【ORAS】サザンドラ(アタッカー型)についての育成論
2016/08/13
サザンドラはBWから登場しましたあくとドラゴンタイプを持つ非常に強力なポケモンです。
まずサザンドラの強味は、Cは125で、メガボーマンダやライコウより高い数値になっています。タイプ一致技も、あくのはどうとりゅうせいぐんがあるため、火力はそこそこあります。
サザンドラの半数はこだわりメガネを持っていて、こだわりメガネ+りゅうせいぐんで圧をかける立ち回りをします。性格も多くはひかえめで火力を底上げしています。りゅうせいぐんはげきりんと違って次の行動が縛られない点が強いです。サザンドラはフェアリータイプが追加されてからは4倍弱点ができてしまってやや向かい風ですが、有用なドラゴンタイプで氷が4倍ではない珍しいポケモンです。
そのため、ドラゴンタイプの対策を氷技にしているポケモンに対して、2倍でうけることができるため、生存できれば一貫性を作ることができます。また、サザンドラの強みは技範囲の広さにもあります。サザンドラはドラゴンはりゅうせいぐん、悪があくのはどう、炎がだいもんじやかえんほうしゃ、地面がだいちのちから、鋼がラスターカノン、格闘がきあいだま、と多くの技を覚えます。
多くの技を覚えることは、相手に効率の悪い立ち回りを強制させることがあります。例えば、炎技をもっていないサザンドラでも、ナットレイに後出しすれば、相手は炎技を持っていると読んで交代してくることもあります。サザンドラが評価される点にはそういうところも関係していると思います。また、特性はふゆうのため、通常は等倍で入る地面技を無効化することができます。
サザンドラをちらつかせておけば相手は地面技を打ちづらくなるので、この点においてもサザンドラはその存在自体が相手に効率の悪い立ち回りをさせることにつながります。一方、ドラゴンタイプの中では素早さ種族値が98とやや遅いです。
それが性格をおくびょうにしない1つの理由でもありますが、自分より遅いポケモンには基本的に有利をとれ、自分より速いポケモンにはあまり勝利に貢献できないことは覚えておいた方がいいでしょう。
サザンドラ:きょうぼうポケモン
性格:ひかえめ
特性:ふゆう
持ち物:こだわりメガネ
サザンドラの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
92 | 105 | 90 | 125 | 90 | 98 |
ひかえめです。サザンドラのひかえめの採用率は79.6%です。素早さがやや遅いポケモンとして使うことになります。
こだわりメガネです。こだわりメガネ+りゅうせいぐんが強いので、相手のパーティのドラゴンの一貫性を確認しておきましょう。
サザンドラの素早さに性格補正をかけない場合、準速にする意味はあまりありません。そのため、HCぶっぱや70族抜きC252残りHのような振り方になります。ここはパーティと相談になります。
サザンドラはロトムと対面した時に基本的に有利ですが、ボルトチェンジなどで逃げられる可能性があるので、準速ロトム(86族)抜きのH92 C252 S164の振り方がオススメです。
今回の技構成
タイプ | 技名 | 威力 | 命中率 |
---|---|---|---|
ドラゴン | りゅうせいぐん | 130 | 90 |
あく | あくのはどう | 80 | 100 |
ほのお | かえんほうしゃ | 90 | 100 |
かくとう | きあいだま | 120 | 70 |
りゅうせいぐん
サザンドラのメインウェポンです。かなりの火力があります。参考までにH252ガルーラに100.4%~118.8%で確定1発です。化身ボルトロスやバシャーモ、ゲンガーや霊獣ランドロスも基本的には確定1発です。
また、前述の通り、げきりんとは違って縛られることはないので、りゅうせいぐんを打って、引いて、また出てきてりゅうせいぐんを打っているだけで、相手の選出によっては勝てます。
あくのはどう
サザンドラのメインウェポンです。常に20%の確率でひるみがあるので、強引に勝ちを狙いに行けます。また、クレセリアに対してめっぽう強いです。
あくタイプの技自体が結構一貫しやすいので使いやすい技です。H252クレセリアへは77.5%~92.5%入ります。
きあいだま
メインウェポンの相性補完技です。主に鋼タイプに打ちます。H252ナットレイに対して106%~125.9%で確定1発、H252ヒードランに105%~124.2%で確定1発、H252ガルーラに123.5%~146.2%で確定1発です。
命中不安定技ではありますが、きあいだま以外でバンギラスを倒す方法がないのでそのためにも採用です。ちなみにHD252砂下メガバンギラスに対しては、98.5%~117.8%でほぼ1発です。
かえんほうしゃ
ナットレイやハッサム、そのほか草タイプや氷タイプに命中安定技として打ちます。あくのはどうが等倍で入り、かえんほうしゃが2倍ではいるポケモンに対しては、タイプ不一致ですが、かえんほうしゃを打った方がダメージは大きいです。
ちなみに等倍のりゅうせいぐんと比べるとりゅうせいぐんのほうが2倍のかえんほうしゃよりダメージが大きいです。
運用方法
シーズン16において、世界上位プレイヤー(レート2100~2250)が使っていたサザンドラの多くは、この技構成で、こだわりメガネを持っていて、性格がひかえめでした。努力値の振り方にはいろいろありますが、この構成は1つの結論といえるでしょう。
こだわっているので使い方が難しいですが、相手のこだわりトリックなどにも強いです。特に、後出しで無効化される可能性のあるりゅうせいぐんやきあいだま、かえんほうしゃは相手に大きなアドバンテージを与えることになりますので、何が安定行動なのか、ここで安定行動すべきか否かを考えてプレイすることになります。
このポケモンはフェアリータイプになにもできないので、サザンドラの後ろにはハッサムやギルガルド、ゲンガーなんかが控えていると戦いやすいです。