【ORAS】メガフシギバナ(耐久型)についての育成論
2016/11/02
今回はシングルバトルにおける「メガフシギバナ」の育成論です。
【メガフシギバナ】
タイプ:くさ・どく
性格:ずぶとい(↑ぼうぎょ ↓こうげき)
特性:しんりょく メガ進化後→あついしぼう
持ち物:フシギバナナイト
ダブルバトルではリザードンとフシギバナの並び、通称リザバナで猛威を振るっているポケモンですが、シングルレートにおいてもメガ進化をすることによって屈指の受けポケモンとして強さを誇っており、その耐久力と優れたタイプから純正受けループと呼ばれる構築の一員として活躍しています。
またメガフシギバナは受けポケモンといってもメガヤドランやエアームドのようにこれが一番強いだろうというようなテンプレートがなく、パーティーによってもそれぞれ技構成や努力値振りが大きく異なってきます。では具体的な育成論を見ていきましょう。
性格について
特種特化で性格を「ひかえめ」にしたり、特防特化で性格を「おだやか」にしたりと人によって様々ですが、今回の育成論では防御特化の「ずぶとい」の採用です。
特性について
メガガルーラやメガボーマンダと違いフシギバナはメガ進化せずとも得意なポケモンに後出しで繰り出せ、そこそこの仕事をしてくれます。ですからメガ同時選出といった場合に備える必要があるのですが、シングル環境においては天候を晴れにしてくるポケモンはメガリザードンYくらいしかいないので「ようりょくそ」が活きる機会は殆どありません。なので特性はHP1/3以下でくさタイプの技が1.5倍となる「しんりょく」の方が良いでしょう。
持ち物について
メガフシギバナの育成論なのでフシギバナナイトで決定です。
努力値について
努力値振り H252-x-B124-C0-D24-S104
メガ進化後実数値 H187-x-B130-C120-D123-S112
メガ進化後実数値 H187-x-B174-C142-D143-S112
防御特化なのでHPと防御に厚めに努力値を振っています。すばやさはマリルリ対策を兼ねているポケモンなので最速マリルリ抜きまで。
また下記の通りはがね対策として「めざめるパワー(炎)」を搭載している型の紹介です。「めざめるパワー」はそのポケモンの個体値の組み合わせによって属性が変わる技なので、個体値厳選には注意が必要です。今回の育成論においては
HP奇数-A偶数-B奇数-C偶数-D奇数-S偶数という個体値になっています。
耐久型のポケモンなのでHP再生技が必須です。「はねやすめ」や「たまごうみ」、「じこさいせい」と違ってPPの数が少なく天候の影響も受けるのが玉に瑕。
相手の特性を「ふみん」にかえる変化技です。この技を搭載することによって瞑想ニンフィアや瞑想スイクンに対して非常に強くなり、マリルリやメガクチートの「ちからもち」、メガボーマンダの「スカイスキン」、メガガルーラの「おやこあい」等様々な特性を書き換えることが出来ます。しかし特性バトルスイッチのギルガルドや特性「なまけ」のケッキング等には効果がないので注意です。
タイプ一致威力90で30%で相手をどく状態にする追加効果を持ち合わせた強力な技です。マリルリやニンフィアといったフェアリータイプやジャローダ、エルフーン等の草タイプに抜群がとれます。またジャローダとメガフシギバナの対面ではタイプにおいて圧倒的にフシギバナが勝っているのですが、ジャローダ「がきあいのタスキ」を持ち特殊技を2倍のダメージで返してくる「ミラーコート」を打ってくることがあり、場合によってはメガフシギバナが負けてしまうことがあるので注意です。
くさ技どく技を受けやすい、はがねタイプのポケモンに対しての打点です。ナットレイやメガハッサムメガクチートを焼いてやりましょう。
その他の技候補
交代先に大きく負担がかかり、不利対面においても最後までチャンスの残せる変化技です。命中率が75%なので60%の「さいみんじゅつ」よりも当たる優秀な技。
こちらも交代先に負担のかかる技です。サイクル戦でポイズンヒールグライオンと組ませた時に回復量は凄まじいです。
メガフシギバナが苦手としているメガゲンガーやヒードランに強くなれます。特にヒードランは、じめん技が4倍なのでこうげきに努力値は振っていなくともかなりのダメージが入ります。
みずタイプやどく技半減の地面タイプに抜群がとれます。
性格はずぶとい防御特化のメガフシギバナですが、やはりメガガルーラやガブリアスゲンガー、ファイアローといったいわゆる厨ポケの並びにはあまり強くないポケモンです。ですが物理受けの筆頭クレセリアやスイクンでは対策が十分にすることが出来ないマリルリやキノガッサに後出しが安定する点や、「めざめるパワー(炎)」を搭載しているのでハッサムやナットレイに役割が持て、エルフーンやジャローダといった草タイプにはめっぽう強いです。
なのでクレセリアやヤドランエアームドといった物理受けと組み合わせて使うのがおすすめです。