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【ORAS】カイリュー(マルチスケイル)についての育成論

      2016/04/04

カイリューは初代である赤・緑から登場しています。タイプはドラゴン、ひこうで種族値合計が600のいわゆる600族と呼ばれています。その種族値ですが、総じて高いです。

特に攻撃は134もあり、文句なしの数値です。また、防御が95、特防が100あることも魅力の一つです。これだけの数値があればアタッカー育成をしてもそれなりの耐久力を持つことができます。しかし、素早さは80なので、他の高速アタッカーに劣る場面が多いです。アタッカーとして採用されることの多い600族ドラゴンポケモン、ボーマンダ、ガブリアス、サザンドラと比較すると、カイリューは最も遅いです。

他のドラゴンポケモンにはない圧倒的な強みとしては特性マルチスケイルがあります。HP満タン時に受けるダメージが半分になるという優れものです。ただ、この育成論では使用技の範囲が狭く、相手にできないポケモンもいるため、使用にはそこを補うポケモンと組ませたりするなどの工夫が必要になります。

役目はアタッカーとして運用しますが、主な運用方法は二つあります。一つは通常のアタッカーとしての運用、抜きエースとしての役割です。りゅうのまいを使って自身を強化した上で、高速高火力アタッカーとして相手を倒していきます。

もう一つは優先度プラス2のしんそくを使った最終的な仕上げ要員としての役割です。相手のある程度削った後で、しんそくで勝負をつけます。どちらの運用方法でもマルチスケイルをどう使っていくか、温存していくかがポイントとなります。マルチスケイルを温存すればするほど戦況が楽になることは言うまでもありませんね。

ひとつ注意点として、場合によっては手も足も出ないポケモンがいるということです。タイプ面ではドラゴン技が通らないフェアリータイプや、ドラゴン技もしんそくも通りにくいはがねタイプにはかなり相性が悪いです。また、ガルーラやマンムーなどの連続技を持っているアタッカーにも弱いです。これらの点に注意して他のポケモンでバランスを取りながら上手く運用しましょう。

カイリュー:ドラゴンポケモン

タイプ:ドラゴン・ひこう
性格:いじっぱり
特性:マルチスケイル
持ち物:ラムのみ

カイリューの種族値

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
91 134 95 100 100 80
性格について

アタッカーとしての育成なので、いじっぱりな性格以外あり得ません。これはタイプ不一致技であるしんそくの威力を少しでも上げたいのも理由です。

持ち物について

色々な選択肢が考えられます。その点もこの育成論のいいところです。道具に左右される育成論ではないため、パーティ内の他のポケモンと相談することができます。最も持たせたい持ち物としてはラムのみが挙がります。

おにびによるやけどやでんじはによるまひ状態が致命傷になり得るためです。眠りも同様です。また、状態異常にされなくてもげきりんの副作用でもあるこんらん状態にも効くので重宝します。火力アップ系のアイテムは、火力はりゅうのまいで補うという考え方から採用しません。

努力値について

まずA252の当然の全振りです。妥協せずに振りましょう。アタッカーは攻撃力が命です。次はS252全振りします。ここは意見が分かれるところではありますが、全振り推奨です。

りゅうのまい使用後に最速ガブリアスを上回るよう調整するなどの選択肢もありますが、カイリュー同士の対面やその他の素早さ調整組を抜けるように準速を取っておきましょう。残りはH6振り、一応HPを上げておきます。実数値1の差ですが、マルチスケイルもありますから何かの役に立つことがあるかもしれません。

今回の技構成

タイプ 技名 威力 命中率
ドラゴン げきりん 120 100
ノーマル しんそく 80 100
じめん じしん 100 100
ドラゴン りゅうのまい

アイアンヘッド

必須のタイプ一致技です。物理ドラゴン技ではげきりん以外の選択肢はないと言ってもいいぐらいです。

しんそく

げきりん以上に必須の技です。この技が他のドラゴンポケモンや強力なポケモンにはないカイリューの個性とも言えます。タイプ不一致かつ威力80の技ですが、種族値134の補正あり努力値全振りから繰り出される優先度プラス2のしんそくは相手にとって脅威となります。このしんそくのおかげで相手の先制技持ちポケモンにも優位に立てます。

じしん

この枠は想定する相手によっての選択枠になります。ほのおのパンチやかわらわりなどが他の選択肢です。この育成論ではヒードランを筆頭としたはがねタイプをターゲットにしてじしんを採用します。

りゅうのまい

火力と速度を向上させるこの型の命運を握る技です。マルチスケイルのおかげでたいていの技を耐えることができるため基本的には使用チャンスに恵まれています。ただ、非常にメジャーな型のため、当然相手もりゅうのまいを警戒してくるので過信は禁物です。場合によっては2回使用できることもあるので、チャンスがあればどんどん使っていきましょう。

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