【ORAS】バクオング（特殊アタッカー）についての育成論

今回紹介するポケモンは「バクオング」です。ノーマルタイプしか持っていないため、弱点が少なく、覚える技の種類も豊富なため、器用に色々なことが出来るポケモンです。

種族値だけ見れば大したポケモンではないように見えますが、持ち前の技の豊富さと、意外にある耐久力のおかげでそれなりに戦えます。今回はそんな器用さを活かした「特殊アタッカーバクオング」を紹介します。

【バクオング】

性格について

「ひかえめ」推奨です。残念なことに攻撃力が物理、特殊ともに全くありません。技の種類が豊富にあるにも関わらず、攻撃力がないため上げるしかありません。そこで今回は特攻が上がり攻撃が下がる「ひかえめ」を選択しました。

持ち物について

持ち物は「こだわりスカーフ」推奨です。素早さも圧倒的に足りないため何かで補う必要があります。性格では補い切れないため、持ち物で補うことにしました。

そのため「こだわりスカーフ」推奨です。これでほぼ先手を取ることが可能になり、技の豊富さと相まって、一撃で倒せるポケモンの数が増えます。

特性について

特性は「きもったま」固定です。これがあるだけで「ばくおんぱ」「きあいだま」をゴーストタイプに当てることが出来るようになり、倒せるポケモンの範囲が広がります。

努力値について

　「こだわりスカーフ」を用いてもなお、勝てないポケモンが存在するので素早さを努力値で底上げします。特殊アタッカーなので特攻も上げる必要があります。そこでこの2つに全振りをし、残りをHPに回します。

技構成

ドラゴンタイプをはじめとしたポケモンを狩ることができます。命中率も安定しており、威力もそこそこありますので覚えておいて損はないでしょう。好みによっては他の技にしてしまっても構いません。

命中は不安であるものの、「ばくおんぱ」のあまり効かないいわタイプのポケモンに対して大ダメージを与えることが出来ます。この技は確実に持っておいた方が良いと思いますので、確定で良いでしょう。

「れいとうビーム」と同じく、命中が安定しており、威力もそこそこある技です。「ばくおんぱ」の効きにくいはがねタイプのポケモンに効果的な技ですのでこちらも「きあいだま」と同じく確定で良いでしょう。

タイプ一致の高威力技です。バクオングのメイン攻撃技になりますので確実に採用しましょう。特性「きもったま」のおかげでゴーストタイプに対しても等倍でダメージを与えることが可能であり、使いどころの多い技です。ゴーストに通るようになったことで全タイプのポケモンに無効化されなくなり、相手の手持ちに、いわ・はがねタイプさえいなければいつでも放てる安定した技です。

ダメージ参与

バクオングは元の種族値が低めのポケモンなのでダメージ参与の把握は重要です。どれだけのダメージを与えられるのか、どれだけのダメージを受けてしまうのかしっかり把握しておかなければ何もできずに倒されることになってしまうかもしれません。

与ダメ

れいとうビーム
無振りガブリアス	111.5%～133.3%確1
無振りボルトロス	70.1%～83.1%確2
無振りラティオス	52.9%~63.2%確2

きあいだま
H252メガハガネール	68.1%~81.3%確2
H252カビゴン	41.2%~48.7%確3
H252ギルガルド（シールド）	50.3%~59.9%確2
無振りバンギラス	116.6%~139.4%確1
H252ナットレイ	57.5%~68.5%確2

かえんほうしゃ
H252メガハガネール	51.6%~61.5%確2
H252ハッサム	122.0%~144.6%確1
H252ナットレイ	86.2%~103.9%低乱1

ばくおんぱ
H252ゲンガー	77.8%~92.2%確2
無振りメガガルーラ	57.2%~68.3%確2
無振りウォッシュロトム	79.2%~93.6%確2

被ダメ

A特化ガブリアス	じしん　75.6%~90.0%確2
A特化ガブリアス	げきりん　90.6%~107.2%乱1
A特化メガバンギラス	じしん　59.4%~70.6%確2
C252ウォッシュロトム	ハイドロポンプ　58.3%~68.9%確2
A252メガガルーラ	すてみタックル　80.0%~95.0%確2
無振りサンダー	かみなり　53.9%~63.9%確2

まとめ

ダメージ参与をみてわかるように、バクオングは一進一退の攻防を繰り広げることになります。多くのメジャーなポケモンを一撃、もしくは二撃で倒せるのですが、逆にこちらも一撃か二撃で倒されてしまいます。「こだわりスカーフ」の効果で上を取ることが出来れば勝てる確率は上がるものの、技が縛られてしまうため、不利なタイプに入れ替えられると非常にやっかいです。

積みの起点にされる可能性が高いです。そこをどれだけ上手く補うか、技のチョイスが重要になってきます。たとえ効果抜群を取れる技でなくても、相手の後続ポケモン全てに一貫性があるのなら使う方が良い場面もあるでしょう。バクオングをどのタイミングで出すのか、バクオングにどのような技を覚えさせるのか、相手の手持ちにはどのようなポケモンがいるのか、これらの要素によって大きく戦略が変わるポケモンといえるでしょう。

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