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【ORAS】サンダー(ダブルバトル型)についての育成論

      2016/10/09

今回はダブルバトルにおける「サンダー」の育成論です。

【サンダー】

タイプ:でんき・ひこう
種族値:H90 A90 B85 C125 D90 S100
特性:プレッシャー、せいでんき

サンダーは赤緑で登場した「でんき・ひこうタイプ」のポケモンです。準伝説ポケモンなだけあり全体的に種族値が高く、耐性が優秀なタイプの組み合わせを持っているため、初登場の赤緑から長らく高い使用率を誇っている強力なポケモンです。

6世代では主要な特殊技の威力が低下してしまったものの、役割対象であるマリルリ、ファイアローが流行した他、「まひ」が効かなくなったなど強化点も多く、以前より動きやすくなりました。

ブラックホワイトで登場した同じく「でんき・ひこうタイプ」のボルトロス(化身・霊獣)がライバルとなりますが、高速特殊アタッカーとしての性能はボルトロスに劣るものの、サンダーの方が耐久が高く、ボルトロスが覚えない技をいくつか習得するため、ボルトロスにはできない運用が可能です。

多くの強みを持っており各ルールで活躍しているサンダーですが、今回は特に性能を活かしやすい「ダブルバトル型」についてご紹介します。

特性

せいでんき(直接攻撃を受けたとき3割の確率で相手を「まひ」状態にする)

ORASに入って配布限定で解禁された強力な夢特性。サンダーは接触物理技を受ける機会が多いポケモンであり、「まひ」が発動すれば相手を大きく弱体化させることができます。

しかし、夢サンダーは厳選難易度がかなり高く、既存の特性「プレッシャー」にも有用性はあるので、厳選が難しい場合には「プレッシャー」で採用しても良いでしょう。

性格

ひかえめ(C↑ A↓)

特殊アタッカーとしての役割を持たせたいので「ひかえめ」とします。サンダーはHPに振るだけでも十分な耐久があるため、相手への負担を重視します。

持ち物

オボンのみ(HPが半分以下になったとき、HPの1/4を回復する)

高めの耐久を持っているサンダーと相性の良い回復アイテム。これを持たせることで相手からの攻撃を耐える回数が増えるので、役割を遂行しやすくなります。

技構成

10まんボルト
タイプ:でんき 威力:90 命中:100
効果:1割の確率で相手を「まひ」状態にする。

威力・命中共に安定したタイプ一致のメインウェポン。等倍範囲が広く、ファイアロー、ニョロトノ、ミロカロス、メガリザードンYなどの弱点を突くことができるので、非常に使用機会が多いです。

「ほうでん」は味方を巻き込んでしまい、「かみなり」は命中不安定、「ボルトチェンジ」は威力不足で連発もできないなどダブルバトルにおいては他の電気技は使いにくいので、「10まんボルト」を確定技とします。

ねっぷう
タイプ:ほのお 威力:95 命中:90
効果:1割の確率で相手を「やけど」状態にする。相手全体を攻撃できる。

メインウェポンとの補完に優れたサブウェポン。ナットレイ、モロバレルなど草タイプに対して特に刺さり、相手全体を攻撃できる技であるため、ダメージレースで有利になりやすいです。ライバルのボルトロスはこの技を覚えないため、差別化に繋がるこの技は是非欲しいです。

おいかぜ
タイプ:ひこう
効果:4ターンの間、自分と味方のSが2倍になる。

ダブルバトルにおいて非常に強力なS操作技。自身や味方のサポートだけでなく、相手の追い風展開やSを上げる積み技持ちへの対応ができるなど、非常に汎用性が高い技です。大きな勝ち筋を作ることが可能であり、ライバルのボルトロスは覚えない技なので、確定とします。

はねやすめ

タイプ:ひこう
効果:最大HPの半分を回復する。この技を使用したターン飛行タイプが消える。

行動機会を確保することが重要なサンダーにとって相性の良い回復技。この技を駆使してできるだけ長く場に居座ることで、広範囲の攻撃技を使用する機会を増やしたり、「おいかぜ」を複数回使用することができるようになるなど多くのメリットがあります。こちらもボルトロスが覚えない高速回復技であるため、差別化に繋がります。

努力値配分

H244 C148 S116

努力値は3か所に振り分けます。HPは、できるだけ高い数値を確保しつつ「オボンのみ」の回復効率が良くなる4n調整(実数値196)に設定します。Sは最速70族を抜けるまで振り、余りを全てCに振ります。火力・耐久・素早さの両立を意識した配分となっています。

運用方法

ダブルバトルにおけるサンダーは、優秀なS操作技である「おいかぜ」をいかに上手く使うかが重要となります。対トリックルームパーティなどを除けば基本的には「おいかぜ」状態が長ければ長いほどこちらが有利になりやすいので、先発で出して1ターン目からいきなり「おいかぜ」を使用するのが理想です。

この動きをサポートするため、隣には「ねこだまし」「いかりのこな」「このゆびとまれ」などサンダーの行動機会確保に繋がる技を持ったポケモンを並べると良いでしょう。「おいかぜ」使用後や、「おいかぜ」を使う必要がない状況では、広範囲の攻撃技で打ち合いをし、相手を消耗させるという立ち回りをすれば役割を果たせます。

「はねやすめ」による回復を駆使することで、メガボーマンダ、ボルトロス、ファイアロー、スイクン、ミロカロス、ニョロトノ、ゲンガー、トゲキッス、ハッサム、ナットレイ、水ロトムなど多くの相手に対して打ち合うことができます。

サンダーと相性の良いポケモンは「メガガルーラ」です。

言わずと知れたダブルバトルにおけるトップメガシンカポケモンですが、「ねこだまし」でサンダーの「おいかぜ」使用をサポートできる上、「おいかぜ」状態で暴れるのに都合が良い高火力・高耐久・中速のポケモンなので、非常に強力な並びとなります。

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