【ORAS】ウルガモス(特殊アタッカー型)についての育成論
2016/09/15
ウルガモスはほのお、むしをタイプに持つ唯一のポケモンです。タイプの相性上、いわ技が4倍弱点となっています。種族値は高い部類に入ります。特に特攻135、特防105、素早さ100となっており、特殊面に秀でています。ただ、他の数値はHP85、攻撃60、防御65と、それほど高くはありません。
特性はほのおのからだとむしのしらせの二種類がありますが、この育成論ではほのおのからだを採用します。接触技を受ければ、3割の確率で相手をやけどにできるのがほのおのからだの特性なのでそれほど重視しませんが、仮に相手をやけどにできればしめたものです。
技に関してはそれほど種類に恵まれているということはありませんが、攻撃面ではいい技が揃っています。反面、補助技には余り期待できません。
ウルガモス:たいようポケモン
性格:ひかえめ
特性:ほのおのからだ
持ち物:ラムのみ
ウルガモスの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
85 | 60 | 65 | 135 | 105 | 100 |
ひかえめです。おくびょうとの選択になりますが、この育成論ではちょうのまいを使用することを前提としている上、一度ちょうのまいを使えば大抵のポケモンは抜けるため、素の火力を優先し、ひかえめを選択します。
ラムのみです。これを採用すべき理由は、でんじは、さいみんじゅつなどを受けた際に行動力を削がれないようするために持たせます。
HP6:大ダメージを受けるステルスロック対策のため、HPは奇数にしておきたいところです。6振りでHPが実数値で161となります。
特攻に問答無用の2552極振りです。素早さにも252極振りします。
万が一ちょうのまいが使えない場合に素の速さが重要になってきます。
今回の技構成
タイプ | 技名 | 威力 | 命中率 |
---|---|---|---|
むし | むしのさざめき | 90 | 100 |
むし | ちょうのまい | ー | ー |
ほのお | だいもんじ | 110 | 85 |
くさ | ギガドレイン | 75 | 100 |
むしのさざめき
威力90を誇るむしタイプの特殊技です。タイプ一致で命中安定のメイン技です。厄介なみがわりを貫通することができる点も意外と便利です。
だいもんじ
命中にやや不安がありますが、かえんほうしゃではなくこちらをあえて採用します。特殊アタッカーである以上、火力が少しでも高い方が大事です。
ギガドレイン
サブウェポン枠です。ぼうふう、サイコキネシス辺りとの選択ですが、みずタイプへの役割としてギガドレインを採用します。また、上記二つとこの技の組み合わせではほのおタイプに等倍が取れません。
ちょうのまい
この育成論の要の技です。特攻、特防、素早さが上がるという優れものです。理想としては二回使用したいところですが、一回の使用でも十分力を発揮してくれます。ウルガモスは物理耐久に難があるので、使用のタイミングには気をつけたいところです。安易に使用して倒されては元も子もありません。
ダメージ参考
被ダメージについてはあまり考慮する必要はありません。耐久面での期待値、特に物理面はかなり低いからです。
相手のアタッカーからの攻撃を耐えきることは余り期待できません。一応の目安として攻撃準特化ガブリアスのげきりんで90~106.8%のダメージを受けます。
特殊耐久についてはやや高く、弱点である特攻準特化ウォッシュロトムのハイドロポンプでも96.8~115.5%とどうにか確定一発を回避できます。与ダメージに関しては素の状態での目安を挙げます。
むしのさざめき
・無振りサザンドラ 112.5%以上
・HP振りバンギラスに56~67.6%
・HP振りクレセリアに対して61.6~74%
だいもんじ
・HP振りメガガルーラに対して50~59.4%
・HP振りギルガルドに対して91~107.7%のダメージ
ギガドレイン
・HP振りスイクンに対し42.5~50.2%
・HP振りウォッシュロトムに対して58.5~70%のダメージ
運用方法
ちょうのまい使用からの高速、高火力で全抜きを狙うエースとして運用します。仮にちょうのまいを使わなくても特攻と素早さに努力値を振っているため、一般的なアタッカーとして戦うこともできます。一度ちょうのまいを使うことができれば火力が上がることはもちろん、ほとんどのポケモンに先手が取れる上、特殊耐久も上昇するので、生半可な特殊技では倒されません。
ちょうのまいを使いやすい環境作りができていると、より力を発揮しやすくなります。ただし、物理技には常に注意が必要です。一線級のアタッカーによる高威力技を受けると、一撃で倒されることも少なくありません。最大の注意点はなんと言ってもいわタイプの技です。ステルスロックで多大な被害を受けますし、4倍弱点のため、タイプ不一致で打たれたとしても呆気なく倒されてしまいます。
また、先制技を搭載していないので、素早さに関係ない先制技持ちにも注意が必要です。そのため、相性面を含めてファイアローやマリルリは苦手と言えます。ウルガモスは種族値面、技面、ともに使いやすいポケモンと言えます。上手くはまれば全抜きも狙えるので、頼りがいのあるポケモンです。