【ORAS】ゲッコウガ（特殊アタッカー型）についての育成論

器用なアタッカー、ゲッコウガ育成論

《概要》

ゲッコウガはゲーム上で最初にもらえる三匹のポケモン、いわゆる御三家の一匹です。タイプはみずとあくの二つを持っています。種族値はまず素早さの高さが目に付きます。素早さ種族値は１２２となっており、多くのポケモンから先手を取ることができます。その他の数値に関しては特攻が１０３ある以外は平均、ないしはちょっと低めの設定となっており、ＨＰ７２、攻撃９５、防御６７，特防７１です。

特性は御三家にはお馴染みのげきりゅう、そしてへんげんじざいです。この育成論では出した技と同じタイプに変化するへんげんじざいを採用します。覚える技に関しては攻撃面で豊富と言えます。物理、特殊、ともに多くの技、タイプが使えます。補助面に関しても全く使えないということはなく、みがわりやどくどくなど有用なものを覚えます。

《技》

威力１１０のみず技です。命中に不安がありますが、威力が高いので採用します。ゲッコウガは決して特攻種族値が高いわけではないので、命中率よりも技の威力が高いものを採用した方がいいです。

威力８０のあく技です。ゲッコウガの高い素早さのおかげで追加効果のひるみが狙え、厳しい局面でも勝ち筋ができます。

威力９０のこおり技です。サブウェポンに見えますが、へんげんじざいでゲッコウガのタイプが変化するため、見方によっては命中の安定したメインウェポンと言えます。

威力４０のゴースト技です。性格の補正と反しますが、先制技枠としての採用です。また、この技を使うことにより苦手なかくとう技や強力な先制技であるしんそくを無効化できるという恩恵もあります。

《性格》

おくびょうを採用します。高い素早さ種族値を活かすためです。ゲッコウガはできるだけ多くのポケモンから先手を取りたいため、素早さに補正をかけていきます。

《持ち物》

いのちのたまです。特攻種族値１０３ではアタッカーとして十分とは言えません。そこで、足りない火力はいのちのたまで補います。耐久を重視した育成論ではないため、反動ダメージは気になりません。

《特性》

へんげんじざいです。出した技と同じタイプに変化するという特性です。そのため、全ての技をタイプ一致で発動することができ、弱点も変えることができるので使い方次第では相手からの攻撃対策にもなります。

《努力値配分》

ＨＰ６：余りは耐久に振ります。

特攻２５２：極振りです。際だった火力があるわけではないため、調整の余地はありません。

素早さ２５２：ガブリアス抜きや１１０族抜きに調整する手もありますが、多少調整を施して耐久に努力値を回しても有意義なほど耐久種族値が高くありません。そのため、思い切って最速を取った方が抜ける相手がより多くなり使いやすいです。

《ダメージ》

被ダメージに関しては技の使用によってゲッコウガのタイプが変わること、耐久力がかなり低いため、２発以上攻撃を耐えることがほぼできないことから考察しづらいと言えます。ただ、目安として等倍の状態で攻撃準特化ガブリアスのげきりんで９５．９～１１３．５％のダメージを受けます。

与ダメージについてはへんげんじざい、いのちのたま込みで目安を挙げます。ハイドロポンプではＨＰ振りメガガルーラに対して４９．５～５８．９％のダメージ、ＨＰ振りヒードランに対して１００～１１９．６％のダメージを与えることができます。

あくのはどうではＨＰ振りクレセリアに５５～６５．１％のダメージです。

れいとうビームではマルチスケイル込みのＨＰ振りカイリューに対して８７．８～１０３．５のダメージを当てられます。

かげうちでは無振りメガゲンガーに対して４８．１～５７．７％のダメージとなります。

《運用方法》

攻撃範囲が広く、多くのポケモンと戦える万能アタッカーとして運用していきます。特性へんげんじざいによりタイプ一致技で等倍以上を取っていくスタイルです。特性を上手く使い、相手の技を通りにくくしたり、無効にしたりできると、より有利に戦いを進めることができます。

運用の注意点としては耐久力に難があり、こだわりスカーフや積み技などで先手を取られると脆い点が挙げられます。また、特攻に努力値を極振りし、いのちのたまを持たせているものの、やはり攻撃力に欠ける面があり、１撃で倒せない場面が出てきます。そのため、対面から無闇に突っ込むのではなく、立ち回りを工夫して活躍の場を吟味する必要があります。

ゲッコウガは特性へんげんじざいのおかげで全ての技をタイプ一致で打てる器用なポケモンです。多くのタイプに等倍以上を取ることができ、かゆいところに手が届く存在として重宝します。

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