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【ORAS】メレシー(トリパ始動)についての育成論

      2016/03/07

第六世代で登場した「いわ」「フェアリー」タイプのポケモンです。ノーマル、ほのお、ひこう、むし、あくを半減し、ドラゴンが無効という数多くの耐性と、「ムーンフォース」や「ストーンエッジ」等、多くの高火力技がタイプ一致で使用できる優秀なタイプを持っています。ただし「はがね」タイプの攻撃が4倍になるので、注意してください。

種族値を見るとBとDが非常に高いです。しかし、ACSは50とかなり低いので、アタッカーとしては厳しいものがあります。そのため、多くはサポートとして使用される事が多いです。今回はSが低い事と、特性である「がんじょう」を利用して「トリパ」の始動役として使用します。

「トリパ」とは、「トリックルーム」という変化技を使用し、その影響下で「Sが低く、高火力」のポケモンを「行動順が早い高火力」のポケモンにして、有利に進めていく戦略の事です。Sが低いポケモンは「ガラガラ」「ドサイドン」「メガヘラクロス」「ヤドラン」など高火力な事が多く、先制して攻撃出来るアドバンテージは計り知れません。

ただしデメリットもあります。ターン制限が技を使ったターンも併せて5ターンしか持たない事と、「トリックルーム」は優先度が-7なので、発動時に必ず後手に回り、一撃喰らってしまう事が大きなデメリットになります。出来るだけこのデメリットを小さくする為に、始動役は以下の条件を満たす必要があります。

1、敵の攻撃を必ず一撃は耐えることが出来る
2、自主的に退場する事が出来る
3、Sが低く、トリックルーム中に先制して攻撃することが出来る

メレシーはこの条件を全て満たしています。夢特性が「がんじょう」なので、特性が「かたやぶり」のポケモンや連続攻撃以外では必ず一撃耐えることが出来ます。また「だいばくはつ」を覚えるので、相手のポケモンに大ダメージを与えながら、自主的に退場することが出来ます。

さらにSが50しかなく、現在レートで使われているポケモンの中でも、かなり低くトリックルーム下では殆ど先手を取ることが出来ます。このように、トリックルームの始動役として、とても優秀なポケモンです。ただし夢特性のメレシーの入手が難しいです。フレンドサファリにメレシーは出てこないので、群れバトルで稀に出てくる夢特性メレシーを捕まえる必要があります。「トリパ」という面白い戦術の切り込み隊長を務められるメレシーを、1度使ってみてはいかかでしょうか。

紹介するポケモンについて

  

名前 メレシー ほうせきポケモン
タイプ いわ フェアリー
性格 ゆうかん 攻撃↑、素早さ↓
特性 がんじょう  
持ち物 ノーマルエンジェル  

  

耐性
無効 ドラゴン
半減 ノーマル、ひこう、ムシ、ほのお、あく
抜群 じめん、みず、くさ
四倍 はがね

  

種族値
HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
50 50 150 50 150 50

性格について

トリックルーム」の影響下最速で動き、「だいばくはつ」を有効的に使う為、出来るだけ攻撃力を上げたいです。素早さが下がり、攻撃力が上がる「ゆうかん」確定です

持ち物について

自主退場兼的に最後にダメージを与える「だいばくはつ」をより有効活用するために、持ち物は「ノーマルジュエル」で確定です。

努力値について

努力値ですが、HAに252振りのぶっぱです。物理、特殊関係なく、出来るだけ多く行動をとれるようにしたいのでH252。「だいばくはつ」で高負荷を与えるためにA252。物理アタッカーが環境に多いので、残りはBに6振ります。

技構成について

  

タイプ 技名 威力 命中 PP
ノーマル トリックルーム 5
いわ ステルスロック 20
ノーマル だいばくはつ 250 100 20
いわ ストーンエッジ 100 80 5
トリックルーム

5ターンの間、すばやさの低い順に行動するようになります。しかし優先度には影響がないので「でんこうせっか」や「かげうち」などの先制技や「はやてのつばさ」には効果がありません。また、5ターンしかもたないので、実際に素早さが逆になり攻撃できる回数は4回になります。効果が残っているうちに、再度使用すると元の状態に戻ります。

ステルスロック

相手はポケモンを交代する度に、出てきたポケモンはダメージを受ける岩をばら撒く技です。与えるダメージはタイプ相性の影響を受けます。複数回耐えることが出来る時や、相手がこちらを見て交代してくると予想出来る時などに使用します。

だいばくはつ

威力が高い代わりに攻撃後、自分が『ひんし』状態になる攻撃技です。トリックルームをした後に、自分を退場させつつ相手に高い負荷を与える技です。「ノーマルジュエル」を持った時の威力が250×1.3=325。攻撃力が低いメレシーでも相手に大ダメージを与えられます。ただし、ゴーストにはダメージを与えられず、いわ、はがねには半減されてしますので、注意してください。

ストーンエッジ

急所に当たりやすいが、命中率の低い岩タイプの攻撃技です。ファイアローやバシャーモ、メガボーマンダーなど飛行タイプのポケモン高い負荷をかけることが出来ます。基本的には使用しないですが、確実一撃を絶えて相手を倒しに行ける時や複数回耐えることが出来る時などに使用します。また「ちょうはつ」で「トリックルーム」の発動を邪魔された時に、使用する事も稀にあります。

ダメージ参考

与ダメ

ステルスロックは以下のダメージを敵が交代して出てきた時に与えます。
基本ダメージ⇒最大HPの1/8のダメージ×タイプ相性
岩が効果抜群のポケモンなら1/4、岩が4倍ダメージなら1/2ダメージを与えることが出来ます。
ただし、半減されると1/16、1/4にされると1/32ダメージしか与えられません。

ストーンエッジ

H振りファイアロー 1発
メガボーマンダ 2~3発
メガバシャーモ 3発
ガブリアス 6~7発
メガガルーラ 3~4発
メガゲンガー 2~3発
ロトム(ウォッシュ) 3発
ボルトロス 1~2発
マンム 3発
HB振りクレセリア 6~7発

だいばくはつ

メガボーマンダ 1~2発
メガバシャーモ 1~2発
ガブリアス 1~2発
メガガルーラ 1~2発
ロトム(ウォッシュ) 1~2発
マンム 1~2発
HB振りクレセリア 3~4発

被ダメ

性格補正A振りランドロス霊獣(いわなだれ) 5発
性格補正A振りメガガルーラ(すてみタックル) 3発
性格補正A振りこだわりメガネファイアロー(ブレイブバード) 4発
性格補正A振りガブリアス₍じしん) 1~2発
性格補正A振りメガボーマンダ₍すてみタックル) 3発
性格補正A振りメガバシャーモ₍とびひざげり) 2発
性格補正A振りメガクチート(アイアンヘッド) 1発
性格補正A振り物理ギルガルド(アイアンヘッド) 1発
性格補正A振りマンムー(じしん) 1~2発
性格補正C振りメガフシギバナ(ギガドレイン) 2発
性格補正C振り特殊ギルガルド(ラスターカノン) 1発
性格補正C振りメガゲンガー(シャドーボール) 3発
性格補正C振りウォッシュロトム(ボルトチェンジ) 4発
C4振りクレセリア(サイコキネシス) 5発

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