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【ORAS】ヌケニン(きあいのタスキ型)についての育成論

      2016/11/06

今回はシングルバトルにおける「ヌケニン」の育成論です。

【ヌケニン】

タイプ:むし・ゴースト
種族値:H1 A90 B45 C30 D30 S40
特性:ふしぎなまもり

ヌケニンは、ルビーサファイアで登場した「むし・ゴーストタイプ」のポケモンです。
非常に独特な要素を持っているポケモンなので、対戦で使ったことはなくても大体どのようなポケモンかイメージできるという人も多いのではないでしょうか。

ヌケニンが他のポケモンと全く異なるのは、HPの種族値が1で、実数値も1で固定であるという点です
いくらレベルを上げても努力値を振ってもヌケニンはHPが1なので、一度でも攻撃や定数ダメージを受けると倒れてしまいます。

この点だけ見ると非常に弱いポケモンに思えますが、それを補える手段として全ポケモン中ヌケニンだけが持っている特性「ふしぎなまもり」があります。

「ふしぎなまもり」は「効果抜群以外の攻撃技のダメージを受けない」という非常に強力な特性で、この特性のおかげでヌケニンはHPが1でありながら一部の相手からの突破手段を完全になくすことができます。

しかし、弱点となるタイプは比較的メジャーである上、定数ダメージに関してはタイプ相性に関係なく受けると1発で落とされてしまうので、特性「ふしぎなまもり」を持ってしてもシビアな運用を求められます。

このような点からヌケニンは上級者向けのポケモンと言えますが、上手く扱えば他のポケモンにはない強みを発揮できるので、一風変わったポケモンに興味のある方は是非育成してみてはいかがでしょうか。

特性

ふしぎなまもり(効果抜群技以外の攻撃のダメージを受けない)

前述した強力な特性で、ヌケニンの最大の強みです。ヌケニンの持っている特性はこれだけなので、確定となります。

性格

さみしがり(A↑ B↓)

種族値が高めなAを伸ばすため、「さみしがり」とします。「いじっぱり」でない理由は、努力値の項目で解説します。

持ち物

きあいのタスキ(HPが満タンの時一撃で倒されるダメージを受けてもHPを1残して耐える)

弱点タイプの攻撃技を受けても1発は耐えることができる優秀な持ち物。これを持たせることによって行動機会が増えるので、何も持たない状態と比べれば大幅に使いやすくなります。ただし、定数ダメージを無効化することができない点には注意が必要です。

努力値配分

A252 S252

ヌケニンはHPが1固定で耐久のステータスを上げる意味がなく、特殊技も使わないので、ASに全振りします。しかし、性格をBに下降補正がかかる「さみしがり」にし、B個体値を11以下にすることでBよりDが高くなり(D個体値が31の場合)、ダウンロード対策をすることができるので、できればそこまで意識しましょう。

技構成

おにび
タイプ:ほのお 命中:85
効果:相手を「やけど」状態にする

ゴーストタイプにお馴染みの強力な変化技。物理アタッカーを弱体化させつつ、定数ダメージを稼ぐことができるようになるので、大きなアドバンテージを得ることができます。

苦手なポケモンを後出しされたとしても、この技を当てることができればこちらの控えのポケモンが動きやすくなるので、サイクル戦において有用です。

まもる
タイプ:ノーマル
効果:そのターンに受ける技から身を守る。連続で使うと失敗しやすくなる。

「おにび」の定数ダメージを稼げる他、相手がヌケニンに対して有効打を持っているかどうか確認することもできる優秀な変化技。長く場に居座ることでアドバンテージを得やすいヌケニンとの相性が非常に良い技です。

どくどく

タイプ:どく 命中:90
効果:相手を「もうどく」状態にする

ポリゴン2、クレセリアなどの回復技を持っている高耐久ポケモンに対して、「おにび」より有効な定数ダメージを与えることができる技。「おにび」同様に「まもる」との相性が良く、相手をじわじわと削っていくことができます。「おにび」の効かない炎タイプにも通る技なので、この技を持っておくことで対応範囲が広くなります。

かげうち
タイプ:ゴースト 威力:40 命中:100
効果:先制攻撃技

タイプ一致の先制攻撃技です。ヌケニンはSが40と低く、先制できるという効果の恩恵を受けやすいので、攻撃技としては最も汎用性が高いです。しかし、接触技であり「ゴツゴツメット」などに触れてしまうとそれだけで倒れてしまうので、相手の控えのポケモンが分からない段階では打たないようにしたいです。

運用方法

ヌケニンは特性「ふしぎなまもり」によって特定の相手からの有効打を完全になくすことが可能なポケモンなので、有利な相手に繰り出し、定数ダメージ技で負担をかけていくという動きが基本となります。

ヌケニンに対してダメージを与える手段を持っていないことが多い相手は、ボルトロス、スイクン、マンムー、マリルリ、メガルカリオ、カイリュー、ニンフィア、メガサーナイトなどです。

これらのポケモンがサブウェポンとしてヌケニンに弱点を突ける技を持っていることもありますが、その有無を「まもる」で確認することができますし、「きあいのタスキ」によって弱点となる攻撃技を受けても1発は耐えるので、慎重に動けばすぐに倒されてしまうことは避けることができます。

弱点の攻撃技以上に脅威となるのは定数ダメージで、一度でも受けてしまうと倒されてしまうので、受けてしまわないように厳重な警戒が必要です。

ヌケニンの運用に際しては、相手のポケモンがどのような技を持っている可能性があるか、どのような型が多いかといった知識を試される場面が多いので、対戦経験を積みながら学んでいくと良いでしょう。

ヌケニンと相性の良いポケモンは「メガヤミラミ」です。

特性「マジックミラー」を持っているため、ヌケニンが最も苦手とする定数ダメージ技に強く、メガヤミラミの唯一の弱点であるフェアリータイプをヌケニンが無効にすることができるので、両方にとって動きやすくなるというメリットがあります。

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