【ORAS】ヌケニン(基本型)についての育成論
2016/11/11
今回紹介するポケモンは「ヌケニン」です。
固有特性「ふしぎなまもり」を持っている、HPが1、進化方法が独特と他のポケモンとは違う異質なポケモンです。特性「ふしぎなまもり」は効果抜群の技しか受けませんが、HPが1のため、効果抜群の技を受けると100%瀕死状態になってしまうという癖の強いポケモンです。
上手く使えば相手のパーティを完封することができますし、使えなければ何もできないまま終わってしまう扱いの難しいポケモンであるといえます。今回はそんなヌケニンの基本形になります。
【ヌケニン】
持ち物…きあいのタスキ
性格…いじっぱり
特性…ふしぎなまもり
努力値…A252、S252
技…まもる・おにび・かげうち・シザークロス
【種族値】
ヌケニン | |
HP | 1 |
攻撃 | 90 |
防御 | 45 |
特攻 | 30 |
特防 | 30 |
素早さ | 40 |
【性格について】
「さみしがり」「いじっぱり」「やんちゃ」からの選択です。どれでも同じですので、特に気にする必要はありません。攻撃力が上がり、素早さが下がらなければそれで構いません。耐久力は無なので防御や特防は気にせず性格を選んでください。
【持ち物について】
持ち物は「きあいのタスキ」固定です。HPが1しかなく、効果抜群しか受け付けないヌケニンは「きあいのタスキ」がほぼ100%発動します。倒れる前にやけど状態にさせたり、入れ替えてしまったり、先制技をお見舞いしたりと1ターン猶予を作れるため何かと便利です。これ以外に選択の余地はありません。
【特性について】
「ふしぎなまもり」固定です。ヌケニンの特性は「ふしぎなまもり」しか存在しません。この特性をヌケニンが持っている限り、相手からの攻撃は効果抜群なものしか受け付けないため、相手の手持ちポケモンによっては何もさせず勝利することが出来ます。ただし、天候ダメージや状態異常ダメージは通るので注意が必要です。
【努力値について】
HPが1しかないため振って意味がある場所は攻撃・特攻・素早さの3つしかありません。ヌケニンの種族値的に特攻は使いものにならないため自動的に物理攻撃がメインになってきます。なので努力値は攻撃と素早さに全振りします。残りは振っても振らなくてもどちらでも構いません。振ったところで何の意味もありません。
【技構成】
HP1のヌケニンでこの技を使う意味は全て「おにび」にあります。この技は相手をやけど状態にした後、状態異常ダメージを稼ぐために使うことになります。それ以外の使い道は一切ありません。
相手が耐久型の場合や、ヌケニンにダメージを与えることが出来ない場合に利用します。また、相手が物理アタッカーの場合、後続サポートにもなります。この技を使った後は、「シザークロス」「かげうち」で攻めるか、「まもる」でターン数を稼ぎ、相手にダメージを蓄積させることになります。
かげうち
確実に倒されてしまうターンに最後の一発をお見舞いすることが出来ます。タイプ一致技ですのである程度の威力はあります。基本的には「シザークロス」で攻めることになると思いますが、いざという時に役立つので入れておいて損はないでしょう。
シザークロス
今回のヌケニンのメイン攻撃技です。基本的には「シザークロス」のごり押しで戦うことになります。タイプ一致の物理技のためヌケニンとは相性が良く、役立ちます。虫タイプの技が効きにくい相手や効かない相手に関しては「おにび」や「かげうち」で応戦することになります。
【ダメージ参与】
与ダメ
かげうち | |
H252サンダー | 17.2%~21.3%乱5 |
H252マリルリ | 17.3%~20.7%乱5 |
H252メガゲンガー | 43.1%~51.4%乱2 |
H252ハッサム | 16.9%~20.3%乱5 |
シザークロス | |
耐久特化クレセリア | 34.3%~40.5%確3 |
耐久特化スイクン | 19.3%~23.1%乱5 |
H4サザンドラ | 76.1%~90.4%確2 |
被ダメ
HP1のためなし
【まとめ】
XY世代では天候パーティが弱体化したため、霰や砂による天候ダメージでの瀕死はほぼなくなりました。しかし、炎や飛行タイプの技はメジャーであり、多くの人のパーティに含まれているタイプですので、ヌケニンにとって現環境がきついのは変わりありません。
ヌケニンの特性「ふしぎのまもり」は効果抜群の技しか受け付けないため、逆に言えば効果抜群の技を持つポケモンを他の手持ちポケモンで倒しつくしてしまえば、相手の攻撃を一切通さずに完封できるということです。
ヌケニンはHP1、固有特性「ふしぎのまもり」といった独特の特徴があるため、普段行っているバトルのセオリーは全く通じません。ヌケニンを使う場合はヌケニンにあったバトルスタイルを確立する必要があります。
今回のヌケニンのように持ち物に「きあいのタスキ」を持たせることで、予想外の効果抜群攻撃を一度耐えることが出来、その状態から先制技である「かげうち」を使う、「まもる」でやり過ごす、「おにび」でやけど状態にする、一度手持ちに退くといった行動パターンを取ることが出来ます。
そのように行動回数が増えることでヌケニンをより使いやすくすることができます。そのため初心者は特に安心して運用することが出来るのではないでしょうか。