【ORAS】ゴウカザル(両刀アタッカー)についての育成論
小回りの利く器用な両刀アタッカー、ゴウカザル育成論
性格:むじゃき。
特性:もうか。
努力値配分:攻撃252、特攻6、素早さ252。
技:インファイト、マッハパンチ、ストーンエッジ、オーバーヒート。
持ち物:きあいのタスキ。
役割:物理アタッカー、特殊アタッカー
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《概要》
ゴウカザルはゲームスタート時に最初に貰える三体のポケモン、通称御三家の中の一体です。タイプはほのおとかくとうになります。種族値は攻撃寄りに設定されており、攻撃が104、特攻が104、素早さが108となっています。それ以外もHP76、防御71、特防71と平均的な数値にはなっています。
特性はもうか、てつのこぶし、と二つありますが、この育成論ではHPが三分の一以下になるとほのおタイプの技が上がるもうかを採用します。技に関してはかなり豊富に使うことができます。特に攻撃技は種族値を見てもわかるように物理、特殊、両面で豊富に扱えます。補助技もしっかりと使うことができ、技の選び方次第でいくつも育成型が作れるポケモンだと言えます。この育成型の豊富さはゴウカザルの大きな武器です。
《技》
威力120のかくとう技です。耐久ダウンのデメリットがありますが、きあいのタスキを持たせるため全く気になりません。
威力40の先制かくとう技です。ゴウカザルは素早さの高いポケモンですが、何かと便利な先制技なので採用しています。
威力100のいわ技です。命中に不安はありますが、サブウェポンとしてタイプ補完に優れます。
威力130のほのお技です。この技のみ特殊技となります。使用後特攻ががくっと下がりますが、他は物理技なので問題ありません。基本的にはほのお弱点の場合にしか使いません。比較的高い種族値と技自体の威力によってある程度のダメージは期待できます。また、きあいのタスキが発動し、特性もうかの効果を受けていた場合はさらに威力が見込めます。
《性格》
むじゃきです。素早さに補正をかけることを前提とし、特防に逆補正がかかる性格を選択します。防御に逆補正がかかるせっかちでも構いませんが、先制技に物理技が多いことから一応むじゃきにします。
《持ち物》
きあいのタスキです。確定一発クラスの攻撃を受けても無理矢理行動回数を稼ぐことができます。また、きあいのタスキを持たせることで躊躇なくインファイトが打てます。
《特性》
もうかです。HPが三分の一以下になるとほのお技の威力が上がります。この特性により、努力値6振りの特攻から放たれるオーバーヒートの威力に期待が持てるようになります。
《努力値配分》
攻撃252:基本は物理アタッカーなので極振りします。
特攻6:おまけのような6振りですが、少しでも火力を上げるために振っておきます。
素早さ252:ここも極振りです。ガブリアスより速いという事実は大きいです。
《ダメージ》
被ダメージについては考察しません。きあいのタスキが発動することを前提としていることと、インファイト使用による耐久低下により、被ダメージ考察があまり有用ではないからです。与ダメージについてはインファイトでHP振りメガガルーラに対し83~99%、無振りガブリアスに対して50.8~59.5%のダメージとなります。
マッハパンチではインファイトと同じ相手に対し、それぞれ28.3~33.9%、16.9~20.2%のダメージです。
ストーンエッジではHP振りファイアローに140%以上、HP振りけしんボルトロスに70.9~83.8%のダメージです。
オーバーヒートはもうか未発動としてHP振りギルガルドに対して65.8~79%、HP振りメガクチートに対して103.1~122.2%のダメージとなります。
《運用方法》
きあいのタスキ所有により、強気に行動できるアタッカーとして運用していきます。基本的にはガンガン攻撃していくだけのシンプルな運用です。先手を取ってきあいのタスキを温存したまま相手一体を倒せれば最高の形で、そのまま貪欲に2体目も倒しにいきます。仮にきあいのタスキを使った上で相手を倒すことになっても高い素早さから相手の2体目に一撃を入れてから倒されることもできますし、仮に相手の2体目の方が自身より速くてもマッハパンチで一撃を与えることができます。
注意点はきあいのタスキが潰される連続技や天候ダメージ、ゴツゴツメット等です。また、やけどやまひなどの状態異常にも注意しなければなりません。加えて自身より速いポケモンにも注意が必要です。主なところではファイアローやゲッコウガなどがゴウカザルより速い上に、弱点を突かれるという点で厄介です。
ゴウカザルは非常に器用なポケモンです。使いやすいことが何よりの強みです。メガシンカポケモン達の攻撃力が凄まじく、現環境では火力面でやや物足りなく感じる場面も多くなりましたが、それでもまだまだ活躍できるポケモンだと言えます。