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【ORAS】ヒートロトム(オボンの実)についての育成論

      2016/02/28

ポケモンDPで登場した「ロトム」というポケモンのフォルムチェンジ形態である「ヒートロトム」の中でも使い勝手の良い、オボンの実を持たせた型について考察させていただきます。XY・ORASのシングルバトルにおける育成論となります。


概要

まず、ヒートロトムのタイプ・種族値・耐性・特性といった基本的な情報について見ていきます。
種族値に関しては、HP→H、攻撃→A、防御→B、特攻→C、特防→D、素早さ→Sという略称を使用させていただきます。

タイプ:でんき/ほのお
種族値:H50 A65 B107 C105 D107 S86
弱点(4倍):じめん
弱点(2倍):みず いわ
半減(1/2):でんき ほのお くさ こおり ひこう フェアリー むし
半減(1/4):はがね
無効:なし
特性:ふゆう

種族値について見ると、HPが低いもののBとDが高めであるため、総合的な耐久は悪くありません。Cも高め、Sも低くはないという特殊アタッカーとしてバランスが良い種族値となっており、目立った欠点は存在しないと言えるでしょう。

ヒートロトムにおいて特徴的な点は「ほのお・でんき」という複合タイプです。この複合タイプを持つポケモンはORAS現在、ヒートロトムのみであり、防御面・攻撃面共に優れた組み合わせであることから、他のポケモンにはない役割を果たすことができます。

まず、防御面に関してですが、本来であれば4倍弱点のはずの地面タイプが特性「ふゆう」により、相手の特性が「かたやぶり」でない限り無効なので、弱点は実質2つのみです。この地面タイプへの耐性を含めると、半減・無効で受けることのできるタイプが9つもあり、防御面で非常に優秀なポケモンであることが分かります。

具体的に見ると、シングルバトルにおいて使用率の高いファイアロー、ボルトロス、メガボーマンダ、マンムー、メガクチート、ギルガルド、ジャローダ、ナットレイ、ハッサムなどに対して有利であり、これらのポケモンへの対策枠として使用することができます。

一方で、メガガルーラ、ガブリアス、ゲッコウガ、バシャーモなど、素早さで負けていて等倍以上で高火力技を打ってくる相手と対面すると不利なので、そこは裏のポケモンに任せましょう。ヒートロトムを使う際は、どのポケモンに強くてどのポケモンに弱いかということを見極めることが重要であり、それができれば立ち回りがしやすくなります。

次に攻撃面についてですが、炎技と電気技の組み合わせは非常に受けづらく、安定して受けられるポケモンは限られているので攻撃範囲が広いポケモンであると言えます。メジャーなポケモンの中で炎技・電気技の両方を半減以下にされてしまうのは、同族のヒートロトム、ガブリアス、サザンドラ、ラグラージ、ドサイドンなどですが、数は多くありません。

対応範囲が広く、見せ合いの段階で相手のヒートロトム対策ポケモンを読みやすいという点も、このポケモンの強みです。それでは、このポケモンを実戦で使う上での、持ち物・性格・技構成・努力値配分について紹介します。

持ち物
オボンの実
効果:HPが半分以下になったとき、最大HPの1/4を回復する。

安定した回復技がなく、相手の攻撃を複数回で受けることが多い、炎・電気の攻撃範囲を使い分けて使用したいという特徴を持ったヒートロトムにとって非常に相性の良い持ち物です。通常であれば2回耐えることのできない攻撃を耐えることができたりもするので、役割を果たしやすくなります。

性格
ひかえめ

物理攻撃技を使用せず、役割重視の特殊アタッカーとして使いたいので、Cに補正のかかる「ひかえめ」とします。B補正の「ずぶとい」、D補正の「おだやか」も候補にはなりますが、受けてもらいたい相手が物理・特殊問わず存在しますし、広範囲の攻撃技によってかけることのできる負担が低下してしまうので、汎用性の高い「ひかえめ」を選択しました。

技構成


オーバーヒート
タイプ:炎 威力:130 命中率:90%
備考:技を使用したあとに特攻が2段階下がる。


タイプ一致のメインウェポン。
技を当てると自身の特攻が2段階下がるというデメリットはありますが、最も火力の高い技であり、打ち逃げに適しています。
この技があることで、メガクチート、ナットレイ、ギルガルド、ジャローダ、ハッサムなどを突破することができる他、等倍でもなかなかのダメージを期待することができます。

10まんボルト
タイプ:電気 威力:90 命中率:100%
備考:10%の確率で相手を麻痺させる。


こちらもタイプ一致の攻撃技。主にオーバーヒートが通りにくい水タイプ、メガボーマンダなどドラゴン/飛行の複合タイプ、ファイアローなどの炎タイプに対して打っていく技です。追加効果はおまけ程度ですが、命中率100%でデメリットもないので非常に安定した攻撃技です。

ボルトチェンジ
タイプ:電気 威力:70 命中率:100%
備考:技を使用したあとに控えのポケモンと交代する。


第二の電気技。10万ボルトとタイプが同じですが、技を当てたあと控えのポケモンに交代することができるので、上手く使うことで有利なサイクルを回しやすくなる技です。

たとえば、こちらのヒートロトムと相手のメガクチートが対面した場合、オーバーヒートによって突破することができますが、対戦の序盤では相手側としてもメガクチートを突破されたくないので、控えのポリゴン2やクレセリアなどの耐久ポケモンに引いてくることが多いです。

それを読むことができれば、ボルトチェンジを選択することで相手の攻撃技を受けることなく裏のポケモンを交代出しすることができるので、こちらのPT全体にかかる負担を大きく減らすことができます。一方で、居座って電気技を打ちたいという場合には、火力が上回る10万ボルトを選択する方が良いので、状況に応じて使い分けていきましょう。

おにび
タイプ:炎 効果:相手を「やけど」状態にする 命中率:85%

XYより命中率が上昇し、使い勝手が良くなった技。「やけど」状態になったポケモンは、毎ターンHPの1/8のダメージを受け、物理技の威力が半分となります。特に炎技・電気技のどちらも通りが悪いという理由で後出しをされやすいガブリアスに対して、当てることができれば非常においしい技です。

その他にも多くの物理アタッカーの機能を奪うことができますし、単純に定数ダメージを稼ぐこともできるなど、幅広い用途を持った補助技です。注意する点としては、ローブシンなど特性「こんじょう」のポケモンに打つと相手の攻撃力を上げてしまう、メガガルーラ、メガボーマンダなどが「からげんき」という技を覚えていた場合、その技の威力を逆に上げてしまう、炎タイプには効かないといった点があります。しかし、それらのリスクを踏まえても刺さる相手が多く非常に強力なので、この型のヒートロトムには是非採用したい技です。

努力値配分、配分意図
H252、C252、D4

ヒートロトムはHPの種族値が高くなく、物理・特殊共に相手をしてもらいたいので、HPに252振ることによって最大まで高めることが適しています。Cも252振り。HP252振りとオボンの実によって役割遂行に十分な耐久を得ることができるので、特殊攻撃技によって相手にかける負担を重視しました。

余りはDに4振り。これによりBよりDが高くなるので、特殊型の多いポリゴン2の特性「ダウンロード」によって相手のCが上昇してしまうのを避けることができます。Sに振るのも選択肢になりますが、4振りではどちらにしても抜けない相手が多く、相手のヒートロトムと対面した際など、ボルトチェンジを後攻で打つことによって味方の負担を減らせることも多いので、明確なメリットが得られるこの振り方としました。

最後に


ヒートロトムは、数あるロトムのフォルムチェンジの中でも特にサイクル戦に適したフォルムです。厳選も難しくなく初心者にもオススメのポケモンでありながら、使いこなすことができれば相手としては非常に厄介なポケモンです。様々なパーティに加えることができる汎用性の高いポケモンなので、是非育ててみてはいかかでしょうか。

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