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【ORAS】メガユキノオーについての育成論

      2016/06/08

今回はシングルバトルにおける「メガユキノオー」の育成論です。

ユキノオー

タイプ:くさ/こおり
種族値:H90 A92 B75 C92 D85 S60
特性:ゆきふらし/ぼうおん

メガユキノオー

タイプ:くさ/こおり
種族値:H90 A132 B105 C132 D105 S30
特性:ゆきふらし

概要

ユキノオーはダイヤモンド・パールから登場した「くさ・こおり」タイプのポケモンです。弱点が非常に多いですが、「きあいのタスキ」でカバーすることが可能であり、攻撃範囲が優秀で特性「ゆきふらし」によって雨パーティに強いという特徴も持っていたため、5世代では高い使用率を誇っていたポケモンです。

しかし、6世代では連続技をメインとして使用するメガガルーラ、メガヘラクロスの登場や、「ふぶき」を始めとする特殊技の威力低下、天候ターンの制限など、逆風となる要素が多く追加されたことで、主流だった「きあいのタスキ」型は大きく弱体化してしまいました。

一方でメガ進化の獲得という強化点もあります。メガユキノオーの種族値は、通常のユキノオーと比べるとS種族値が30下がったものの、その分火力と耐久は大幅に上昇したため、重火力アタッカーとしての活躍が見込めるようになりました。

「きあいのタスキ」を持つことができないため苦手な相手に無理矢理突っ張るという立ち回りはできなくなるものの、元々得意な相手に役割対象を絞った運用をする場合では「きあいのタスキ」が必要にならないことが多かったので、強化された種族値や元から備わっていた広い攻撃範囲を存分に活かすことができます。

特性「ゆきふらし」によって定数ダメージを与えることができる点も強力であり、これによって相手への攻撃技の確定数が変わることもあります。メガ進化前の特性は「ゆきふらし」と「ぼうおん」の2択ですが、メガ進化前に後出しをして天候を変えたい場面も多いので、「ゆきふらし」が良いでしょう。

持ち物

ユキノオナイト
メガユキノオー型なので、これで確定です。

性格

れいせい:Cが上がりやすくなり、Sが下がりやすくなる

メガユキノオーはA・C共に高く、両方に優秀な攻撃技が揃っているため、アタッカー型として採用する場合は両刀にするのが望ましいです。特に優秀な技が特性により必中で打つことができる特殊技「ふぶき」であるため、それを踏まえて性格は「れいせい」とします。

Sはメガ進化によって大きく下がるので、下降補正をかけることによるデメリットは少ないですし、トリックルーム下では先手を取る機会が増えるというメリットもあります。

技構成

ふぶき
タイプ:こおり 威力:110 命中:70
効果:1割の確率で相手を「こおり」状態にする。天候が「あられ」の場合必ず当たる。

ユキノオーの代名詞とも言えるタイプ一致の攻撃技。威力が高いものの命中が70と低いため、通常のポケモンであればなかなか採用することができない技ですが、ユキノオーは特性「ゆきふらし」によって天候が消えたり上書きされたりしない限り必中で打つことができるため、非常に強力です。

ギガドレイン
タイプ:くさ 威力:75 命中:100
効果:相手に与えたダメージの半分を回復する。

こちらもタイプ一致の攻撃技。「ふぶき」が半減されてしまう水タイプへの打点として重要である上、回復の追加効果が強力です。メガ進化によって耐久が大きく上がるため、この技で回復しながら戦うことで打ち合いに強くなります。

こおりのつぶて
タイプ:こおり 威力:40 命中率:100
効果:先制攻撃技

Sの遅いメガユキノオーと相性の良い先制技。タイプ一致であるため火力もそれなりに高く、ガブリアス、メガボーマンダ、ボルトロスなどの弱点を突くこともできます。

メガユキノオーは攻撃面が優秀な一方で、Sが遅く弱点も多いという極端な性質を持ったポケモンですが、先制技があることによって長所を活かし短所をカバーすることができるので非常に有用です。

じしん
タイプ:じめん 威力:100 命中:100
効果:通常攻撃技

威力・命中共に安定したサブウェポン。タイプ一致技が両方半減されてしまう鋼や炎タイプの弱点を突くことができるため、攻撃面での補完が優れています。特に鋼や炎タイプのポケモンはユキノオーに対して後出ししてくることが多いので、それを読めれば大きなアドバンテージに繋がります。

努力値について

努力値配分:H204 A36B4 C252 D12
メガ進化前実数値:H191 A117B96 C158 D107 S72
メガ進化後実数値:H191 A157 B126 C202 D127 S45

解説

特殊メインの両刀アタッカーなのでHCベースです。HPは定数ダメージが最小になる16n-1調整とし、Cは全振り。

ここまででも基本的な役割を果たすことができますが、努力値が余るので、メガ進化後にBよりDが高くなるようにし、ポリゴン2の特性「ダウンロード」で相手のCが上がってしまうのを回避します。さらに余った努力値は、アタッカーとしての性能を高めるためAに振ります。

運用方法

有利な相手に繰り出していき、必中の「ふぶき」などの攻撃技で相手に負担をかけていくという立ち回りが強力です。

具体的にはボルトロス、マンムー、スイクン、ウォッシュロトム、ガブリアス、キノガッサ、ギャラドス、カバルドン、ライコウなどに対して基本的に有利であり、これらのポケモンのうちどれかを採用しているPTは非常に多いので、役割を果たしやすいです。

メガガルーラ、ファイアロー、ゲンガー、バシャーモ、ギルガルド、ヒードランなど不利なメジャーポケモンも多いですが、メガユキノオーは火力が高いため、これらのポケモンが後出しされた場合にはそれなりの負担をかけることが可能です。

とはいえ弱点が多いポケモンであるのは事実なので、PT全体でしっかりとした相性補完をしてカバーしたいです。メガユキノオーと相性が良いポケモンは「カバルドン」です。

高耐久である上に弱点が被っておらず、特性が「すなおこし」であるため、メガユキノオーの「ゆきふらし」と合わせて天候ダメージでじわじわ削っていくという戦い方が可能です。

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