコントロールを積んだ後は、状況に応じて相手全体を攻撃できる「マジカルシャイン」、単体を攻撃できて火力が高い「ムーンフォース」で負担をかけていき、落とされてしまいそうな状況では「まもる」で攻撃を防ぐといったように、適切な行動が分かりやすくなり、立ち回りも安定します。

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