【ORAS】バンギラス(特殊アタッカー)についての育成論
2016/08/29
今回紹介するのは「バンギラス」です。バンギラスはメガシンカを得たことによって、多くのバトルスタイルも獲得したポケモンです。高い攻撃力と耐久力を備えているため、パーティのエース物理アタッカーとして起用されることが多いです。一方で弱点がメジャー、素早さが遅いなどの理由で相手のパーティによっては全く機能しないこともあります。
そこで今回は確実に行動を起こすことができ、なおかつ相手の意表をつけるバンギラスを紹介したいと思います。
【バンギラス】
持ち物…きあいのタスキ
性格…おくびょう
特性…すなおこし
努力値…H4、C252、S252
技…でんじは・あくのはどう・がんせきふうじ・れいとうビーム
種族値 | |
HP | 100 |
攻撃 | 134 |
防御 | 110 |
特攻 | 95 |
特防 | 100 |
素早さ | 61 |
性格について
「おくびょう」推奨です。やはり素早さがネックなためそれを補う必要があります。せっかく「がんせきふうじ」で相手の素早さを下げることが出来ても、抜ききれなければ負けてしまいます。そのため素早さ重視で確実に行動を起こせるようにします。
持ち物について
持ち物は「きあいのタスキ」固定です。多くのポケモンが持っている「かくとうタイプ」の技に弱く、パーティに含まれていることが多いウォッシュロトムの攻撃も効果抜群になってしまうため、一度でも行動を起こすためには必須となります。
特性について
特性は「すなおこし」です。相手も「きあいのタスキ」を持っていた場合、潰すことが可能ですし、フィールド登場と同時に発動するので何もできずに終わることがありません。
努力値について
先ほども言ったように素早さの種族値が低いので、出来る限り動けるよう素早さに全振りします。「がんせきふうじ」や「でんじは」を1ターン目に打てば次のターン先手で相手を倒しきれる可能性もあるため素早さは大事です。
次に特攻に全振りです。バンギラスは物理アタッカーとしての活躍が多いですが、きあいのタスキを持っている以上「ゴツゴツメット」や「さめはだ」のような持ち物や特性を持つ相手との接触は避けるべきなので、物理でなく特殊に努力値を振ります。さらに全振りする理由としては、このバンギラス自身で可能なら相手を倒しきりたいというのがあります。そのためには火力が必要なので全振りです。残りはどこでもよいのですが、とりあえずHに振っています。
技構成
相手を倒しきれない場合でも、後続のポケモンに可能性を残せるためです。また、圧倒的に早い相手に対して1ターン目に使うことで、2ターン目には攻撃を最低一撃はいれることができます。後続サポート、バンギラスの攻撃回数の増加、どちらにも使えるため必須です。
タイプ一致のメイン攻撃技です。命中率は十分ですし、タイプ一致のため威力も申し分ありません。今回のバンギラスが特殊型である以上必須と言えるでしょう。
知っての通り「がんせきふうじ」は攻撃と同時に相手の素早さを下げることが出来ます。素早さに全振りしている今回のバンギラスでは、よほど相手が早くない限り抜くことができます。素早さで勝てていると思うなら使う必要はありませんが、負けているなら「がんせきふうじ」を使い、次に「あくのはど」か「れいとうビーム」を使うことで相手を倒せる可能性が高まります。また、「でんじは」の効かないタイプや特性のポケモンに有効です。
強いポケモン揃いのドラゴンタイプにダメージを与えるのに使います。また、弱点を突かれる草タイプ、素早さで確実に負ける飛行タイプに対しても有効打となります。これだけで十分採用の価値があります。ただし、バンギラスは他のタイプの特殊技を覚えるのでパーティによっては「じゅうまんボルト」「かえんほうしゃ」などに変えても良いと思います。
ダメージ参与
バンギラスは攻撃力、耐久力ともに高めのポケモンです。しかしタイプ一致の抜群を受けると案外簡単に倒れてしまうのも事実です。相手の攻撃がどれほどのダメージになるのか、相手にどれだけのダメージを与えられるのかをよく考えてバトルしましょう。
与ダメ
あくのはどう | |
H252ギルガルド | 51.4%~62.2% 確2 |
H252メガゲンガー | 76.6%~91% 確2 |
H252クレセリア | 36.9%~43.9% 確3 |
がんせきふうじ | |
H252ファイアロー | 112.4%~136.2% 確1 |
B特化サンダー | 33.5%~39.5% 確3 |
H252ライコウ | 25.8%~30.4%確4 |
H4ボルトロス | 67%~81.2%確2 |
れいとうビーム | |
H4ランドロス | 133.3%~157.5%確1 |
耐久無ガブリアス | 113%~134.7%確1 |
H4メガガブリアス | 104.9%~124.5%確1 |
H252サンダー | 50.7%~59.8%確2 |
被ダメ
耐久無振りのため抜群を突かれれば確実に、抜群でなくてもかなり高い確率で「きあいのタスキ」発動まで追い込まれます。むしろ、「きあいのタスキ」発動前提の育成論ですので、被ダメの方は省略します。
まとめ
バンギラスと言えば物理攻撃やメガシンカと思っている人は未だに多いものです。そのため「ゴツゴツメット」を持ったポケモンや物理耐久のポケモンを繰り出されることが度々あります。その思い込みを突くのが今回のバンギラスです。
特殊アタッカーであり、なおかつ「がんせきふうじ」「でんじは」によって素早さの遅さという弱点もカバーできます。さらにそれらの素早さダウンは後続サポートともなります。持ち物「きあいのタスキ」で一度は確実に耐え、行動できるため何もできずに終わることがありません。