【ORAS】メガリザードンX(ニトロチャージ+つるぎのまい型)についての育成論
初代の赤・緑時代から常に高い人気を誇っていたものの対戦環境に割って入ることができなかったリザードンですが、XY世代からは2種類のメガシンカを引っ提げて本格的に対戦環境に参戦しました。
今回は物理アタッカーとして運用されるメガリザードンXの主流のニトロチャージ+つるぎのまい型です。一見するとASを同時に上昇できるりゅうのまいを使用した方がいいと思われますが、かたいツメにより強化されたげきりんとフレアドライブはA2段階上昇により物理受けまで突破対象にできるのでのでかなりおいしく、タスキ持ちの高速アタッカー相手につぶしながらSを逆転できるニトロチャージも便利です。
使い分けが求められるので慣れるまでに苦労しますが、その分自分の腕の上昇も実感できるポケモンなのです。
リザードン:かえんポケモン
性格:いじっぱり
特性:もうか/かたいツメ(メガシンカ)
持ち物:リザードナイトX
リザードンの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
78 | 84 | 78 | 109 | 85 | 100 |
メガリザードンX
メガリザードンXの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
78 | 130 | 111 | 130 | 85 | 100 |
高速アタッカーに相対した時や全抜きを狙う場合にはニトロチャージを使うので、攻撃を上げていらない特攻を下げるいじっぱりな性格が一番です。
メガシンカポケモンなのでリザードナイトXを持たせます。リザードナイトYと間違えないように注意しましょう
AS振りがベースです。双方共に252の全振りでもいいですが、仮想敵を追い抜ける程度にとどめて、残りのHPに回す選択肢もあります。ただし、ステルスロックを考慮して必ずHPの実数値は奇数にしましょう。
今回の技構成
タイプ | 技名 | 威力 | 命中率 |
---|---|---|---|
ドラゴン | げきりん | 120 | 100 |
ほのお | フレアドライブ | 120 | 100 |
ほのお | ニトロチャージ | 50 | 100 |
ドラゴン | つるぎのまい | ー | ー |
げきりん
行動固定、使用後のこんらん状態は痛いものの、範囲の広いドラゴン技を相手に叩き込めます。ニトロチャージ・つるぎのまい・特性のかたいツメにより他の物理ドラゴンより突破力は高いと言えます。
フレアドライブ
ほのおタイプの技を2枠設けていることに疑問を抱く人もいるかもしれませんが、リザードンの強みいかす重要なピースです。他の物理ドラゴンと違いほのおタイプをもつメガリザードンXは、ドラゴンの天敵であるフェアリータイプの攻撃をメガシンカ前なら半減に抑えられ、タイプ一致技を打ちこめます。
その点を考慮するとニトロチャージは火力不足でニンフィア、トゲキッス相手だと返り討ちされる可能性があります。そのため、炎技で最大火力のフレアドライブは必須なのです。反動ダメージは痛いですが、げきりんのように行動固定にならないので、倒す→相手の次のポケモンに上から殴られて落ちるみたいなことも避けられます。
ニトロチャージ
攻撃しながらSを上昇させることで、タスキをつぶしながら相手アタッカーとの戦いに勝利します。但しHBナットレイは確1にできないので要注意です。
つるぎのまい
相手の物理受け交代を読んでAを2段階上昇させて受けを効かなくします。Sを上げられないので、しっかりと読んで使わないと無駄になるので対戦を重ねて慣れましょう。
運用方法
相手がどのような行動をしてくるかを読みます。メガリザードンYを恐れて相手は物理受けを安易に出しづらく居座って様子を見てくることが多いので、アタッカーならニトロチャージ、耐久型ならつるぎのまいをしましょう。
一度つるぎのまいをすると相手のポケモンは最低でも確2に入るポケモンは大半なので、裏にメガリザードンXよりSが上のポケモンがいないとみるならげきりん、そうでないならフレドラを叩き込みましょう。(もちろん、相性を考慮することは前提です)
対戦で当たったら
メガリザードンXというよりはYまで考慮しなければなりません。双方とも水タイプではなんの対策にもなりませんし、後出しの受けは読み間違い=負けなので、先手先手で動きましょう。一番いい手は初手にガブリアスを出すことです。メガリザードンはステルスロックでHPが半分削られるので、なるべく撒かれることのない初手に出したがります。
そこでリザードンのSを上回り、確1にできる技があるガブリアスを初手から出せば、相手のリザードンを引かせやすく、立ち回りが楽になるのです。一方、相手のガブリアス対策が万全でどうしても初手で出せない場合を考慮して、性格ようきのこだわりスカーフ持ちにしておき対策をさらに厚くする選択肢もあります。
こだわりスカーフを持ったガブリアスは、一回ニトチャをしたリザードンを追い抜けるので、タスキより安定度が高いです。ただし、スカーフガブの火力は低いうえに、げきりん、じしん共に無効化されるので他のポケモンの起点にされやすいという難点があるので、パーティと相談して臨機応変にカスタマイズしましょう。