【ORAS】グラエナについての育成論
2016/09/06
今回紹介するポケモンは「グラエナ」です。見た目が素晴らしく、序盤から登場することもあって愛着を持っている人も多いです。しかし、種族値がかなり低く、扱いが難しいポケモンでもあります。
また、似たようなポケモンにアブソルがいるため、使うならグラエナよりもアブソルという人が多く、残念ながらバトルで使われているのを見ることはありません。そこで今回はそんなグラエナをバトルで生かす育成論を紹介します。
【グラエナ】
持ち物…きあいのタスキ
性格…いじっぱり
特性…いかく
努力値…H4、A252、S252
技…あくび、いかりのまえば、じゃれつく、ふいうち
種族値 | |
HP | 70 |
攻撃 | 90 |
防御 | 70 |
特攻 | 60 |
特防 | 60 |
素早さ | 70 |
性格について
「いじっぱり」推奨です。今回のグラエナは相手に負担を掛けるアタッカーとしての活躍を期待しているので、攻撃の上がる性格選びます。
下げる能力は使っていない特攻以外ありませんので、基本的に「いじっぱり」推奨となります。ただし、素早さ重視にしたいなら「ようき」も選択肢に入ります。
持ち物について
持ち物は「きあいのタスキ」固定です。素早さが足りず、耐久力もあまりないので、先手一撃で倒されてしまうことも少なくありません。そこで「きあいのタスキ」を持たせることで最低一度は行動できるようになります。この一回の行動が起点になることもありますので、「きあいのタスキ」は固定で良いでしょう。
特性について
特性は「いかく」固定です。グラエナには「いかく」の他に「はやあし」と「じしんかじょう」という特性があります。「はやあし」は状態異常の時素早さが1.5倍になるというものですが、グラエナぐらい耐久が低いと状態異常にされず、倒されてしまうことが多いので、今回は省きます。
次に「じしんかじょう」ですが、これは相手を自分の技で倒すと攻撃力の上がる特性です。しかし、今回のグラエナは相手を倒しきることを目的としていないので省きます。消去法で自動的に相手の攻撃力を下げることが出来る「いかく」を採用します。
努力値について
アタッカーなのでまず攻撃に全振りします。次に少しでも早く動くために素早さに全振りします。残りをどこに振るかですがHPで良いでしょう。もちろん防御や特防でも良いのですが、耐久力はそれほど変わらないので、両方に影響を及ぼすHPに振っておくのが無難だと思います。
技構成
今回のグラエナの主要技の一つです。使えば次のターン、相手は入れ替えを余儀なくされます。仮に留まればねむり状態になってしまい実質一体ポケモンを失うことになるからです。
相手のHPを半減させる技です。先手で「あくび」を使い、相手の交代を余儀なくさせたところで「いかりのまえば」を使えば確実に一体のHPを半減させることが出来ます。交代で出てきた相手の攻撃を耐えられるか、素早さで勝っているなら2体目のポケモンのHPも半減させることが出来る有効な技です。
ドラゴンタイプやかくとうタイプなど、強いポケモンやグラエナと相性が悪いポケモンが出てきたときに有効な技となります。範囲の広い技なので覚えさせておいて損はないですが、命中率が不安ですので、お好みで別の技にしても良いでしょう。
「いかりのまえば」の説明時に示した例で、2体目のポケモンに素早さで負けている場合や攻撃に耐えられない場合、倒れ際に一発撃ち込むことが出来ます。また、ゲンガーなどメジャーで素早い相手に対して有効な攻撃となります。
ダメージ参与
相手より早いか遅いか、相手の攻撃を耐えられるか耐えられないか、相手を倒しきれるか倒しきれないか、全てが重要になってきます。そのためダメージ参与はかなり重要となりますので、ある程度覚えておくと良いでしょう。
与ダメ
じゃれつく | |
無振りガブリアス | 50.2%~60.1% 確2 |
無振りメガボーマンダ | 242.3%~50.5%低乱2 |
無振りラティオス | 68%~81%確2 |
ふいうち | |
HB特化クレセリア | 31%~43.1%確3 |
H252ゲンガー | 105%~125%確1 |
H252メガゲンガー | 83%~100%低乱1 |
無振りラティオス | 90%~108%乱1 |
被ダメ
A252メガボーマンダ | すてみタックル 67%~80%確2 |
A252メガガルーラ | すてみタックル 91%~107%乱1 |
C252ルカリオ | はどうだん 128%~153%確1 |
A252ルカリオ | インファイト 168%~198%確1 |
まとめ
ダメージ参与を見てもわかるように攻撃力も耐久力も低いため、なかなか活躍できないグラエナですが、今回は「あくび」と「いかりのまえば」で相手のパーティに負担を掛けることを目的としてバトルスタイルを確立しました。また、「ふいうち」で素早さの高いポケモンに一撃与えたり、「じゃれつく」でドラゴンタイプに圧力をかけたりすることもできます。
ねむり状態、HP半減、先制攻撃、効果抜群、この4つのどれかは確実に与えられるので活躍することも不可能ではありません。ただ、上手く使うには相当なプレイヤースキルが必要であり、いかにグラエナの行動回数を増やせるかが鍵となってくるのは言うまでもありません。