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【ORAS】バイバニラについての育成論

      2016/04/23

【バイバニラ】

種族値 H71-A95-B85-C110-D95-S79

535という高めの合計種族値を持ちながら、たいへん微妙な配分のされ方をしており、氷単という不遇のタイプも手伝って、あまり見かけないポケモンの一匹です。特にS79が激戦区80を華麗に下回っており、役割遂行に支障をきたすこともしばしば

CとAもあまり偏りがなく両刀と呼ぶには心もとないという、何とも言いがたい使いにくさを醸しています。見た目は可愛らしく使いたいプレイヤーも多いと聞きますが、いまいち運用法がわからない、見えてこないという声も。今回はそんなバイバニラの性能を最大限に活かせる型を考察してみたいと思います。

運用

バイバニラの性能を最大限活かすため、今回はチョッキ型を考察したいと思います。弱点保険型も考えられるようですが、事故りやすく相手の構成に大きく依存するため、今回は考慮外にさせてください。さて、チョッキを着て特化すればメガリザYの日照り放射すら普通に耐える特殊耐久に、ミラーコートというあまり知られていない技を持っていることがこのポケモンの最大の強みです。

第六世代から登場したフリーズドライで水タイプ、特に水草、水地面、水竜の相手もこなせます。特性も読まれにくく、総じてマイナーの持ち味をフルに活かせるポケモンと言えるでしょう。立ち回りは特殊を呼んでのミラーコートが主体になりますが、後述の特性のおかげで物理もある程度見ることができます。

また、決して低くない物理火力からの氷の礫という先制技を持ち、役割破壊の絶対零度まで覚えます。以上のことから技スペが足りなくなりがちなポケモンですが、パーティの苦手な部分に対応できるように選んでいきましょう。

※鋼で完全に止まる(零度以外に打点がない)ため、相手の手持ちに鋼(特に物理)がいる場合はシビアです。

性格、努力値、特性、持ち物

性格

チョッキを着ますが、攻撃面も耐久面も決して余裕のあるポケモンではありません。少し数値を削っただけで仮想敵の確定数がズレたり、相手からの攻撃が乱数になったりします。よって、苦肉の策としてC↑A↓の「ひかえめ」を今回は採用したいと思います。

努力値

H52 A- B4 C228 D108 S116

H:実数値151で奇数かつ固定ダメ3耐え。
HB:A252(182)珠ガブのじしん確定2(82.3%~97.3%)
HD:C252(182)眼鏡ヒードランのラスターカノン確定2(83.6%~99.3%)
C:
S:準速バンギラス抜き、Sランク1↑で最速ガブリアス抜き

Hはアイスボディを使うわけではないため今回は16n+1調整にはしません。ミラコ嗜好の方はCやDからこちらに回してください。
HBは最低限のラインとして珠ガブを調整先にしています。一致等倍程度なら大体耐えます。
HDは最近よく見るヒードランで最も搭載率の高い攻撃技のラスターカノンを参照しています。一致抜群もこの程度なら耐えます。
Aは性格補正↓ですが礫を使うには十分な程度は確保できます。
Cは余りですが負担をかけるに十分な数字を確保できました。
Sはランク1↑で化身ボルトまで抜いてもいいかもしれません。その場合はCから回してください。

特性

アイスボディ」か「くだけるよろい」の選択になります。「アイスボディ」は霰パにでもしないかぎり恩恵は受けられず、受けてもほとんど確定数には寄与しません。逆に、「くだけるよろい」の場合は物理技を貰った際にBランク1↓しますが、こちらも確定数にはあまり寄与せず、Sランク1↑という嬉しい効果を得られます。今回はイバンのみを持っているような感覚で使える「くだけるよろい」をおすすめします。

持ち物

チョッキ型のため今回は「とつげきチョッキ」前提とします。もともと攻撃技だけで技スペがきついポケモンなので相性抜群です。

確定技 フリーズドライ、ミラーコート、ぜったいれいど
フリーズドライ

氷技ですが水に抜群です。バイバニラがこの技を覚えること自体はわりと知られているため、多少は選出を縛る力があります。

ミラーコート

かなり読まれにくく安定して刺さります。一致抜群も高確率で耐えるため最低一匹は持っていけます。ぜったいれいど:受けポケへの役割破壊技。無効タイプがないこともグッド。両者残り1対1で物理鋼に対面した際などにも。

選択技 ふぶき、こおりのつぶて
ふぶき

命中不安定ですが、フリーズドライの指数では心もとないと思う場合に。

こおりのつぶて

安定の先制技です。A↓の性格ですが、もともと低くないAのためそれなりのダメージが出ます。

[フリーズドライ]

D4(183-106)ガブリアス確定1(144.2%~170.4%)
H252(202-120)ギャラドス確定1(114.8%~136.6%)
H164D4(191-151)メガギャラドス高乱数2(48.1%~57.5%)
H252D100(207-123)ラグラージ確定1(110.1%~129.4%)
H100D4(163-116)ジャローダ確定2(73.6%~88.3%) 氷の礫込みで確定
H252(207-135)スイクン超高乱数2(49.2%~58.9%)
H4(155-100)化身ボルトロス中低乱数1(89%~105.8%)
H252D252(202-132)ヤドラン、メガヤドラン確定2(51.4%~62.3%)

[こおりのつぶて]※下降補正

無振(183-115)ガブリアス確定2(54.6%~67.7%)
H100(151-115)ジャローダ乱数3(30.6%~38%) フリーズドライ込みで確定

[ふぶき]

H252(182-115)ジャローダ確定1(103.2%~123%)
H52D4(173-121)カイリューマルスケ込み確定1(104%~122.5%)

[ぜったいれいど]試行回数ごとのヒット率

1回=30%
2回=51%
3回=66%
4回=76%
5回=84%
6回=89%
7回=92%
8回=95%

相方候補

鋼対策枠 ウルガモス

特にヒードランを呼ぶため、裏にいることの多いクレセリアのことも考えて後出しから狩れるめざ地ウルガモスがオススメです。ただし岩が激しく一貫するため、もう一体は岩を半減以下で受けられる必要があります。

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