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【ORAS】トリトドン(特殊アタッカー型)についての育成論

      2016/10/12

今回はシングルバトルにおける「トリトドン」の育成論です。

【トリトドン】

タイプ:みず・じめん
種族値:H111 A83 B68 C92 D82 S39
特性:ねんちゃく、よびみず、すなのちから

トリトドンは、ダイヤモンド・パールで登場した「みず・じめんタイプ」のポケモンです。種族値を見ると、Hが111、Cが92と高めで、Aが83、Dが82と平均程度、Bが68、Sが39と低めになっています。しかし、Bに関してはHPが高いおかげで平均程度の耐久を確保することは可能で、Sは耐久重視のポケモンは元々低くても大して問題がないので、全体的にバランスの良い種族値をしていると言えます。

トリトドンの最大の強みは、水タイプの技を無効化し、自分のCを1段階上げる特性「よびみず」です。この特性により、強力なポケモンが多い水タイプ全般に対して非常に強く出ることができます。水タイプがサブウェポンとして持っていることが多い氷技も等倍に抑えることができるので、役割破壊されにくく、非常に安定した動きをすることができます。

また、弱点が草しかなく、電気無効、炎・毒・鋼・岩半減と元々の耐性も優秀なので、水タイプ以外にも多くのポケモンに対して強く出ることができる優秀なポケモンと言えます。

特性

よびみず(水タイプの技を無効にし、Cを1段階上げる)

前述した優秀な特性。水技を無効化できるだけでなく、Cを上げることもできるので発動すれば非常においしいです。この特性でなければ水タイプへの役割が安定しないため、確定となります。

性格

ひかえめ(C↑ A↓)

有利なポケモンと打ち合いをしてもらいたいので、火力が上がる性格「ひかえめ」とします。この性格にすることによって特殊アタッカーとしての役割を果たすことができます。特性「よびみず」が発動すればかなりの火力となります。

持ち物

とつげきチョッキ(変化技が使えなくなる代わりにDが1.5倍になる)

特殊方面の耐性が優れているトリトドンと相性の良い持ち物。トリトドンは総合的な種族値はそこまで高くないため、これを持たせなければ火力と耐久を両立することが難しいです。変化技を使えないというデメリットはありますが、優秀な攻撃技を多く覚えるため問題ありません。

技構成

だいちのちから
タイプ:じめん 威力:90 命中:100
効果:1割の確率で相手のDを1段階下げる。

タイプ一致メインウェポンです。メガゲンガー、ヒードラン、ライコウなどに対して大きな打点となる他、等倍範囲も広いので汎用性の高い技です。命中も安定しており、使い勝手が良いです。

ねっとう
タイプ:みず 威力:80 命中:100
効果:3割の確率で相手を「やけど」状態にする。

こちらもタイプ一致メインウェポンです。相手を「やけど」にする追加効果が非常に強力であり、発生すれば物理ポケモンとの打ち合いも可能になります。定数ダメージを稼げる点も耐久重視のアタッカーであるトリトドンにとって非常に相性が良いです。

れいとうビーム
タイプ:こおり 威力:90 命中:100
効果:1割の確率で相手を「こおり」状態にする。

タイプ一致の地面技、水技との相性補完に優れるサブウェポン。ボルトロス、ガブリアス、カイリュー、メガボーマンダなど刺さる相手が多く、これらのポケモンは積み技を持っている可能性があるので、起点にされないためにも是非欲しい技です。後出しされやすい草タイプにも通るため、有利対面における交代読みとしても有用です。

じわれ
タイプ:じめん 命中:30
効果:一撃必殺技

通常の攻撃技では打ち合いにくい高耐久ポケモンを1発で倒すことができる技。命中は30と低いですが、弱点が少なく耐久も高めなトリトドンは多くの相手に対して試行回数を稼ぎやすいので、多少外しても問題ない場合が多く、一発でも当たれば大きなアドバンテージを得ることができます。スイクン、ピクシーなどの高耐久積み技持ちに対して使用する機会が多いです。

努力値配分

H252 B4 C252

役割重視の特殊アタッカーとして運用したいため、HCに全振りします。特殊耐久は「とつげきチョッキ」の補正だけでも十分高いので、余りはBに振ります。

運用方法

役割対象のポケモンに繰り出し、攻撃技で負担をかけていくというシンプルな立ち回りをすることで活躍させることができます。
主な役割対象は、ボルトロス、スイクン、水ロトム、火ロトム、ライコウ、ゲンガー、ギルガルド、サンダー、ヒードラン、ピクシーなど非常に数が多いです。

これらの相手はサブウェポンとして草技や「どくどく」を搭載していなければ、基本的に後出しから流すもしくは倒すことができます。また、型によってはガブリアス、ファイアロー、マンムー、メガボーマンダなどの弱点を突ける物理ポケモンにも対面で勝つことができるので、対応範囲が広いです。

しかし、万能な種族値を持っているわけではないため、物理ポケモンと打ち合って消耗した場合には、他の特殊ポケモンに対応することが難しくなるので注意が必要です。トリトドンを選出する場合は、見せ合いの段階で相手のどのポケモンに対して役割を持たせるかということを意識することが重要になります。

トリトドンと相性の良いポケモンは「ファイアロー」です。

トリトドンの天敵である草タイプに対して非常に強く、ファイアローが苦手とする電気タイプや水タイプに対してトリトドンが強いので、非常に補完が優れています。強力な並びでありながらメガシンカ枠のスペースも余るので、柔軟なパーティ構築をすることができるでしょう。

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