【ORAS】パルシェン(からをやぶる型)についての育成論
2016/10/13
今回はシングルバトルにおける「パルシェン」の育成論です。
【パルシェン】
タイプ:こおり・みず
性格:いじっぱり
特性:スキルリンク
持ち物:おうじゃのしるし
このポケモンに何度も怯まされてその度に3DSを叩いてきた人も多いのではないでしょうか。オニゴーリと同じこおりタイプのポケモンでオニゴーリと同じように運ゲームをしかてくるこのポケモンに筆者も何度怒りを振り上げたことが分かりません。
さてパルシェンが覚える変化技からをやぶるは、自分のぼうぎょととくぼうランクが1段階ずつ下がりますがこうげとととくこうとすばやさランクが2段階ずつ上がる技です。
からをやぶるを使った際の全抜き性能には目を見張るがあり、種族値はぼうぎょ以外並でとくぼうに至っては45という大変低い数字ですがシングルレート環境において十分活躍に値する性能があります。では具体的な育成論を見ていきましょう。
性格について
からをやぶるは「ちょうのまい」や「りゅうのまい」と違いすばやさがのランクが2段階上がるわざなので性格にすばやさ補正をかけなくとも問題ありません。なので少しでも火力を優先してのいじっぱりでの採用となります。
特性について
パルシェンには自分への攻撃が急所に当たらない「シェルアーマー」や「あられ」、「すなあらし」のダメージを受けない「ぼうじん」という特性がありますが、からをやぶった際の抜き性能や「ロックブラスト」や「つららばり」との相性また持ち物の説明において書いていますがこの特性によって「おうじゃのしるし」の強さが活きてきます。なので特性はスキルリンク以外有り得ません。
持ち物について
持ち物は「おうじゃのしるし」がおすすめです。「おうじゃのしるし」をポケモンに持たせると、攻撃した時10%の確率で相手を怯ませる効果があります。これは具体的に書くと相手に攻撃が当たる度に10%の判定が下るのです。
またパルシェンは「ロックブラスト」や「つららばり」といった連続技を使えスキルリンクの効果で5回も技が当たります。なのでその分だけ10%の怯みの判定が下り、技が当たれば相手のポケモンはおよそ41%の確率で怯んでそのターン動けなくなります。
努力値について
努力値H44A252B212
H131 A161 B200 C× D65 S117
前述した通りからをやぶるはすばやさが2段階上がる変化技なので性格がいじっぱりでもからをやぶった後は、ほぼ全てのポケモンに上から攻撃が出来ます。いじっぱりスカーフガブリアスの上をとることもできます。
全抜き性能を高める為にこうげきは努力値252の極振り。またぼうぎょ種族値は180というクレセリアやカバルドンを超える高い数字となっておりまさに要塞ともいえる硬さです。ただとくぼうが圧倒的に数値が足りておらずHPに努力値を振り切っても耐久力が足りません。なので火力と素早さを優先しあまりHPは努力値を振っていません。
技構成
この技がなければこのポケモンは始まりません。この積み技を凌駕する技はありません。
ロックカットとけんのまいの効果を足し合わせた最強の積み技です。
タイプ一致でパルシェンがうてる連続技です。ガブリアスやボーマンダカイリューといったこおり4倍弱点のポケモンは、この技を受けた場合ひとたまりもないです。
こおり技を半減で受けてくるスイクンやマリルリやヒートロトムいったポケモンに対しての有効打となりまたこの技もつららばり同様スキルリンクの効果によって5回連続で技が当たり対策できる範囲が広がります。
怯みも狙いにくく、威力も低いので採用するに値しない技に思えますが何かと役に立つ技です。サザンドラやジャローダ化身ボルトロスいったポケモンや「ふいうち」などの先制技をうってくるポケモンに対して有利に立ち回れるようになります。
運用方法
有利対面でからをやぶって「つららばり」もしくは「ロックブラスト」で相手のパーティーを壊滅に追い込みます。火力が足りない場面においては怯ませてくれと勝利の女神の頼んでみましょう、きっと怯ませてくれるはずです。前述の通りとくぼうが低いポケモンなのでウォッシュロトムやボルトロス、フシギバナ等の特種特化のポケモンに非常に弱いです。
なのでその数値の低いとくぼうを補う為にラティオスやライコウで「ひかりのかべ」を張り後続のパルシェンで「からをやぶる」という試合運びで運用するプレイヤーが多くいわゆる壁構築での運用です。今回の育成論では持ち物が怯みを狙った「おうじゃのしるし」になっていますが、技の威力が1.3倍になる「いのちのたま」や、どんな技でも一発目は必ず耐える「きあいのタスキ」といった持ち物も非常に強いです。
また技構成はプレイヤーによっては変化技を避ける為のみがわりやメガガルーラが放ってくる優先度+2のねこだましを喰らわない為に守るを採用している場合もあります。活躍する場面が少ない時には少し型を変えてみるのもよいかもしれません。