【ORAS】ツボツボ（ねばねばネットサポート型）についての育成論

ツボツボと言えば全ポケモン含めてトップクラスの防御、特防の種族値を誇るポケモンです。しかし、HPの種族値が低いゆえに効果抜群の技を受ければ一気にHPを削られピンチに陥ってしまいます。

また、攻撃力が著しく低いこともあり、積みの起点にされてしまうのも辛いところです。これだけを見ればあまり活躍できないポケモンのように見えてしまいますが、特性と持ち物、技構成を少し考えるだけで活躍できるサポートポケモンに大変身することができるのです。

優秀なサポート技「ステルスロック」「ねばねばネット」「アンコール」を覚えます。しかも「いのちがけ」でいざという時にダメージを与えて退場できます。さらに「どくどく」で相手のHPをじわじわ削ることもできます。サポート技が多いためいろいろなバトルスタイルをとることができトリッキーなポケモンとなりつつあります。

ただしダブルバトルでは放置され、一方的に相方のポケモンがやられ続ける展開になることが多いので、シングルでの使用を推奨します！

【ツボツボ】

【努力値について】

ツボツボは防御、特防以外の種族値はないに等しいです。そのため防御、特防に努力値を振り、残りをHPで良いです。攻撃、特攻、素早さには振るだけ無駄なので振らないでください。

【性格について】

特攻を下げ、防御をあげる「わんぱく」を推奨します。すばやさを下げ、特防をあげる「なまいき」でも良いです。防御と特防、どちらが必要かは自分のパーティと相談してください。

【特性について】

ツボツボの特性は「くいしんぼう」「がんじょう」「あまのじゃく」の3つです。今回は「がんじょう」を採用します。ツボツボはHPこそ低いですが、防御、特防は高いため一撃で倒される心配はほとんどありません。

また一撃必殺技の命中率は30％とほぼ当たらないため「がんじょう」が発動する可能性は低く、今までは採用されていませんでした。しかし、積みの起点にされるという弱点を克服するために「レッドカード」と相性の良い「がんじょう」を採用します。

【持ち物について】

持ち物は「レッドカード」一択です。これは攻撃してきた相手を控えのポケモンと強制的に交代させる道具です。これで積みの起点にされても大丈夫になります。どれだけ積んでいようと交代させればステータス変化は元に戻るからです。

ただし「レッドカード」は攻撃を受けた時に倒れてしまうと発動しません。なので特性「がんじょう」と組み合わせて確実に相手を交代させましょう。

【技について】

相手の素早さを下げることが出来るため便利な技です。必須となります。

出てきたポケモンにダメージを与える技です。こちらも必須です。

積み封じに便利です。覚えさせて損はない技なので必須としておきます。

相手を逃がさず継続的にダメージを与えることが出来ます。必須とは言えないので選択とします。

攻撃力が低いので毒状態にしてダメージを稼ぎます。最後のあがきに使えますが、いつまでもフィールドにいると再び積まれてしまうので採用率は低いです。

速攻で退場できます。ツボツボを残しておきたい場合を除けばあって損はありませんが、遺伝が大変なので選択です。

【バトルスタイル】

本来ならダメージ参与を書くところなのですが、今回のツボツボの場合、ダメージは全く意味をなさないので、参与は記載しません。代わりにバトルスタイルを記載しておきます。

サポート型なので初手は「ステルスロック」か「ねばねばネット」を使うことになります。2ターン目は使わなかった方を使います。相手の手持ちに飛んでいるポケモンが多い場合「ステルスロック」を優先的に、すばやいポケモンが多い場合「ねばねばネット」を優先的に使います。どちらとも該当しない場合、ダメージ優先か、素早さを落とすのを優先するか自分のバトルスタイルに合わせてください。

相手が攻撃してきてもそのまま交代させることになるのでよっぽど相性が悪くない限り2回行動できます。そのため基本的に両方使うことが可能です。

相手が積んできた場合も無視して上記の2つを使いましょう。どれだけ積んでも、持ち物の「レッドカード」が残っている限りなんの問題もありません。特性「がんじょう」のため一撃で倒されることもないので「レッドカード」をほぼ100％発動させることが出来ます。

「ステルスロック」と「ねばねばネット」を使えば基本的にツボツボの仕事は終了となるので、「アンコール」で縛ったり、「まとわりつく」で逃がさなくする。「どくどく」で状態異常にする。「いのちがけ」で攻撃しつつ退場する。などしてタイミングを見て後続のポケモンと交代してください。あまりもたもたしているともう一度積まれてしまうので早急に退場しましょう。

ツボツボが役目を終えた時点で、相手はダメージを受ける＋すばやさが落ちるという2重苦状態なので、基本的にこちらはタスキ潰しが完了している上に、先に動けるというかなり有利な状況を作り出せます。

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