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【ORAS】ウォッシュロトム(物理受け)についての育成論 

      2016/03/08

器用な物理受け、ウォッシュロトム育成論

《物理耐久型》
 性格:ずぶとい。
 特性:ふゆう。
 努力値配分:HP252、防御252、素早さ6。
 技:ボルトチェンジ、10まんボルト、ハイドロポンプ、おにび。
 持ち物:オボンのみ。

《概要》

ウォッシュロトムはロトムがフォルムチェンジしたポケモンです。タイプにはでんきとみずという非常に相性のいい二つを持っています。弱点がくさタイプとじめんタイプしかありませんが、特性ふゆうのおかげでじめん技が無効になります。そのため、実質くさタイプだけが弱点ということになります。

種族値に関してはそれなりのレベルでまとまっていると言えます。しかし、言い換えると、突出した数値は持っていないということです。100を超えているのが防御の107、特攻の105、特防の107です。すべて100台なのでとびきり高いというわけではありません。また、素早さも86と決して遅くはありません。

技の面では種類が豊富というよりも使い勝手のいい技、優秀な技を多く使用できるといった評価ができます。ウォッシュロトムの一番の長所はその万能性です。アタッカー、各種サポート型、物理受け、特殊受け、等々育成次第で多くの役割を高いレベルでこなしてくれるので、パーティに採用しやすいです。

もちろん、たくさんのことを求めすぎると育成が中途半端に終わり、何もできなくなってしまうので、任せたい役割を一つに絞ることが大事になってきます。

《技》

ボルトチェンジ

威力70のタイプ一致技です。ダメージを与えられる交代技として使えます。相手との読み合いに持ち込め、場合によっては局面を打開できることもあるので優秀な技だと言えます。

10まんボルト

威力90のタイプ一致技です。ボルトチェンジとタイプが重なりますが、こちらは純粋に攻撃技としての採用です。でんき技を二つ搭載することになりますが、使い勝手はいいです。

ハイドロポンプ

威力110のタイプ一致技です。ウォッシュロトムを選択したからには採用しなければならない技と言っても過言ではありません。命中率にかなりの不安がありますが、威力は高いです。

おにび

物理受けとしての役割をより濃くする技です。相手の攻撃力を削ぐ意味で優れた技ですが、継続ダメージも意外と役に立ちます。ボルトチェンジを使い、相手の物理アタッカー複数体を機能停止させることも可能です。

《性格》

防御に補正をかけ、不要な攻撃に逆補正をかけるずぶといを採用します。この育成論では物理受けとして育成しますが、ウォッシュロトムは素早さ種族値が他の受けポケモンと比べて高いため、その早さがアドバンテージになります。そういった理由で素早さに逆補正をかけることはしません。

《持ち物》

オボンのみを持たせます。ウォッシュロトムはじこさいせいなどの回復手段がなく、どうしても回復したい場合はねむるをつかうことになります。しかし、技の枠を一つ使いますし、当然眠り状態になるデメリットがあるので、オボンのみで回復し無理矢理延命を図ります

《特性》

ロトムにはふゆう以外の特性がありません。このふゆうはウォッシュロトムにとってなくてはならない要素です。ふゆうを持つことにより、弱点であるじめんタイプの技が無効になるからです。

《努力値配分》

HP252:ウォッシュロトムのHP種族値は50となっており、かなり低いです。そのため、耐久型として育成する上ではHPの努力値は全振りが必須となります。

防御252:ここも全振り推奨です。仮想的を用意し、調整していく選択肢もあるのですが、そうすると他のポケモンへの対応が甘くなりますし、そもそも持ち物によって状況も変わってしまいます。そのため、より多くの物理アタッカーを相手にするという意味で全振りします。

素早さ6:この6振りはフォルムチェンジのロトム同士で対面した時のためです。6振っていれば素早さに無振りの相手に先手を取ることができます。

《運用方法》

運用方法はあってないようなものです。このウォッシュロトムは平たく言えばどこでも仕事をしてくれます。物理受けとは謳っていますが、万能戦士としての役割の方が大きいです。最初に投入した場合は相手次第でおにびを撒いたり、真っ向から攻撃したり、苦手なポケモンでも素早さで勝っていそうであればボルトチェンジで交代したりします。

中盤以降で繰り出す時はもちろん物理アタッカーに対して投入していきます。投入後の役目は序盤と同じです。ただ、注意しなければならないこともあります。ウォッシュロトムには他を圧倒するような種族値がありません。物理受けとして努力値を限界まで振っていても、最高クラスの種族値から繰り出される高火力の技を受けきれない場合があります。

ですから、アタッカーと正面から対峙する受けポケモンというより、パーティのクッション剤としての使用を心がけましょう。安易に受けポケモンとして投入していくと、痛い目に遭うかもしれません。ウォッシュロトムは非常に便利な何でも屋さんの一面を持っています。パーティの構築や役割分担に困った時には心強い選択肢になってくれるポケモンです。

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