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【ORAS】 ウインディ(物理アタッカー型)についての育成論

      2016/05/11

物理アタッカー、ウインディ育成論

《準速攻撃特化型》
 性格:いじっぱり。
 特性:いかく。
 努力値配分:HP6、攻撃252、素早さ252。
 技:フレアドライブ、しんそく、インファイト、ワイルドボルト。
 持ち物:こだわりハチマキ。
 役割:フィニッシャー、物理アタッカー。

《概要》

ウインディは初代シリーズから登場しているポケモンで、ほのお単タイプです。種族値は全体的に高い水準でバランス良くまとまっています。攻撃が110、特攻が100と二つの数値が100を超えていて、残りに関してもHP90、防御80、特防80、素早さ95と平均以上の数値が並びます。

特性はいかく、もらいび、せいぎのこころと三種類あり、どれも使い方次第で武器になりますが、この育成論では場に出た際、相手の攻撃を下げるといういかくを採用します。技については攻撃面では多様さが光ります。物理、特殊、どちらも多くの強力な技を揃えています。しかし、補助技に関しては豊富とは言えません。

また、ウインディはそのバランスのいい種族値や耐久面で役に立つ特性いかく、物理特殊どちらでも遜色なく戦えること、など多くの要素から育成型が豊富です。その点も大きな長所と言えます。

《技》

フレアドライブ

威力120のほのお技です。タイプ一致の主力技ですが、反動ダメージがあります。

しんそく

威力80の先制ノーマル技です。タイプは不一致ですが、あらゆる局面で役に立つ技で、必須と言えます。

インファイト

威力120のかくとう技です。サブウェポンとしては非常に優秀な威力ですが、使用すると防御特防が下がるデメリットがあります。

ワイルドボルト

威力90のでんき技です。この枠は仮想敵によって変わる選択枠だと言えます。主にかみくだくやげきりんなどとの選択になります。この育成論ではみずタイプやメガリザードンY、ファイアローなどを仮想敵としたワイルドボルトを採用します。ただ、この技も反動ダメージがあります。

《性格》

いじっぱりです。物理アタッカーであること、素早さ種族値が95と激戦区である100族を下回ることから攻撃を優先します。

《持ち物》

こだわりハチマキを持たせます。ウインディの攻撃種族値は110と決して低くはありません。しかし、ポケモンのバトル環境にはこの数値を優に上回るアタッカーがたくさんいます。それらのポケモンが叩き出す火力と渡り合うために行動制限を受けてもこだわりハチマキを持たせます。

《特性》

いかくです。場に出た時、相手の攻撃を一段階下げます。反動ダメージや耐久が下がる技を搭載しているこの育成論ではそれほど重要ではありませんが、先手を取られる場合や後続へのアシストなど役立つ場面は意外と多いです。

《努力値配分》

HP6:余りです。一応HPに振ります。

攻撃252:極振り必須です。タイプ一致技が一つしかなく、攻撃は少しでも高い方がいいです。

素早さ252:ここも極振りします。そうすることで素早さ種族値81の最速ギャラドスまで抜けることになります。

《ダメージ》

被ダメージに関してはあまり考慮する必要はありません。しんそく以外の技全てにデメリットがあるからです。ただ、いかくを入れ、かつ通常状態であれば攻撃特化ガブリアスのじしんでも91.5~108.4%のダメージと確定一発圏内にはなりません。特殊耐久はいかくがないので、そこまで高くなく、無振りスイクンのねっとうでも61.4~72.2%のダメージとなり、二発で落ちます。

与ダメージについては全てこだわりハチマキ込みの目安を挙げます。フレアドライブで防御特化クレセリアに42.2~50.2%、いかくを入れられた状態でHP振りメガクチートに107~126.1%のダメージを与えられます。

しんそくで無振りガブリアスに38.2~45.3%、無振りメガバシャーモに51.6~61.2%のダメージです。
インファイトではHP振りメガガルーラに95.2~112.2%、しんかのきせき持ち防御特化ポリゴン2に54.1~64.5%のダメージです。
ワイルドボルトでは無振りメガリザードンYに120.2~142.4%、HP振りマリルリに86.9~103.3%のダメージとなります。

《運用方法》

攻撃範囲の広さを活かした物理アタッカー、味方のポケモンが打ち漏らした相手へとどめを刺すフィニッシャーとして運用します。基本的にはこだわりハチマキを持ったことによる高火力で押し切っていく戦法をとります。その際、相性の悪い相手が後出ししてきた場合は無理せず退くことをおすすめします。いかくとしんそくがあるため、一度下げても使い道はあります。

フィニッシャーとしての役割はしんそくで担います。また、ピンポイントにはなりますが、単にいかく要員として使うことも可能です。運用の注意点はなんと言っても使用技のほとんどが自身へのデメリットを備えていることです。反動ダメージや耐久低下により、長期間の居座りは難しいです。自滅覚悟で攻撃し続けるか、こまめに交換し必要な場所で役割を持たせるか、その見極めが重要になります。

ウインディは基本性能が高く、ハイアベレージなポケモンなので、使いやすい上に役立たせやすいポケモンだと評価できます。

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