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【ORAS】ピクシー(てんねん積み型)についての育成論

      2016/10/17

今回はシングルバトルにおける「ピクシー」の育成論です。

【ピクシー】

ようせいポケモン
タイプ:フェアリー
性格:ずぶとい
特性:てんねん
持ち物:アッキのみ

いのちのたまを持たせたとくしゅ型やステルスロックを巻いて後続に繋ぐ型などピクシーにはいくつか型がありますが、この記事においてはオニゴーリやシャンデラと並んで回避率を上げていくことで有名な小さくなるピクシーの紹介となります。

回避率には無限の可能性があり、小さくなるピクシーにおいてはシャンデラやオニゴーリと違い環境トップに君臨するメガガルーラやガブリアスバシャーモなどを悠々と起点にしていくことが出来ます。

またギルガルドやメガゲンガーといった不利対面であろうと一度小さくなっていれば可能性は低いですが勝ち筋が残ります。では具体的な育成論を見ていきましょう。

性格について

ピクシーはすばやさ種族値が60という比較的に低い数字で特別上をとりたい仮想敵がいないので、すばやさに性格補正がかける必要がありません。また変化技「めいそう」で特防や特攻のランクは上昇し「めいそう」を積みきった場合、特防と特攻のランクは6段階上がります。なので持ち物のアッキのみとも相性のよい「ずぶとい」での育成となります。

特性について

「どくどく」や「やけど」といった定数ダメージ割合ダメージの入らないマジックカードも非常に優秀な特性ですが、グロウパンチガルーラやけんのまいガブリアスを起点にしていきたい為特性は「てんねん」となります。

持ち物について

アッキのみはポケモンに持たせると物理技受けた時に自分の防御のランクが1上がる持ち物です。努力値をHPと防御に厚めに振りますが、ピクシーは元々の種族値があまり高くない為、それだけでは心もとないです。ですからアッキのみを持たせることによって防御を高める狙いがあります。

努力値について

HP:244 / ぼうぎょ:252 / すばやさ:12
実数値:201-67-137-115-110-82

めいそうを搭載している為、物理ポケモンを起点にしていく為努力値はHBに大きく割きます。またすばやさ調整についてですが、はがねタイプのポケモンギルガルドとすばやさ種族値が同じなのでギルガルド意識でHPの努力値を削りその分すばやさに回してもよいと思います。

技構成

ちいさくなる

回避率のランクを二段階上昇させる変化技です。ちいさくなる一積みで回避率は60%、二積みで回避率は43%、回避率は三積みで回避率は33%となります。回避率を上げた後のピクシーが技を避けていく様は使っている側としては最高に気分が良いものです。

めいそう

とくこうととくぼうのランクを一段階づつ上げていく変化技です。ちいさくなって回避率を上げた後に悠々とめいそうを積んでいきましょう。

つきのひかり

受けポケモンではないピクシーですがめいそうを6段階積んで全抜きを狙う上では
回復技が必要となってきます。ねむるという回復技もありますが回復にかかるターンが長くなってしまうのでこの育成論においてはつきのひかりの採用です。

ムーンフォース

タイプ一致で打てるとくしゅ技です。ピクシーのとくしゅこうげき技にエスパー技のアシストパワーを採用する人がいますがサザンドラやヤミラミ、キリキザン、ゲッコウガといった悪タイプのポケモンにはダメージが全く入らないクレセリアに対してタイプ不一致の半減技となるので突破ができないなどの点からムーンフォースの採用となっています。

運用方法

化身ボルトロスやクレッフィの「でんじは」、ジャローダの「へびにらみ」で相手のポケモンを麻痺状態にし起点を作った後にちいさくなりめいそうをつみ全抜きを狙っていくのが主な立ち回りとなります。またこのポケモンの強さは全抜き性能もありますが、その全抜き性能からの選出誘導率の高さにあります。

相手のプレイヤーはピクシー対策にメガゲンガーやギルガルドヒードランといったポケモンを選出してくるのでおのずと相手の控えのポケモンが見えてきます。例えばギルガルドやヒードランは地面タイプのポケモンに弱いので控えにはクレセリアや霊獣ランドロスがいる可能性が高く、ヒードランとクレセリアならこちらのスイクンが重いなので最後に控えはキノガッサだな、というように選出が絞りこめるのです。

特性はてんねん、回復技はつきのひかりを採用しているので不意のどく技に対応できないのが弱点です。役割対象だと思っていた化身ボルトロスやサンダーに毒を入れられた場合為す術もなく負けてしまいます。

加えてちょうはつを打たれるとピクシーは機能停止となり、「ほろびのうた」を持っているメガゲンガーにも非常に弱いです。また実は回避率を6段階上げても一撃技の回避率は変わりません。

例えばスイクンのぜったいれいどは命中率3割で技の当たったポケモンを一発で瀕死状態にするのですが、0.3×0.33=0.099とはならずぜったいれいどの命中率は3割のままです。なのでスイクンの「ぜったいれいど」やマンムーの「じわれ」、ドリュウズの「つのドリル」などには注意が必要です。

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